開票作業の様子を撮影して見れば――。なぜ、違う名前の記された投票用紙を一纏めにしているのか

集票機「ムサシ」による不正を隠すため、

あえてこんな映像を流出させたのでしょうか、

たとえば、

田母神陣営の支援者が次のように、

不正防止と言って、

「マークシート方式」などと提案しているところからも

不正を煽ろうとしているようにも読めます。



「マークシート方式」ということになれば、

筆跡鑑定が不能になる分、より不正をしやすくなるのです。


確かに、

二つ目の動画など、

まさに不正な開票作業の証拠映像と見えて不思議ではない不審な動きです。

だからでしょう、

このアップされた動画について、

「担当者は『あたかも不正があったかのような印象を多くの有権者に与え、不安をかき立てる悪意に満ちた動画だ』と批判。今後は、参観人席からの写真や動画の撮影禁止も含めた対策を検討する可能性もある」と言われています。

すなわち、

下手な開票風景のビデオ流出によって、

一般人の参観を

結果的に妨害したとも言えます。

「ムサシ」という機械は、

票を単に数えているだけではありません。

数を数えるだけだったら、

銀行のATMの機械がお札を数えるのと違いがありません。

「ムサシ」は、

そんなちゃちな道具ではないのです。

読み取りもやってしまうのです。

だからブロックボックスの中での開票作業だと言っているのです。

選管も、

上の動画について、

「問題の動画は機械にかける前段階で、ただ単に、機械が文字を読み取れるように投票用紙の裏表や上下をそろえて束ねているだけ」

という説明を行っているようです。

つまり、動画をアップした人は、

「開票機『ムサシ』が不正選挙の温床」

という指摘をしている意味をまったく了解してないのですな。

そもそも不正選挙をしている現場写真なら、

こうやって

手元を堂々と参観者に撮影させる道理がありません。

不審な点があるのだったら、

直接質問してもよかった、という場面です。

なぜ、しなかったのでしょう？

「ムサシ」のメーカは、

自社では文字を書き換える機器もあると

宣伝しています。

この機器が装備として

開票機に連結されていたらどんなことになるか分るでしょ？

プログラム次第で

いくらでも証拠を残さずにインチキ選挙ができる

という米国の技術者の証言を軽く見るべきではないと思います。

それを理解せず、

注意を用紙を揃える職員の手元に集中して

（不正では？）と怪しむのは、

どうも発想の仕方がアナログに過ぎ、

手技に依存しない不正という認識に欠けています。

「ムサシ」による読み取り前だから、

残念ながら、

インチキありと言えない

という選管の人の困惑した説明にきっと嘘はないでしょう。

よく考えて欲しいのは、

不正の規模です。

投票に行くのが嫌になるほど、

もっと大規模に厚かましく不正をやっているはずです。

それと後、

これらのビデオに関連して感じたのは、

参観を許した担当者は、

恐らく参観申請者が田母神支持の人間だということで、

参観の基準を緩めたのではないか

ということです

（実際、この参観者によるビデオ撮影のため、

田母神候補を落選させる不正選挙の証拠をつかんだかのような

ミスリード騒ぎが起きました。

選管が彼らの参観を特別に許したのは、

そのようなミスリードさせることが元々の狙いとして

あったのかもしれません）。

ただ、どういう誤解があったにしろ、

冒頭の動画を撮影した人間の参観した価値はありました。

すなわち、お蔭で、

この映像によって結果があらかじめ分かっていたかのように

棚の幅が割振られていたことが

了解できました。

そのような予想が

なぜ、可能だったのかが問題ですね。

田母神惨敗の予想はつき難かったにもかかわらず――。



典拠：さゆふらっとまうんどのＨＰ　ブログ記事「田母神陣営が不正選挙について騒いで、すぐに火消しした理由」所収


典拠：同上

これは、

立派に不正選挙の間接的な状況証拠になります。

典拠として掲げた

さゆふらっとまうんどさんのブログに、

「ぴったり収まる＾＾　↓　開票所でスマホいじっていいんですね＾＾」

というコメントがしてありました。

☆　記事URL:http://sayuflatmound.com/?p=6648

ビデオ撮影者の解説では、

“臭います”

という触れ方をしてますね。

こういう疑問が出ることからも、

開票・集計（読み取りを含む）を手作業に替え、

その上で、

テレビカメラによる撮影を許し、

開票所の外にいる人間がチェックできるようにすべきだと、

改めて感じました。

また、参観は

よほどのことがない限り、自由ということにしないと、

選挙への国民の信頼は、

到底、取り戻せないでしょう。

田母神さんの支援者だったら特別に参観を許すなどという風な

人によって態度を変える形では、

余計に信頼を失くします。

現状では、

冒頭の動画で明らかなように、

原則として、

参観場所での臨席者は、

共同通信の記者など、

記者クラブに所属する人間に限定されているようです。




＜追記＞

さゆふらっとまうんど @sayuflatmound さんのツイート、

――田母神陣営が不正選挙について騒いで、すぐに火消しした理由:　さゆふらっとまうんどブログ http://tinyurl.com/p4fkmsk〔12:13 - 2014年12月22日 〕――

を読んで、

リンク先のブログを訪問して、

冒頭の一つ目の動画や選管の見解等を知りました。

それに応じ、

上掲、本文に加筆しました。

さゆふらっとまうんどさんのブログで、

選管が

「ムサシ」の機能に触れ、

ただの票を数える機械ではないとした説明は、

予備知識として今後に生かせます。

僕自身、

「ムサシ」が集計をやるとして、

開票所に集結している人たちが何をしているのか、

疑問でした。

「ムサシ」に投入する投票用紙から

白票・無効票を取り除き、読み取り可能なように、

裏表や向きを揃えていたのですね。

こうやって、

開票の過程が明らかになることは、

とても重要です。

不正選挙のやり方につき、

共有認識の地盤ができるからです。

その意味では、

田母神候補支持者の不正選挙騒ぎも

一種の怪我の功名ですが、

大きな成果があったというべきですな。

なお、

開票風景のビデオ流出が

インチキ選挙の隠ぺいのためという可能性があることにつき、

思うことが一つあります。

それは、

次世代の党と

兄弟組織とも見える維新の党の

共同代表の橋下徹氏が

衆院選の応援演説最後の日、

敗北宣言をしたときの

発言についてです。

橋下氏は、

明日は、

開票の始まる午後８時になると同時に

自民の当選確実の報があると言ってました。

潔いようで

世論調査による

インチキ選挙とつながりがあるかもしれない

怪しげな予想についての理解を

ミスリードしようとしていたと言えなくもないです。

１２月２５日　記