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佐藤幸治氏 / 「(押し付け云々と)日本はいつまでぐだぐだ言うのか」

2015年06月07日 00時25分54秒 | 憲法解釈論
〔資料〕

「安保法制:憲法学者が不信感 シンポに1400人」

   毎日新聞(2015年06月06日 22時34分 )

☆ 記事URL:http://sp.mainichi.jp/select/news/20150607k0000m040079000c.html

 安全保障関連法案の衆院審議が続く中、京都大名誉教授で憲法学者の佐藤幸治氏が6日、東京都内で講演し、「憲法の個別的事柄に修正すべきことがあるのは否定しないが、根幹を変えてしまう発想は英米独にはない。日本はいつまでぐだぐだ言うのか、腹立たしくなる」と述べ、憲法を巡る現状へのいらだちをあらわにした。法案を巡っては4日の衆院憲法審査会で、自民党推薦の参考人・長谷部恭男氏を含む憲法学者3人全員が憲法9条違反だと批判。自民は最初に佐藤氏に参考人を要請したが断られ、長谷部氏を選んだ。

 佐藤氏は「(憲法という)土台がどう変わるか分からないところで、政治と司法が立派な建物を築くことはできない」とも語り、憲法の解釈変更で安保法制の整備を進める安倍政権への不信感をにじませた。

 講演は「立憲主義の危機」と題するシンポジウムで行われた。続く討論では、憲法学者の樋口陽一・東京大名誉教授が「(安保関連法案の国会への)出され方そのものが(憲法を軽んじる)非立憲の典型だ」と政府の手法を批判した。

 会場の東京・本郷の東京大学構内では開始前に700人収容の会場から人があふれ、急きょ300人収容の別会場が用意された。しかしそこも満員で立ち見が出る盛況ぶりで、約1400人が詰めかけた。別会場へ誘導された埼玉県入間市の日本語教師の男性(66)は、「安保法制の進め方は民主主義とは違うと感じていた。それが確かめられ、すっきりした」と話した。

 主催した「立憲デモクラシーの会」は昨年4月に設立され、樋口氏のほか政治学者の杉田敦氏やノーベル賞を受けた理論物理学者の益川敏英氏ら日本の代表的知識人約60人が呼びかけ人となっている。【林田七恵、太田誠一】



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