のんきに介護

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クローズアップ現代「知られざる “都市濃縮” 」(2011年12月12日放映)

2013年01月06日 23時17分23秒 | Weblog

福島の事故後、

関東圏では

ゴミ焼却による放射能の濃縮問題が

顕在化し

生ごみの収集にも

懸念が及んでいるようです。

それを

取り上げた番組です。

HPでは

一部ですが

番組を見れるようです。

下の<資料>の、

色の変わっている

「公式サイト」の文字列をクリックすると、

当該HPに飛べます。

ごみ焼却処分場が

「小さな原発」のごとくです。

考えたら、皮肉な結果です。

もともと都市に人間を守るため、

「地方」という檻の中で

原発を運転することにしました。

その結果、

被ばくという不都合から

都市の人間は

守られるというのが

想定されていたシナリオでした。

しかし、その想定された

シナリオに外れて事態が進行しました。

放射性物質が

都市にやってきたのです。

その処理にあたって

守らなければならない鉄則は、

次の二点です。

(1)基本的に核ゴミは燃やしてはいけない、

(2)移動させてはいけない、

ということです。

私たちは、

放射性物質管理の

この鉄則、守れているのでしょうか。

 

<資料>

「知られざる “都市濃縮” 」(2011年12月12日放映)

☆ NHK・クローズアップ現代 公式サイト

 東日本大震災から9か月。いま首都圏各地で、高い放射線量が計測される「新たなホットスポット」が次々に見つかっている。茨城県では、避難の目安、毎時3.8マイクロシーベルトに匹敵する場所が見つかり、住民の間に不安が広がっている。

 原因は都市そのものにあった。道をアスファルトで覆い、人工河川で排水性を高めたことで、都市特有の、放射性物質の「濃縮」が起きたと考えられている。

 首都圏の家庭から毎日出されるゴミに含まれる放射性物質も「都市濃縮」されている。千葉県柏市では、ごみを100分の1に減らせる最新の焼却施設で、焼却灰から高濃度の放射性物質が検出された。こうした焼却灰の一部は、すでに全国各地の埋め立て処分場に運ばれていた。

 事態の深刻さに気付いた秋田県の自治体では、これまで運ばれてきた200トンを超える焼却灰の返却を指示した。国は、焼却灰をコンクリートで固めて埋め立てるよう方針を示したが、首都圏でこうした施設や技術を持つ自治体はない。行き場のない焼却灰がたまり続けると、ゴミ処理そのものが止まる恐れも出ている。

 効率を追い求めてきた都市。その結果、新たな放射能の脅威と向き合うことになっている。番組では、「都市特有の放射能濃縮」をリポート。解決策を探っていく。

解説者:森口祐一(東京大学大学院 教授)


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