ネトウヨの定義と心理

茂木健一郎‏@kenichiromogi さんのツイート。

――ざっと言うと、弱い自分を国家に結びつけることで強くなった「錯覚」を持つひとたちのことかな。〔9:46 - 2015年9月19日 〕――

ここに言う、

「国家」は、

「政府」と読み替えるべきだろうな。

それにしても、

「弱い自分を国家に結びつける」とき、

どういう心理状況になるか――。

一言で言うと、

「万能感」だと思う。

要するに、

ダンプカーに乗ったとき、

軽乗用車を

運転しているときより気が大きくなる現象に近い。

ある人の

「国歌を聴いて国旗をみて感情がこみ上げませんか？」

という問いに対し、

岩上安身‏@iwakamiyasumi さんが

――たかだか旗や歌に、感情がそんなに揺さぶられ、他方、他の人間に対して、日本人ですか？などと失礼なことを言える無神経。たかだか旗や歌の価値が、他人や自分の尊厳の尊重を上回る。それはもう心の病いだよ。〔12:38 - 2015年9月19日 〕――

と答えている。

適切な返答と思う。

新右翼の人が

右翼的な立場から、

ヘイトスピーチをする人の多くが日章旗を掲げることについて

「日の丸が泣いている」

と嘆かれていた。

国歌を聴いて国旗をみて感情がこみ上げるとしても、

万能感に浸り、

ヘイトスピーチをする上で日の丸が一役買うという心理は、

実際、愛国心と無縁だろうな。

日本に対して本物の愛情がもしあるなら、

恥ずかしくって、

ヘイトスピーチをするような真似は

できないだろうな。

また、ヘイトスピーチは、

外交的努力を減殺する結果をもたらす。

そこに気づければ、

たとえ、国旗や国歌斉唱で

高揚感を

感じる人でもネトウヨにはならないですむんだろうが

空回りする虚栄心のため

自分を制御できなくなっているのだろう。