renbou-T @renbouTさんのツイートだ。
――なんと、あす26日に衆院本会議で審議要りする戦争法案の各党質問、首相ら政府の答弁を、NHKは中継しないという。憲法9条を幾重にも蹂躙する戦後最悪の法案の最初の審議だというのに、だ。野党はテレビ入りを要求したというが―。自民・谷垣幹事長らは「国民に丁寧な説明」といったのに、だ。〔21:42 - 2015年5月25日 〕――
世に倦む日日 (@yoniumuhibi) のような
共産党万能論者がいる。
同君は、
こんなことを言っている。
――安保法制特別委の委員に志位和夫が自ら入った。これは非常に楽しみだ。今の国会議員の中で、最も有能で、分かりやすい質疑が期待できるのは志位和夫。委員会の論議をリードして、法案の矛盾を国民に明らかにして欲しい。マスコミは志位和夫の報道時間を増やすように。防衛官僚は戦々恐々だろう。〔9:17 - 2015年5月22日 〕――と。
共産党の委員長に対する大変な惚れ込みようだ。
こういう人たちの受けを狙って、
志位委員長の
代表質問はネットで中継されるんだから、
大衆は満足だろうということか。
とんでもない誤解だ。
ただ、とりあえず、ネットであった中継を無視するわけには行かないので
取り上げておく。
志位質問の要点は、次の通り。
第一は、
海外派兵の恒久法の新設、周辺事態法の改定について、
5点にわたって質問された。
①自衛隊自身が攻撃される可能性を認めるか
②自衛隊が武器を使用する可能性を認めるか
③これは、憲法が禁止した武力の行使そのものではないか
④イラク派兵は非戦闘地域派遣だが、攻撃され、戦闘に至る一歩手前だったのを認めるか
⑤兵站は戦争行為の不可欠な一部であり、軍事攻撃の目標とされるということを認めるか
第二に、
PKO法改定に関連して、
自衛隊は、治安維持活動に参加させることになるのではないか。
第三は、米国の判断との関係について
①米国の先制攻撃をおこなった場合であっても、武力行使の新3要件を満たせば、集団的自衛権を発動するのか。
②米国の支援要請にどうして自主的な判断が可能か
◇これに対する安倍某の回答は、
第一の論点、①~⑤について。
後方支援は、戦闘場所では行われず、万が一、自衛隊の活動区域が戦闘場所となる場合は、活動の休止、中断を行う。自衛隊の活動が戦闘行為になることはない。従って、自衛隊の活動が結果として武力の行使となるという指摘はあたらない、とのこと。
第二の論点、安全確保業務(治安維持活動)について。
停戦合意、参加5原則が満たされており、紛争当事者の受け入れ同意が期間を通じて安定的に安定的に維持されることが前提となる。防護を必要とする住民の生命、身体、財産に対する危害の監視等を行うものであって、それを超えて戦闘を行うものではない。
第三の論点、米国の判断との関係について。
①憲法上、武力の行使が許されるのは、新三要件が満たされる場合に限られ、国連憲章上、武力行使の発生がある国の自衛権発動の前提となることから、ある国家が何ら武力攻撃を受けていないにも関わらず、違法な武力の行使を行うことなどはない。
②新三要件の判断は、国会承認を求め、我が国が主体的に行うものであるから、米国に言われるままに武力行使することにならない。
<追記>
翌日の朝日新聞の記事に
―― 共産の志位和夫委員長が質問した際には、壇上の安倍首相が答弁の合間に、ゆっくりとコップに水をついで飲み干す場面も。このパフォーマンスに自民席に笑い声と拍手が広がった。答弁でも、自衛隊が戦闘に巻き込まれる懸念などを問いただす志位氏に対し、「ご指摘はあたりません」と計4回繰り返した。――と、
26日の衆院本会議で審議入りした様子が
報告されていた。
☆ 記事URL:http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%ae%89%e4%bf%9d%e5%9b%bd%e4%bc%9a%e3%80%81%e6%80%92%e5%8f%b7%e3%83%bb%e3%83%a4%e3%82%b8%e3%81%a7%e9%96%8b%e5%b9%95-%e5%af%a9%e8%ad%b0%e5%be%8c%e5%8d%8a%e3%81%ab%e3%81%af%e9%80%80%e5%b8%ad%e7%9b%b8%e6%ac%a1%e3%81%90/ar-BBkgPy4?ocid=HPCDHP#page=2
この記事を読みながら、
はて?
「『ご指摘はあたりません』と計4回繰り返した」
など、
回数はそれほど大した意味のある情報なのか、
考えざるを得なかった。
こういう報道は、
日本に特有のものではないか――。
ただ、気になるので、
志位氏のどの質問に対して、
『ご指摘はあたりません』と答えたのか、
一応のチェックはしておく。
まずは、第一の論点について。
「支援活動が武力の行使になる」との指摘はあたらない、と。
この後、徐に水を二口飲んで笑いを呼んでたな。
次に、イラク派遣に関連して。
活動の「休止」「中断」等により、
「危険が決定的に高まる」という指摘はあたりません、と。
三つ目は、
後方支援について。
他国が武力行使をしているときになされないので、
「武力の一体行使」というのはあたりません、と。
四つ目は、
「違法な武力の行使を行う国を我が国が支援する」ことはありません。
したがって、ご指摘の点はあたりません、と。
――なんと、あす26日に衆院本会議で審議要りする戦争法案の各党質問、首相ら政府の答弁を、NHKは中継しないという。憲法9条を幾重にも蹂躙する戦後最悪の法案の最初の審議だというのに、だ。野党はテレビ入りを要求したというが―。自民・谷垣幹事長らは「国民に丁寧な説明」といったのに、だ。〔21:42 - 2015年5月25日 〕――
世に倦む日日 (@yoniumuhibi) のような
共産党万能論者がいる。
同君は、
こんなことを言っている。
――安保法制特別委の委員に志位和夫が自ら入った。これは非常に楽しみだ。今の国会議員の中で、最も有能で、分かりやすい質疑が期待できるのは志位和夫。委員会の論議をリードして、法案の矛盾を国民に明らかにして欲しい。マスコミは志位和夫の報道時間を増やすように。防衛官僚は戦々恐々だろう。〔9:17 - 2015年5月22日 〕――と。
共産党の委員長に対する大変な惚れ込みようだ。
こういう人たちの受けを狙って、
志位委員長の
代表質問はネットで中継されるんだから、
大衆は満足だろうということか。
とんでもない誤解だ。
ただ、とりあえず、ネットであった中継を無視するわけには行かないので
取り上げておく。
志位質問の要点は、次の通り。
第一は、
海外派兵の恒久法の新設、周辺事態法の改定について、
5点にわたって質問された。
①自衛隊自身が攻撃される可能性を認めるか
②自衛隊が武器を使用する可能性を認めるか
③これは、憲法が禁止した武力の行使そのものではないか
④イラク派兵は非戦闘地域派遣だが、攻撃され、戦闘に至る一歩手前だったのを認めるか
⑤兵站は戦争行為の不可欠な一部であり、軍事攻撃の目標とされるということを認めるか
第二に、
PKO法改定に関連して、
自衛隊は、治安維持活動に参加させることになるのではないか。
第三は、米国の判断との関係について
①米国の先制攻撃をおこなった場合であっても、武力行使の新3要件を満たせば、集団的自衛権を発動するのか。
②米国の支援要請にどうして自主的な判断が可能か
◇これに対する安倍某の回答は、
第一の論点、①~⑤について。
後方支援は、戦闘場所では行われず、万が一、自衛隊の活動区域が戦闘場所となる場合は、活動の休止、中断を行う。自衛隊の活動が戦闘行為になることはない。従って、自衛隊の活動が結果として武力の行使となるという指摘はあたらない、とのこと。
第二の論点、安全確保業務(治安維持活動)について。
停戦合意、参加5原則が満たされており、紛争当事者の受け入れ同意が期間を通じて安定的に安定的に維持されることが前提となる。防護を必要とする住民の生命、身体、財産に対する危害の監視等を行うものであって、それを超えて戦闘を行うものではない。
第三の論点、米国の判断との関係について。
①憲法上、武力の行使が許されるのは、新三要件が満たされる場合に限られ、国連憲章上、武力行使の発生がある国の自衛権発動の前提となることから、ある国家が何ら武力攻撃を受けていないにも関わらず、違法な武力の行使を行うことなどはない。
②新三要件の判断は、国会承認を求め、我が国が主体的に行うものであるから、米国に言われるままに武力行使することにならない。
<追記>
翌日の朝日新聞の記事に
―― 共産の志位和夫委員長が質問した際には、壇上の安倍首相が答弁の合間に、ゆっくりとコップに水をついで飲み干す場面も。このパフォーマンスに自民席に笑い声と拍手が広がった。答弁でも、自衛隊が戦闘に巻き込まれる懸念などを問いただす志位氏に対し、「ご指摘はあたりません」と計4回繰り返した。――と、
26日の衆院本会議で審議入りした様子が
報告されていた。
☆ 記事URL:http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%ae%89%e4%bf%9d%e5%9b%bd%e4%bc%9a%e3%80%81%e6%80%92%e5%8f%b7%e3%83%bb%e3%83%a4%e3%82%b8%e3%81%a7%e9%96%8b%e5%b9%95-%e5%af%a9%e8%ad%b0%e5%be%8c%e5%8d%8a%e3%81%ab%e3%81%af%e9%80%80%e5%b8%ad%e7%9b%b8%e6%ac%a1%e3%81%90/ar-BBkgPy4?ocid=HPCDHP#page=2
この記事を読みながら、
はて?
「『ご指摘はあたりません』と計4回繰り返した」
など、
回数はそれほど大した意味のある情報なのか、
考えざるを得なかった。
こういう報道は、
日本に特有のものではないか――。
ただ、気になるので、
志位氏のどの質問に対して、
『ご指摘はあたりません』と答えたのか、
一応のチェックはしておく。
まずは、第一の論点について。
「支援活動が武力の行使になる」との指摘はあたらない、と。
この後、徐に水を二口飲んで笑いを呼んでたな。
次に、イラク派遣に関連して。
活動の「休止」「中断」等により、
「危険が決定的に高まる」という指摘はあたりません、と。
三つ目は、
後方支援について。
他国が武力行使をしているときになされないので、
「武力の一体行使」というのはあたりません、と。
四つ目は、
「違法な武力の行使を行う国を我が国が支援する」ことはありません。
したがって、ご指摘の点はあたりません、と。
2015年5月28日 記
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