のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

「誰から見ても正しい」という論理の罠

2009年11月22日 11時42分14秒 | Weblog


上のポスターを見て、げっそりしました。

2006年設立の「早寝早起き朝ごはん全国協議会」によって、

カードの提出という形で

家庭の中に国家がずかずか入り込みだしているようです。

新教育基本法第10条の実践ですかね。

詳しくは、文部科学省生涯学習 政策局.

﹁早寝早起き朝ごはん﹂国民運動プロジェクトチーム.

作成の「食育の時代と社会の役割」というPDFをご覧ください。

思うに、「誰から見ても正しい」ことだからと言って、

押し付けるべきでない事柄ってあると思います。

子どもに評価させるなど論外です。

しかし、こういう親と子の信頼関係という

家庭での教育の原点――忘れられがちな――が

お節介な論理によって

無視されようとしているってことなんでしょうね。

残念です。


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2 コメント

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カードの提出 (obichan)
2009-11-26 12:39:47
は必要ないってことですよね。
地域や人とのかかわりは子供にとって結構楽しいし
ためになるからこういう運動も悪くは無いと思います。

ただカードの提出、となると
無理強いしている、
信頼してないことを示すようなもの、
あるいは家庭の都合上できない家庭はかえって迷惑かも…
確かに家庭での教育の原点が脅かされる可能性が十分考えられますね。
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☆obichanさんへ (忠太)
2009-11-26 17:33:21
そうなんです。
カードの記入事項というのも、おかずが1品なら、赤色。2品なら黄色。3品なら青色。何も食べていなかったらバッテンとか…
一目で分かる形なのです。
しかもイラストが描いてあって、一品しか食べていない子の表情の暗いこと、暗いこと!
子供同士のいじめにもつながるのではないかと思います。いじめられた子供は、親を怨むんじゃないでしょうか。そんなことまで心配させます。
何より残酷と思うのは、親自身、具体的には母親ですかね、誰より朝食をたっぷりと子どもに摂らせてあげたいと願っているだろう点です。
しかし、諸般の事情があってできない、たとえば、自身の親の介護で手が回らないとか、共働きで、お母さん自身疲れ切っている場合ですね。。。
そっとしておいてあげたい、というのが普通の心情と思います。しかし、子供が親の苦労を見かねて、バッテン、あるいは1品に印をつけるべきところ、朝食を3品摂っていることにしたら、嘘をついたことになるでしょう?
その点が気になるわけです。
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