のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

廃炉が進まない日本の現実、そのネックにあるもの

2013年05月02日 17時56分13秒 | Weblog
エコノミスト(英国)が

2012年11月10日付で

「 その場しのぎを繰り返す政府、将来を見通せない日本」

と題して、

六ヶ所村を“動かせぬ事実”として

日本で

廃炉が進まない現実を

報告する記事が

ブログ「星の金貨プロジェクト」に翻訳されていました。

☆ 記事URL:http://kobajun.chips.jp/?p=6129

読んで思ったのは、

再処理工場の

収束宣言をする決断に

すべてが

かかっているということですね。

「再処理」

という危ない目標を

日本に維持させようとしているのは、

兵器産業に生きている

グローバル企業だな

と思いました。

この企業が

後ろから六ヶ所村の住民を煽り、

「補助金が無ければ

この村はやっていけない」と語気を強めさせます。

金で済む問題なら、

補助金を上げ続けたらよいように思いました。

一方で、

再処理施設が稼働しようが、

既に日本国内には

処理不能の高レベル放射性核廃棄物が30,000トン以上あります

http://kobajun.chips.jp/?p=5062 参照)。

他の国に埋め捨てできないです。

したがって、

この問題に正面から取り組むべきです。

日本の核技術を

この方面(廃炉と廃棄物最終処分)で

特化させ、日米で開発分野の分担を行うことは可能でしょう

(星の金貨プロジェクトの管理人

小林氏の上記エコノミスト記事の検討参照/リンク)。

福島の事故後、国民が見たのは、

政府の、

本当にたちの悪い「嘘」です。

六ヶ所村の再処理施設の企画を破棄させまいと

阻止しようとしている本丸は、東電です。

エコノミストが

暴露した事実につき、述べます。

すなわち、「日本政府にとって非常に頭の痛い問題は、この施設が日本原燃株式会社(にほんげんねん : 核燃料サイクルの商業利用を目的に設立された日本の国策会社)により建設され、その最大手の株主が福島第一原発を運営する東京電力であることです。
もし六ヶ所村の再処理施設が暗礁に乗り上げてしまえば、日本政府が1兆円もの公的資金をつぎこんでいる東京電力が行き詰ってしまいます
」とのことです。

東京電力が

福島第一原発の事故により

経営危機に陥ってます。

そりゃそうでしょう。

しかし、だからと言って、

同社の致命的打撃、破たんの可能性を回避させるため

これ以上、

核廃棄物の量を

増やし続けることにどんな意味があるでしょう。

これに

福島第一原発の事故が

生み続けている高濃度汚染水、

除染後の土などの

低レベル放射性廃棄物まで加わりました。

また、もし、再処理施設の稼働を許せば、

高濃度の放射性廃棄物を毎日海に捨て続けることになります

(小出裕章氏著『原発のウソ』参照)。

この国の汚染は、

いったいどれ程のものになってしまうのか、

誰も予想がつかないほどです。

これから生まれてくる命のことを考えたら

我々、日本人が取りえる選択肢は、

一つです。

放射能汚染の危険を

増やさないようするということです。

そのためにこそ、

我が国の科学技術力を生かすべきです。



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