ネトウヨの毒舌な伯父さんbot @NTUY_uncle_bot さんのツイート。
――風刺画ってことになってるけど、全部、言葉で説明してて絵の方は添え物。これっぽちも風刺画じゃない。ま、こんなのがウケてるんだから、ネトウヨの知能レベルも知れようってもんだ。〔15:10 - 2016年5月31日 〕――
その通りですね。
「言質」を取られるのが
怖いので、
自分に対する批判者を豚として描いています。
やっていることは、
言葉狩りだと非難します。
また、それだけでは足りないと、
「パヨク」
という造語を使って
対抗する姿勢が見て取れます。
異様なのは、
人を傷つける発言を好んでしている癖に
批判を
とことん恐れている点です――。
ここで一言、言っておきますと、
「批判」と「憎悪表現(ヘイトスピーチ)」は、
異なります
(「リテラ / 「安倍首相に『バカ』はヘイトスピーチではない!――」」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/b935f301482152bb1abe861783af5c94)。
前者は、
変えようと思えば変えれる欠点を指摘し、正そうとするもの
――たとえば、黒を白と言いくるめるなと迫る――
ような行為であるのに対して、
後者は、
変更不能なことにつき、
レッテルを貼り付け非難します。
そして、
「お前たちは、反日的だ」
と罵るわけです。
ちなみに、
反日的と言われる
沖縄辺野古基地反対を叫ぶ者は、
「基地の外」だから「キチガイ」だろう
という、
この言い方、
二重、三重に差別的と思います。
まず、
反対運動は、「基地の外」でしかできません。
これは、
変更不能です。
次に、精神科医でない者から
誰も、
精神障害者と診断されなきゃならんいわれはないわけですが、
普通の病気と違って、
「精神障害」は、
治癒が想定しにくいのです
(だからこそ長い間、患者は、閉鎖病棟に閉じ込められていました)。
だからこそ、
彼らを引き合いに出すのは、
罪深いです。
こちらもやっぱり患者本人にとって変更不能な側面があります。
さて、こんな具合に、自分への批判を封じ
憎悪表現(ヘイトスピーチ)を好む
彼らネトウヨたちを放置しておいていいものでしょうか。
弊害は、
辺野古基地移設反対を訴える者を「きちがい」と罵る
ばっかりではありません。
ジャーナリスト、
安田さんの
「救けてください。これが最後です」
という訴えには
「人質は国のために自殺しろ」
という暴言となってさく裂します。
人間の命がかかっている
こんな場合まで、
「お前は、反日的だ」と
罵ります。
彼らお得意の
「生活保護は甘え」
「在日は出て行け」
という言説を聞いていれば分かります通り、
彼らの主張の核心にあるのは、
妄想の類です。
単なる言葉ではなく、
主張の背後にある自身の無知蒙昧さが問題なのです。
そこに気づけないままでは、
やがては
自滅の種となります。
冒頭紹介した
漫画を描いた漫画家を例にとれば、
いっとき、
「きちがい」等の
暴言を吐いた議員から感謝されても、
いずれは、
「ネトウヨ」
界隈とともに
存在を忘れ去られてしまいます。
批判に耳を貸さない人間の運命ですな。
ご愁傷さま。
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