のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

拉致につき、政治責任を問われるべきは、おたかさんなのか

2014年09月29日 16時22分48秒 | 安倍某とそのお友達
百田尚樹@hyakutanaoki 氏には、

自分の政治的欺瞞が

‟愛国心の欠如”にあることの

自覚はあるんだろうか。

人に詰られる前に

詰ってやろうという魂胆だろう、

口汚く

亡くなった土井たかこ氏を

――彼女は拉致などない!と断言したばかりか、拉致被害者の家族の情報を北朝鮮に流した疑惑もある。まさしく売国奴だった。〔2014/9/28 15:35 〕 ――

と罵っている。

根拠はと言うと、

――1988年、拉致された石岡亨さんが命懸けで書いた手紙が日本にいる有本恵子さんの両親の元に届いた。まさに奇跡だった。両親は藁もすがる気持ちで土井たか子に手紙のことを訴えた。土井は相手にせず、逆に手紙の存在を朝鮮総連に知らせた。2ヶ月後、石岡さん有本さんは死亡したと北朝鮮は発表した。〔11:40 - 2014年9月29日 〕――

死人に口無しだから言いたい放題だ。

当然、

「死者に鞭打つな」

と言う批判が寄せられる。

これにつき、

百田氏は、

こう答えている。

――土井たかこを批判したら、何人かの人から「死者の悪口を言うな」とのリプライをもらった。他人に人格を説く人たちに聞きたい。政治家は死ねば批判から免れるというのか。もう一つ言いたい。他人に品格を要求するくらいなら、あなたたちも私も批判するな。〔19:45 - 2014年9月28日 〕――

批判が

品格を傷つけるわけじゃない。

「死ぬのを待っていたかのような悪口」は、

とてもみっともないないから、

「品格が疑われるよ」

と言っているだけだ。

そもそも

そんなことをやっちゃうと、

匿名‏@obtbhbn38ec46w さんの次のような問い返しに対し、

答えに窮するんじゃないのかと思う。

――@hyakutanaoki 「『死者の悪口を言うな』というのがおかしい。」「政治家は死ねば批判から免れるというのか」という趣旨のようですが、では、私も死んだ政治家を批判していいですね。靖国神社に祭られているやつはほとんどがクズだよ。いいよね。〔20:28 - 2014年9月28日 〕――

拉致被害者の問題は、

当時の日本人にとって寝耳に水だった。

自民党の議員だって、

認めていなかった。

だとすると、

土井たか子氏にすべての罪をなすりつけるのは、

従軍慰安婦の問題と同じで、

長い間、

行方不明者の問題を

棚に上げていた者の巧妙な責任逃れを許すことになる。

今、最も問うべきは、

土井たか子氏の認識でなく、

安倍某が

現にしている

拉致を政権浮揚の手段に利用している

という事実だ。

その責任は、

安倍某という口だけ右翼を信用している家族会にもある。

しかし、だからって、

北朝鮮にいいように弄ばれていいはずがない。

そのことにより、

問題の解決がずれ込むだろう。

ここが天王山だ。

自民党も国家公安委員会も

拉致問題などないと言い張っていた時代に

土井氏が

北朝鮮に事実関係を照会したことをもって、

犯罪者のごとく

彼女の責任を問うような

混乱を

政治の場に持ち込むべきではない。


〔資料〕

「拉致問題で北朝鮮に騙された安倍内閣 家族会の批判が怖い」

   NEWS ポストセブン(9月29日(月)11時6分配信 )

☆ 記事URL:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140929-00000012-pseven-soci

 北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査の第1次調査報告(中間報告)が遅れている。当初「夏の終わりから秋の初めにかけて」といわれていたが、北朝鮮の時間稼ぎに利用され、安倍晋三首相の描いた「9月電撃訪朝」はうたかたの夢と消えた。

 北に騙されたいま、何より怖いのは、家族会から批判があがることだ。

 そこで9月19日に第1次調査報告の延期が発表された後、山谷えり子・拉致担当相と伊原純一・アジア大洋州局長による家族会への説明会が行なわれる前に、いかにも政治家らしい姑息な手が打たれた。

 秋の臨時国会で拉致被害者等支援法を改正して拉致被害者への給付金(2人世帯月額24万円)に加えて新たな支援策を打ち出す方針を決め、8月末の来年度予算概算要求で拉致被害者への生活関連経費を今年度の3500万円(5人分)から一挙に10倍の3億5400万円を計上したのだ。政府が認定している拉致被害者17人のうち、帰国したのは5人。たとえ17人全員分を予算計上したとしても、10倍は大盤振る舞いすぎる。

「拉致被害者の多くは年金受給年齢に近づいているが、拉致されていた期間は年金がない状況で、当然、その間は貯金もできなかった。そこでまだ帰国されていない拉致被害者を含めて全員が平均的な国民の水準の社会生活が営めるように手当を厚くすることを検討しており、予算要求額が増えた」(拉致問題対策本部)

 もちろん、いくら生活支援の予算を増やされても、まだ救出されていない拉致被害者たちには恩恵はない。それでも、「帰国に備えて支援を手厚くする」といわれれば、家族会は思ったこともいえなくなるのではないか。

 説明会の終了後、朗報が聞けるのではないかと期待していた家族会メンバーは失望を隠せない様子だったものの、安倍首相への批判は一切出なかった。拉致議連幹部は指摘する。

「安倍首相が家族会から信頼されているのをいいことに拉致を政権浮揚に利用しているから、北朝鮮や拉致官僚にいいように操られて、結果的に問題の解決を一層困難にしてしまっている」

※週刊ポスト2014年10月10日号

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