きのした しげる@shigeru928さんのツイートです。
――問題です。これは沖縄県庁前の写真ですが、ここにはどのくらいの人が抗議に集まっているでしょう? 沖縄タイムス「約千人」 朝日新聞「千人はいますね」 毎日新聞「千人くらい」 産経新聞「10人くらい。全く盛り上がっていませんね」。〔2013年12月27日 - 14:30 〕――
これに関して、
パイナップル(脱原発に一票)@hannibal9111さんが
――こんなアホ新聞を金を払って読んでる人が少数でもいることに驚く。産経はネトウヨの落書きだよ。 RT @kikko_no_blog 2000人以上の市民が沖縄県庁前に集まったのに、それを「反対派の市民は10人しか集まらなかった」と報じた産経新聞の相変わらずの芸風に脱毛(笑)〔2013年12月28日 - 10:14 〕――とツイート。
産経新聞は、
ネトウヨの落書き帳――
という
ご無理ごもっともな意見に、
ふと、疑問になったのは、
産経という新聞社についての存在意義です。
一体、どんな
メディアとしての存在意義が
産経新聞にあるのだろうか???
と、考えてしまいました。
同じようなこと、
岩上安見氏も考えておられたようです。
次のような
怒りのツイートをされていました。
――誤報などというレベルではない。犯罪的捏造。RT @bianconoce: 誤報レベル <産経の世論誘導> 【沖縄、県庁集結は約10人】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131227/plc13122711140009-n1.htm …
【辺野古反対派約千人が県庁になだれ込み】
http://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?id=59648&pid=91475 … 〔2013年12月28日 - 4:16 〕
さて、過小評価に対して、
誇大報道と言えば、
安倍某の靖国参拝についての
報道ですな。
号外まで
出して落書き新聞社、
産経は、
大騒ぎです、
総理大臣に認められたがっていた
朝日新聞も
さすがに呆れ果て
鼻白みながら
「独りよがりな不毛な参拝」と
にべもないです
(〔資料ー2〕参照)。
岩上氏は
その記事を引用しつつ、
ツイート。
――世界を敵に回して、たった4万人のネトウヨと心中。冗談ではない。巻き添えを食ってたまるか。RT : <靖国参拝:社説>【独りよがりの不毛な参拝】
#朝日:http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312260612.html?utm_content=buffer8880b&utm_source=buffer&utm_medium=twitter&utm_campaign=Buffer …
EU、露も懸念
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/k10014152121000.html … 〔2013年12月28日 - 4:34 〕――
このツイートに対して、
中村広二@clock_oneという人物(ネトウヨさんかな)が
次のように反応しました。
――@iwakamiyasumi @hsymsr
貴殿は、日本の国民のほとんどを、敵にしてる。誤解だ。〔2013年12月28日 - 9:28 〕――と。
ご丁寧に岩上氏が
こんなのに一々、返信されていました。
――敵という言葉を気安く使うな。天皇の言葉を削除するNHK、デマを平然と流す産経を報道人として許せないと言って何がおかしい。「愛国者」を偽装し、国益を損なう売国政治家を批判して何が問題か。RT @clock_one: 貴殿は、日本の国民のほとんどを、敵にしてる〔2013年12月28日 - 9:45 〕――。
それにしても中村広二君が
ノンポリを全て「ネトウヨ」人員に含めているのに
たまげました。
ノンポリって無党派層でしょ?
恐らく全員が
脱・原発に特定秘密法反対です。
それに対して、
日本人を犠牲にして
コバンザメみたいにお金持ちの
御機嫌とって、
国を売って生活しているのが
安倍某です。
日本人でありながら
誰が
ついて行くんです?
何が悲しくって安倍無能首相の
売国政策、
辺野古への基地移設ごり押しを支持せにゃならんのでしょう。
みんな
当然のごとくに、
安倍の靖国参拝には怒り心頭に達しています。
それが普通の神経というものなのに、
何を考えてるんや、
この中村広二って男は!
そこで、
はたと気づきました、
産経新聞の存在意義です。
ネトウヨが
どれほどの広がりを持っているのか、
同紙の
購読者数を調べれば分かるのです。
岩上氏は
「4万人」
という数値を掲げておられましたが、
産経の購読者って、
そんなものでしょうね。
納得です。
東京で言えば、
下の写真にある程度のデモなら可能な程度に
人がいます。
出典:野間易通@kdxnさんツイート〔2013年12月27日 - 15:45 〕
なお、天皇の言葉を削除する云々については、
岩上氏の次のツイートを参照のこと。
――犯罪的。RT @mukirakamau: 第九十九条 天皇又は摂政 及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。← 天皇は誕生日に憲法遵守を明らかにしたが、媒体はほとんど報じなかった。〔2013年12月28日 - 4:07 〕――
〔資料-1〕
「沖縄、盛り上がらない反対運動 県庁集結は約10人」
産経ニュース(2013.12.27 11:13 )
☆ 記事URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131227/plc13122711140009-n1.htm
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾=ぎのわん=市)の名護市辺野古への移設に反対するグループ約10人は27日午前、沖縄県庁の1階ロビーで反対演説を行った。ただ、通行人が足を止めることもなく、反対運動は盛り上がっていない。
県庁内の反対グループは、拡声器を使って「知事は辞めろ」「県民を裏切りる行為だ」などと仲井真弘多氏を批判。政府による辺野古埋め立て申請の承認撤回を呼びかけ、メディアの注目は集めた。
また、反対派は県庁前の広場にテントを設営し辺野古移設への反対を訴え、徐々に数を増やし始めた。
〔資料ー2〕
「首相と靖国神社―独りよがりの不毛な参拝」
朝日新聞(2013年12月27日02時14分)
☆ 記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312260612.html?utm_content=buffer8880b&utm_source=buffer&utm_medium=twitter&utm_campaign=Buffer
内向きな、あまりに内向きな振る舞いの無責任さに、驚くほかはない。
安倍首相がきのう、靖国神社に参拝した。首相として参拝したのは初めてだ。
安倍氏はかねて、2006年からの第1次内閣時代に参拝しなかったことを「痛恨の極み」と語ってきた。一方で、政治、外交問題になるのを避けるため、参拝は控えてきた。
そうした配慮を押しのけて参拝に踏み切ったのは、「英霊」とは何の関係もない、自身の首相就任1年の日だった。
首相がどんな理由を挙げようとも、この参拝を正当化することはできない。
中国や韓国が反発するという理由からだけではない。首相の行為は、日本人の戦争への向き合い方から、安全保障、経済まで広い範囲に深刻な影響を与えるからだ。
■戦後日本への背信
首相は参拝後、「母を残し、愛する妻や子を残し、戦場で散った英霊のご冥福をお祈りし、手を合わせる。それ以外のものでは全くない」と語った。
あの戦争に巻き込まれ、理不尽な死を余儀なくされた人たちを悼む気持ちに異論はない。
だが、靖国神社に現職の首相や閣僚が参拝すれば、純粋な追悼を超える別の意味が加わる。
政治と宗教を切り離す。それが、憲法が定める原則である。その背景には、軍国主義と国家神道が結びついた、苦い経験がある。
戦前の靖国神社は、亡くなった軍人らを「神」としてまつる国家神道の中心だった。戦後になっても、戦争を指導し、若者を戦場に追いやったA級戦犯をひそかに合祀(ごうし)した。
境内にある「遊就館」の展示内容とあわせて考えれば、その存在は一宗教法人というにとどまらない。あの歴史を正当化する政治性を帯びた神社であることは明らかだ。
そこに首相が参拝すれば、その歴史観を肯定していると受け止められても仕方ない。
それでも参拝するというのなら、戦死者を悼みつつ、永遠の不戦を誓った戦後の日本人の歩みに背を向ける意思表示にほかならない。
■外交にいらぬ火種
首相の参拝に、侵略の被害を受けた中国や韓国は激しく反発している。参拝は、東アジアの安全保障や経済を考えても、外交的な下策である。
安倍首相はこの春、「侵略の定義は定まっていない」との自らの発言が内外から批判され、歴史認識をめぐる言動をそれなりに自制してきた。
一方、中国は尖閣諸島周辺での挑発的な行動をやめる気配はなく、11月には東シナ海の空域に防空識別圏を一方的に設定した。米国や周辺諸国に、無用な緊張をもたらす行為だとの懸念を生んでいる。
また、韓国では朴槿恵(パククネ)大統領が、外遊のたびにオバマ米大統領らに日本の非を鳴らす発言を繰り返してきた。安倍首相らの歴史認識への反発が発端だったとはいえ、最近は韓国内からも大統領のかたくなさに批判が上がっていた。
きのうの首相の靖国参拝が、こうした東アジアを取り巻く外交上の空気を一変させるのは間違いない。
この地域の不安定要因は、結局は歴史問題を克服できない日本なのだという見方が、一気に広がりかねない。米政府が出した「失望している」との異例の声明が、それを物語る。
外交官や民間人が関係改善や和解にどんなに力を尽くそうとも、指導者のひとつの言葉や行いが、すべての努力を無にしてしまう。
問題を解決すべき政治家が、新たな火種をつくる。
「痛恨の極み」。こんな個人的な思いや、中国や韓国に毅然(きぜん)とした態度を示せという自民党内の圧力から発しているのなら、留飲をさげるだけの行為ではないか。それにしてはあまりに影響は大きく、あまりに不毛である。
首相はきのう、本殿横にある「鎮霊社」にも参った。
鎮霊社は、本殿にまつられないあらゆる戦没者の霊をまつったという小さな社(やしろ)だ。首相は、ここですべての戦争で命を落とした方の冥福を祈り、不戦の誓いをしたと語った。
■新たな追悼施設を
安倍首相に問いたい。
それならば、軍人だけでなく、空襲や原爆や地上戦に巻き込まれて亡くなった民間人を含むすべての死者をひとしく悼むための施設を、新たにつくってはどうか。
どんな宗教を持つ人も、外国からの賓客も、わだかまりなく参拝できる追悼施設だ。
A級戦犯がまつられた靖国神社に対する政治家のこだわりが、すべての問題をこじらせていることは明白だ。
戦後70年を控えているというのに、いつまで同じことを繰り返すのか。
〔資料ー3〕
「靖国参拝 事態の改善は難航も」
NHKニュース12月27日 4時13分
☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/k10014152121000.html
安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことに中国と韓国は強く反発し、これに加えて同盟国のアメリカも「失望した」という声明を発表しました。
政府は各国に対して、安倍総理大臣の参拝の意図を丁寧に説明し理解を求めていく方針ですが、理解が得られる見通しは立っておらず、事態の改善には時間がかかることが予想されます。
安倍総理大臣は総理大臣就任から1年がたった26日、東京・九段の靖国神社に参拝しました。
安倍総理大臣は参拝のあと記者団に対し、「もとより中国や韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは毛頭ない。また、日本は戦後、自由と民主主義を守ってきた。そのもとに、平和国家としての歩みをひたすら歩んできた。この基本姿勢は一貫し、一点の曇りもない。これからも謙虚に礼儀正しく誠意を持って説明し、対話を求めていきたい」と述べました。
しかし、中国と韓国は「アジアの戦争被害国の人々の感情を踏みにじるものだ」などと厳しく非難する談話を出すなど、強く反発しています。
さらに、アメリカも中韓両国との緊張緩和を促してきただけに、東京にある大使館が「日本の指導者が近隣諸国との緊張を高めるような行動をとったことに失望している」とする声明を発表しました。
これについて、政府内からは安倍総理大臣の靖国参拝に理解を示す意見が出る一方、「経済政策に専念して欲しかった」などとしたうえで、中国や韓国との関係だけでなく、日米関係への影響を懸念する意見も出ています。
政府は、アメリカに対しては日米同盟が基軸だとする日本の外交姿勢は変わらないとして、アメリカ軍普天間基地の移設問題などでの緊密な連携を引き続き維持していきたいとしています。
一方、中国や韓国に対しては、安倍総理大臣の参拝の意図を丁寧に説明し理解を求めていく方針ですが、理解が得られる見通しは立っておらず、事態の改善には時間がかかることが予想されます。
EU報道官 強い懸念
安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことについてEU=ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表の報道官は26日声明を発表し「地域の緊張緩和にも日本の周辺国である中国と韓国との関係改善にも役立たない」として強い懸念を表明しました。
そのうえで、「関係国は信頼の醸成と緊張緩和それに地域の長期的な安定が図れるよう周辺国との間で前向きで建設的な関係を構築するよう求める」として緊張を緩和する措置を取るよう促しています。
ロシア外務省 遺憾の意
また、ロシア外務省はルカシェビッチ報道官が26日談話を発表し、遺憾の意を表明しました。
このなかで、ルカシェビッチ報道官は「国際社会と異なる偏った第2次世界大戦の評価を日本の社会に押しつける一部勢力の試みが強まっている」と指摘したうえで、「日本の首相の今回の行為に遺憾の意を抱かざるを得ない」と表明しました。
さらに、「日本の軍国主義と戦った近隣諸国との関係において、過去の歴史への正しい理解を持つことが重要な基礎になると確信している」と述べました。
――問題です。これは沖縄県庁前の写真ですが、ここにはどのくらいの人が抗議に集まっているでしょう? 沖縄タイムス「約千人」 朝日新聞「千人はいますね」 毎日新聞「千人くらい」 産経新聞「10人くらい。全く盛り上がっていませんね」。〔2013年12月27日 - 14:30 〕――
これに関して、
パイナップル(脱原発に一票)@hannibal9111さんが
――こんなアホ新聞を金を払って読んでる人が少数でもいることに驚く。産経はネトウヨの落書きだよ。 RT @kikko_no_blog 2000人以上の市民が沖縄県庁前に集まったのに、それを「反対派の市民は10人しか集まらなかった」と報じた産経新聞の相変わらずの芸風に脱毛(笑)〔2013年12月28日 - 10:14 〕――とツイート。
産経新聞は、
ネトウヨの落書き帳――
という
ご無理ごもっともな意見に、
ふと、疑問になったのは、
産経という新聞社についての存在意義です。
一体、どんな
メディアとしての存在意義が
産経新聞にあるのだろうか???
と、考えてしまいました。
同じようなこと、
岩上安見氏も考えておられたようです。
次のような
怒りのツイートをされていました。
――誤報などというレベルではない。犯罪的捏造。RT @bianconoce: 誤報レベル <産経の世論誘導> 【沖縄、県庁集結は約10人】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131227/plc13122711140009-n1.htm …
【辺野古反対派約千人が県庁になだれ込み】
http://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?id=59648&pid=91475 … 〔2013年12月28日 - 4:16 〕
さて、過小評価に対して、
誇大報道と言えば、
安倍某の靖国参拝についての
報道ですな。
号外まで
出して落書き新聞社、
産経は、
大騒ぎです、
総理大臣に認められたがっていた
朝日新聞も
さすがに呆れ果て
鼻白みながら
「独りよがりな不毛な参拝」と
にべもないです
(〔資料ー2〕参照)。
岩上氏は
その記事を引用しつつ、
ツイート。
――世界を敵に回して、たった4万人のネトウヨと心中。冗談ではない。巻き添えを食ってたまるか。RT : <靖国参拝:社説>【独りよがりの不毛な参拝】
#朝日:http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312260612.html?utm_content=buffer8880b&utm_source=buffer&utm_medium=twitter&utm_campaign=Buffer …
EU、露も懸念
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/k10014152121000.html … 〔2013年12月28日 - 4:34 〕――
このツイートに対して、
中村広二@clock_oneという人物(ネトウヨさんかな)が
次のように反応しました。
――@iwakamiyasumi @hsymsr
貴殿は、日本の国民のほとんどを、敵にしてる。誤解だ。〔2013年12月28日 - 9:28 〕――と。
ご丁寧に岩上氏が
こんなのに一々、返信されていました。
――敵という言葉を気安く使うな。天皇の言葉を削除するNHK、デマを平然と流す産経を報道人として許せないと言って何がおかしい。「愛国者」を偽装し、国益を損なう売国政治家を批判して何が問題か。RT @clock_one: 貴殿は、日本の国民のほとんどを、敵にしてる〔2013年12月28日 - 9:45 〕――。
それにしても中村広二君が
ノンポリを全て「ネトウヨ」人員に含めているのに
たまげました。
ノンポリって無党派層でしょ?
恐らく全員が
脱・原発に特定秘密法反対です。
それに対して、
日本人を犠牲にして
コバンザメみたいにお金持ちの
御機嫌とって、
国を売って生活しているのが
安倍某です。
日本人でありながら
誰が
ついて行くんです?
何が悲しくって安倍無能首相の
売国政策、
辺野古への基地移設ごり押しを支持せにゃならんのでしょう。
みんな
当然のごとくに、
安倍の靖国参拝には怒り心頭に達しています。
それが普通の神経というものなのに、
何を考えてるんや、
この中村広二って男は!
そこで、
はたと気づきました、
産経新聞の存在意義です。
ネトウヨが
どれほどの広がりを持っているのか、
同紙の
購読者数を調べれば分かるのです。
岩上氏は
「4万人」
という数値を掲げておられましたが、
産経の購読者って、
そんなものでしょうね。
納得です。
東京で言えば、
下の写真にある程度のデモなら可能な程度に
人がいます。
出典:野間易通@kdxnさんツイート〔2013年12月27日 - 15:45 〕
なお、天皇の言葉を削除する云々については、
岩上氏の次のツイートを参照のこと。
――犯罪的。RT @mukirakamau: 第九十九条 天皇又は摂政 及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。← 天皇は誕生日に憲法遵守を明らかにしたが、媒体はほとんど報じなかった。〔2013年12月28日 - 4:07 〕――
〔資料-1〕
「沖縄、盛り上がらない反対運動 県庁集結は約10人」
産経ニュース(2013.12.27 11:13 )
☆ 記事URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131227/plc13122711140009-n1.htm
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾=ぎのわん=市)の名護市辺野古への移設に反対するグループ約10人は27日午前、沖縄県庁の1階ロビーで反対演説を行った。ただ、通行人が足を止めることもなく、反対運動は盛り上がっていない。
県庁内の反対グループは、拡声器を使って「知事は辞めろ」「県民を裏切りる行為だ」などと仲井真弘多氏を批判。政府による辺野古埋め立て申請の承認撤回を呼びかけ、メディアの注目は集めた。
また、反対派は県庁前の広場にテントを設営し辺野古移設への反対を訴え、徐々に数を増やし始めた。
〔資料ー2〕
「首相と靖国神社―独りよがりの不毛な参拝」
朝日新聞(2013年12月27日02時14分)
☆ 記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312260612.html?utm_content=buffer8880b&utm_source=buffer&utm_medium=twitter&utm_campaign=Buffer
内向きな、あまりに内向きな振る舞いの無責任さに、驚くほかはない。
安倍首相がきのう、靖国神社に参拝した。首相として参拝したのは初めてだ。
安倍氏はかねて、2006年からの第1次内閣時代に参拝しなかったことを「痛恨の極み」と語ってきた。一方で、政治、外交問題になるのを避けるため、参拝は控えてきた。
そうした配慮を押しのけて参拝に踏み切ったのは、「英霊」とは何の関係もない、自身の首相就任1年の日だった。
首相がどんな理由を挙げようとも、この参拝を正当化することはできない。
中国や韓国が反発するという理由からだけではない。首相の行為は、日本人の戦争への向き合い方から、安全保障、経済まで広い範囲に深刻な影響を与えるからだ。
■戦後日本への背信
首相は参拝後、「母を残し、愛する妻や子を残し、戦場で散った英霊のご冥福をお祈りし、手を合わせる。それ以外のものでは全くない」と語った。
あの戦争に巻き込まれ、理不尽な死を余儀なくされた人たちを悼む気持ちに異論はない。
だが、靖国神社に現職の首相や閣僚が参拝すれば、純粋な追悼を超える別の意味が加わる。
政治と宗教を切り離す。それが、憲法が定める原則である。その背景には、軍国主義と国家神道が結びついた、苦い経験がある。
戦前の靖国神社は、亡くなった軍人らを「神」としてまつる国家神道の中心だった。戦後になっても、戦争を指導し、若者を戦場に追いやったA級戦犯をひそかに合祀(ごうし)した。
境内にある「遊就館」の展示内容とあわせて考えれば、その存在は一宗教法人というにとどまらない。あの歴史を正当化する政治性を帯びた神社であることは明らかだ。
そこに首相が参拝すれば、その歴史観を肯定していると受け止められても仕方ない。
それでも参拝するというのなら、戦死者を悼みつつ、永遠の不戦を誓った戦後の日本人の歩みに背を向ける意思表示にほかならない。
■外交にいらぬ火種
首相の参拝に、侵略の被害を受けた中国や韓国は激しく反発している。参拝は、東アジアの安全保障や経済を考えても、外交的な下策である。
安倍首相はこの春、「侵略の定義は定まっていない」との自らの発言が内外から批判され、歴史認識をめぐる言動をそれなりに自制してきた。
一方、中国は尖閣諸島周辺での挑発的な行動をやめる気配はなく、11月には東シナ海の空域に防空識別圏を一方的に設定した。米国や周辺諸国に、無用な緊張をもたらす行為だとの懸念を生んでいる。
また、韓国では朴槿恵(パククネ)大統領が、外遊のたびにオバマ米大統領らに日本の非を鳴らす発言を繰り返してきた。安倍首相らの歴史認識への反発が発端だったとはいえ、最近は韓国内からも大統領のかたくなさに批判が上がっていた。
きのうの首相の靖国参拝が、こうした東アジアを取り巻く外交上の空気を一変させるのは間違いない。
この地域の不安定要因は、結局は歴史問題を克服できない日本なのだという見方が、一気に広がりかねない。米政府が出した「失望している」との異例の声明が、それを物語る。
外交官や民間人が関係改善や和解にどんなに力を尽くそうとも、指導者のひとつの言葉や行いが、すべての努力を無にしてしまう。
問題を解決すべき政治家が、新たな火種をつくる。
「痛恨の極み」。こんな個人的な思いや、中国や韓国に毅然(きぜん)とした態度を示せという自民党内の圧力から発しているのなら、留飲をさげるだけの行為ではないか。それにしてはあまりに影響は大きく、あまりに不毛である。
首相はきのう、本殿横にある「鎮霊社」にも参った。
鎮霊社は、本殿にまつられないあらゆる戦没者の霊をまつったという小さな社(やしろ)だ。首相は、ここですべての戦争で命を落とした方の冥福を祈り、不戦の誓いをしたと語った。
■新たな追悼施設を
安倍首相に問いたい。
それならば、軍人だけでなく、空襲や原爆や地上戦に巻き込まれて亡くなった民間人を含むすべての死者をひとしく悼むための施設を、新たにつくってはどうか。
どんな宗教を持つ人も、外国からの賓客も、わだかまりなく参拝できる追悼施設だ。
A級戦犯がまつられた靖国神社に対する政治家のこだわりが、すべての問題をこじらせていることは明白だ。
戦後70年を控えているというのに、いつまで同じことを繰り返すのか。
〔資料ー3〕
「靖国参拝 事態の改善は難航も」
NHKニュース12月27日 4時13分
☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/k10014152121000.html
安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことに中国と韓国は強く反発し、これに加えて同盟国のアメリカも「失望した」という声明を発表しました。
政府は各国に対して、安倍総理大臣の参拝の意図を丁寧に説明し理解を求めていく方針ですが、理解が得られる見通しは立っておらず、事態の改善には時間がかかることが予想されます。
安倍総理大臣は総理大臣就任から1年がたった26日、東京・九段の靖国神社に参拝しました。
安倍総理大臣は参拝のあと記者団に対し、「もとより中国や韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは毛頭ない。また、日本は戦後、自由と民主主義を守ってきた。そのもとに、平和国家としての歩みをひたすら歩んできた。この基本姿勢は一貫し、一点の曇りもない。これからも謙虚に礼儀正しく誠意を持って説明し、対話を求めていきたい」と述べました。
しかし、中国と韓国は「アジアの戦争被害国の人々の感情を踏みにじるものだ」などと厳しく非難する談話を出すなど、強く反発しています。
さらに、アメリカも中韓両国との緊張緩和を促してきただけに、東京にある大使館が「日本の指導者が近隣諸国との緊張を高めるような行動をとったことに失望している」とする声明を発表しました。
これについて、政府内からは安倍総理大臣の靖国参拝に理解を示す意見が出る一方、「経済政策に専念して欲しかった」などとしたうえで、中国や韓国との関係だけでなく、日米関係への影響を懸念する意見も出ています。
政府は、アメリカに対しては日米同盟が基軸だとする日本の外交姿勢は変わらないとして、アメリカ軍普天間基地の移設問題などでの緊密な連携を引き続き維持していきたいとしています。
一方、中国や韓国に対しては、安倍総理大臣の参拝の意図を丁寧に説明し理解を求めていく方針ですが、理解が得られる見通しは立っておらず、事態の改善には時間がかかることが予想されます。
EU報道官 強い懸念
安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことについてEU=ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表の報道官は26日声明を発表し「地域の緊張緩和にも日本の周辺国である中国と韓国との関係改善にも役立たない」として強い懸念を表明しました。
そのうえで、「関係国は信頼の醸成と緊張緩和それに地域の長期的な安定が図れるよう周辺国との間で前向きで建設的な関係を構築するよう求める」として緊張を緩和する措置を取るよう促しています。
ロシア外務省 遺憾の意
また、ロシア外務省はルカシェビッチ報道官が26日談話を発表し、遺憾の意を表明しました。
このなかで、ルカシェビッチ報道官は「国際社会と異なる偏った第2次世界大戦の評価を日本の社会に押しつける一部勢力の試みが強まっている」と指摘したうえで、「日本の首相の今回の行為に遺憾の意を抱かざるを得ない」と表明しました。
さらに、「日本の軍国主義と戦った近隣諸国との関係において、過去の歴史への正しい理解を持つことが重要な基礎になると確信している」と述べました。
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