のんきに介護

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安倍が自民党大会でまた大嘘。「違憲論争に終止符を打とう」って、自衛隊に関しては、すでに終止符が打たれている

2018年03月26日 21時02分30秒 | 憲法解釈論
「憲法にしっかりと自衛隊を明記し違憲論争に終止符を打とう」っていうけれど、

自衛隊の意見論争などとうの昔に終結している。

その証拠に

東大の小林直樹教授は、

「憲法の変遷」を1980年代にはいってからだったのかな、

自衛隊に関する

9条の理念が変遷したと説かれていた

(この辺り、記憶が曖昧だが――)。

この「変遷」したという指摘に対して

異論続出ならともかく、

反対論者ってほとんどいなかったと記憶している。

むしろ、論ずべきは、

「自衛隊の存在」の違憲合憲の争いでなく、

その「使い方」の

違憲・合憲だろう。

すなわち、これまで

自衛隊は専守防衛の理念で活動を許されてきた。

それが安倍政権になって、

「専守防衛」は切って捨てられ、

積極的に

紛争解決の手段として軍事力の行使を許容して

対立相手国に

「攻め入る」ことを是認する

「集団的自衛権」が

援用された。

そのための法制度が「安全保障法」として整備された。

その法律は、

「専守防衛」の理念に反する

極めて違憲の疑いが強い悪法というしかない。

然るに、

憲法を捨てるという

倒錯した議論がなされている。

安倍が言うように、

「違憲論争」を招く法律があるというなら、

そのような法律は、

立法すべきではなかった。

逆に、違憲の疑いがあるので個々の法ではなく、憲法を変えてしまうという発想は、

国民から遵法精神を奪うに等しい。


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