のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

まだ続いているギリシャ危機

2013年08月10日 03時42分05秒 | Weblog
1930年の大恐慌のとき、

アメリカの失業率は 、

33 年には24.9%まで上昇しました

(「1930 年代アメリカ大恐慌のメカニズム」PDF参照/リンク)。

今、ギリシャでは

それを上回る失業率27.6%です。

若者に関して言えば、

64.9%に達しています

(ブルームバーグ(Bloomberg)記事

「ギリシャ失業率:5月は27.6%に上昇、過去最悪を記録」参照/リンク)。

仕事がなくなれば、収入がなくなります。

そうなると、貯蓄を崩して生活するしかありません。

それで生活出来る内はいいですが、

貯蓄も底をつけば、

食べるものもなくなります・・・。

今悲しいことに、

ギリシャでは

失業して食料が買えず飢餓で苦しんでいる子供が

急増しているとのことです――。

ニューヨーク・タイムズに

ゴミ箱から食べ物をあさる少年のことなどが

報じられています。

☆ 英文元記事URL:http://www.nytimes.com/2013/04/18/world/europe/more-children-in-greece-start-to-go-hungry.html?_r=0 

ギリシャにある

小学校校長のニカス氏は、

「彼らは家では何も食べていない」

(“He had eaten almost nothing at home,”)

と証言されています。

また、アテネ大学のリノス教授によると

「食料不足でいえば、

ギリシャはアフリカの国のレベルまで落ちてしまった」

( “When it comes to food insecurity, Greece has now fallen to the level of some African countries,”)

そうです。

こんな話も紹介されています。

すなわち、ぺトラキス家は、

子供が

フラットスクリーンのテレビにプレーステーションで遊ぶような

一般的な家庭でした。

しかし、稼ぎ主である父が去年12月に解雇され、

様相が変わりました。

解雇の5ヶ月前から

給与の支払いが停止されていました。

家賃の支払いもできず、

今年の2月に貯蓄がなくなったということです

(The family was doing well and was even helping others in need until last year. The Petrakises were able to afford a spacious apartment with a flat-screen TV and a PlayStation.

Then her husband, Michalis, 41, was laid off from his shipping job in December. He said the company had not paid his wages for five months before that. The couple could no longer afford rent, and by February they had run out of money.)。

「NEVADAブログ」に

今の段階でユーロ加盟国から

ギリシャを切り離せば、ギリシャはどうなるでしょうか?

とありました(「破壊されるギリシャ」参照/リンク)。

打つ手はないのでしょうか。

金融緩和は、

危機を封じ込めてきました――と、

上掲ブログは指摘してます。

封じ込めていた危機が

染み出し、

立っているところが

揺らぎ始めているようです。

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