桐沢 凛々子@kirisawaririkoさんのツイートに
―― 広島と長崎に原爆を落とした後、米国の科学者が原爆開発に使った巨大コンピューターの使い道を探して取り組んだのがヒトゲノム解析だったからだ」(リンク)
というコメントに興味を持って
元記事にアクセス。
原爆の
双子の悪魔が
「原発」と「遺伝子組み換え」という
科学技術だったのですね。
(1)「後戻りができない」
(2)「すでに世界中に存在する」
(3)「有害物質が体内に蓄積される」
という三点において
共通項があるとのことです。

〔記事の書き出し〕
「遺伝子組み換え作物と 原発 危険性似ている
~有害物質体内に蓄積 後戻りできない」
東京新聞(2013年4月7日)
☆ 記事URL:http://www.facebook.com/photo.php?fbid=140221332828872&set=a.121309898053349.1073741828.112080252309647&type=1&theater
遺伝子組み換え作物と原発が人間や自然に及ぼす影響を追ったフランスの記録映画「世界が食べられなくなる日」が6月、日本で公開される。TPP(環太平洋連携協定)交渉参加で「遺伝子組み換え食品の表示撤廃があり得るのでは」と懸念される中、映画では「二つの技術の危険性はとてもよく似ている」と訴えている。
■福島で撮影仏映画監督
「福島の原発事故がきっかけで、この映画のテーマが決まった」とジャン=ポール・ジョー監督(66)は振り返る。
当初は仏・カーン大学の分子生物学者、セラリーニ教授が行った遺伝子組み換え作物をラットに与えた極秘実験を中心に撮影するつもりだった。その最中、福島第一原発事故が発生。急きょ来日し、福島県内で撮影を始め、放射能汚染された土地を歩き回り、農家の人々にインタビューした。
「二十世紀に現れた原子力と遺伝子組み換えという二つの新技術は、密接な関係にある。広島と長崎に原爆を落とした後、米国の科学者が原爆開発に使った巨大コンピューターの使い道を探して取り組んだのがヒトゲノム解析だったからだ」
両者の共通点として「後戻りができない」「すでに世界中に存在する」「有害物質が体内に蓄積される」を挙げる。原発から拡散する放射性物質の被害に当たるのが、遺伝子組み換え技術で生まれた食べ物が生態系や健康に及ぼす害という。
遺伝子組み換え食品の健康被害は未知数の部分が多い。セラリーニ教授の実験結果が2012年に科学専門誌に発表されると、世界に衝撃を与えた。作物の安全性は「ラットに3カ月与えても問題がない」との実験結果が根拠だが、教授がラットの平均寿命である2年間にわたって実験したところ、4ヵ月目以降に腫瘍や死亡が現れた。教授は「安全性の研究がもっと必要だ」と訴える。
ジョー監督は「農薬を全く使わないで育てた遺伝子組み換えトウモロコシを与えたラットにも、病変や死亡がみられたのは衝撃的だった。しかも、摂取量の多少とは関係なかった」と言う。
■「農薬ムラ」存在を告発
遺伝子組み換え作物は強力な農薬を使う。映画では、仏の農家や港湾労働者の問にがんなどの健康被害が広がる様子が映し出される。港湾労働者は南米から家畜用飼料として輸入された組み換え作物の積み降ろしで、作物に大量に付着した農薬を吸引するためだ。
「農薬ムラ」が世界には存在すると監督は告発する。「多国籍バイオ化学企業が、世界の食糧危機を救うという大義名分で、世界中の農業を私物化しようとしている」
バイオ企業は農薬と、その農薬だけに耐性を持つ遺伝子組み換え品種を開発し、農家に種子と農薬をセットで買わせ、特許料や使用権料を取る。
さらに同じ企業が作物を買い付けて販売し、市場を独占する。他国の農家に輸出用の遺伝子組み換え作物を作らせ、自給力が大幅に落ちると、その国の「食糧安全保障」も脅かされかねない。
日本はすでに米国産のトウモロコシや大豆など遺伝子組み換え作物の輸入大国。TPPの交渉次第では、農薬の安全基準が米国にあわせて引き下げられる危険など、多くの問題が指摘されている。映画は、6月8日から東京・渋谷のアップリンクで上映し、その後順次、全国公開される。
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