のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

初めと最後の映像

2008年01月07日 21時11分56秒 | Weblog
幼い頃、見た映画に「地獄」というのがあった。

プロローグのように、家族決裂のシーンがあった。この後、主役(?)の男性が

死ぬ。

カメラの絞りのような穴を潜り抜けると、閻魔樣が待っている!

閻魔樣は、まず生前中にしたことを、この男性に報告させる。

「ぺらぺら、へっ、へっ、・・・こんなに我が家は平和!」

この後、恐ろしい答え合わせがある。

鏡に映されるプロローグの映像!

(あった、あった、このシーンあったぞ)

「お前、嘘をついたな!」

「お助けを~」と、許しを乞う男の声にお構いなく、閻魔様は、舌をペンチのよう

なもので、引っこ抜いてしまう・・・

おぉ、コワ。

このシーンが大変、心に残った。映画の帰り道、自分の舌を引っ張り出して、痛さ

を実際に確かめた。

喉が詰まるような、激しい痛みがあった。そして、子供心に閻魔様に嘘をつくと

痛い目にあうぞ、と思った。

しかし、いつの間にか閻魔様が心から消えた。

いつかポックリ逝ったとき、再会するのかもしれない。

「生きているとき、何してた?」

質問されたとき、子供の頃見た映画のこと覚えていますように!

物忘れが激しくなりだしている昨今、とみに考えることである。



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