下の資料に見る通り、
関電が7月、
高浜再稼働の申請をする動きを見せています。
それを考えるにあたって、
復習したいことがあります。
かつて、関西電力の八木誠社長は、2012年7月25日、
「大飯原発4号機(福井県おおい町)がフル稼働に達したのに伴い、次に再稼働させる原発について『高浜3、4号機が最有力』」と発言しました。
(1)出力規模が大きいということと
(2)安全性を確認できたことが根拠にされていました。
それに対し、
「違和感がある」というコメントをしたのは、
当時、経済産業大臣だった
枝野幸男氏です。
改めて、
全文引用しておきます。
「大変不快な発言だ。安全性についてしっかりチェックすることなしに再稼働はあり得ない。まずは(原子力)規制委員会が(9月に)発足し、規制委がどういう手順、手続きで評価・判断するのか、そのことが何よりも重要であって、まずは発電事業者としてはそれを見守るのが今の姿勢だ」(2012年7月26日 J-castニュース参照/リンク)
一見、正論です。
しかし、作られた規制委員会は
原発推進派で構成され、
出発点において
「規制」の企図が
頓挫させられておりました。
野瀬豊・高浜町長は、
原発について
「町だけでなく、日本にとって必要だ」
という価値観から、
「100%の安心感がないといったら、袋小路に入って行くので
安全基準を基本に判断しないといけない。
日本全体を俯瞰して経済への影響を考えると、
再稼働をしないなら、
別の大きなリスクや失うものが出てくる」
などと主張されていました。
首長って言えば、
何だか立派そうだけど
要するに、
昔の村の名士程度の
おっさんです。
そのおっさんが
「日本全体を俯瞰して」
亡国のリスクを選び取るのもやむを得ないと
偉そうに判断するわけです。
一体、札束で何回、頬をしばかられると、
こういう思い上がった気持ちが持てるのでしょ?
不思議な人です。
国道は1本しかなく、
舞鶴市とのトンネルも老朽化しています。
事故が起きたとき、
福島第1のような広大な敷地が
あっても汚染水の置き場が
ないと言って大騒ぎしているのです。
まして、
周囲を小高い
丘に取り囲まれて、
万が一のとき、
どうやって事故の収束を進めるつもりなんでしょう。
腕を組んで
放射能汚染の広がり、
その結果である国土喪失を見てなければなりません。
現に目の前にある危険は無視。
それで、
原発事故の万が一の危険性は、
いじめられたと言って
逃げてくのか??
防潮堤も
フィルターベントも無しで強行です。
「何も学んでないし反省もない」という
批判(Pumpkin King@japanwingsさんのツイート参照/リンク)には
頬被りして
知らぬ振りですか。
原子力村という守銭奴の
意のままに
既得権益を守ってやって、
事故が起こって後は、
全部の責任は
ただの庶民である
国民一同に
なすりつけられます。
なぜ、
電力会社のちっぽけな
利益のため
安全性を考慮しなくてよいのでしょうか。
ちなみに、
これまであった
高浜原発関連の事故の数々を
まとめたサイト
「NAVER」
を見つけました。
☆ 記事URL:http://matome.naver.jp/odai/2134320037783726601
故障の多い原発なのだということ
知っておいででしょうが、
念のため、
下に書き出しておきます。
(1)核燃料物質の在庫確認を行った際、小型中性子束検出器の部品が紛失していた。
出典:EICネット(2005.06.24)/URL‐http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=10623
「濃縮ウランが密閉された小型中性子束検出器の部品が紛失」
平成17年6月24日午後4時頃、核燃料物質の在庫確認を行っていた関西電力(株)高浜原発3号機(福井県高浜町)で、原子炉内の中性子の量を測定する小型検出器の先端部が行方不明になっていることが判明し、同社は同日午後6時45分頃に、文部科学省にこの件を通報した。
この小型検出器先端部は、16年7月6日に前回の在庫確認を行った際には保管されていることが確認されていたという。先端部には、濃縮ウラン1.7ミリグラムが密封されているため、紛失事故のINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)による評価は関西電力(株)美浜3号機2次系配管破損事故などと同じ「レベル1(逸脱)」に相当する。
通報を受けた文部科学省は関電に、徹底的に調査を行うよう指導するとともに、6月25日にの職員を派遣し調査状況の確認を行った。【文部科学省】
(2)連絡ミスが原因で、点検作業中に「冷却水を浄化した水が370リットル漏れて作業員4人にかかる」という事故が発生した。
出典:関西電力(2007年1月14日)/URL- http://www1.kepco.co.jp/pressre/2007/0115-2j.html
「高浜発電所1号機の定期検査状況について(原子炉補助建屋(管理区域)での水漏れ)」
高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、第24回定期検査中のところ、1月14日14時頃に、原子炉補助建屋の体積制御タンク※1室前で、充てん/高圧注入ポンプ※2入口連絡弁他修繕工事の耐圧漏えい試験終了後の復旧作業として流量計閉止フランジの取り外し作業を行っていたところ、水漏れが発生し、協力会社作業員4名にかかりました。作業員4名については、測定の結果、身体に放射能の影響はありませんでした。
漏水量は約370で、漏えいした放射能量は約6.9×106Bqと推定しております。漏えいした水は、排水目皿から廃液ホールドアップタンクに回収されており、外部への漏えいはなく、環境への放射能の影響はありませんでした。
関係者への聞き取り調査を行った結果、耐圧漏えい試験を実施した系統の水抜き作業完了後に流量計閉止フランジを取り外す計画でしたが、当該工事を担当する課が系統の水抜き操作など運転を担当する課の確認を得ずに、水抜き作業完了前にフランジの取り外し作業を行っていたことが分かりました。
今後、詳細について調査を実施します。
※1: 体積制御タンク
運転中の1次冷却材系統の保有水量、水素濃度を調整するためのタンク。
※2: 充てん/高圧注入ポンプ
通常運転中は、1次冷却材系統の水質や保有水量等を調整する系統で浄化した1次冷
(3)「タービン動補助給水ポンプ」の停止レバーに作業員が誤って触れたため、8分間停止した。
出典:よっしー^^の音楽王国(脱原発推進を支援するブログ)・朝日新聞からの転載記事(2012年2月17日)/URL‐http://blogs.yahoo.co.jp/atsunori517/archive/2012/2/17
関西電力の原発で唯一稼働している高浜原発3号機(福井県高浜町、87万キロワット)で7日、非常時に炉心を冷やす「タービン動補助給水ポンプ」が約8分間起動不能になっていたことが分かった。関電が17日に発表した。安全上問題がないとして、運転は停止していないという。
関電によると、7日午前9時44分ごろ、起動試験を準備していた運転員が誤って停止レバーに触れ、ポンプが起動できない状態になった。警報が鳴ったためすぐにレバーを戻し、9時52分ごろ復旧したという。レバーにカバーを設けるなど再発防止策をとる。
このポンプは、電源が失われても蒸気の力で蒸気発生器に水を送り、原子炉を冷やすための装置。常時起動可能に保つことが保安規定で定められている。(笹川翔平)
(4)定期検査で蒸気発生器内の伝熱管2本に傷が見つかった。
出典:katasan2001・毎日新聞からの転載記事(2011年8月18日) /URL‐http://katasan2001.blog.fc2.com/blog-entry-5089.html
福井県原子力安全対策課は18日、定期検査で運転停止中の関西電力高浜原発4号機(同県高浜町、加圧水型、87万キロワット)で、蒸気発生器内の1次冷却水が通る伝熱管(外径約22.2ミリ、厚さ約1.3ミリ)2本に傷があったと発表した。
蒸気発生器は、高温高圧の1次冷却水を伝熱管に通して2次冷却水を温め、水蒸気に変える装置。高浜4号機には蒸気発生器が3基あり、伝熱管は3382本ずつある。定検で毎回、探傷検査をしており、今回は2基の蒸気発生器の伝熱管各1本で、それぞれ長さ3.3ミリと4.5ミリの傷が見つかった。今後、傷の発生原因などを調べ、傷のある管には栓をするという。
4号機では、既に全体の3.8%に当たる計390本の伝熱管で傷などが見つかり、栓をしている。【柳楽未来】
(5)定期検査で蒸気発生器内の伝熱管1本に傷が見つかった。3号機では、傷などが原因で蒸気発生器3台の全伝熱管1万146本のうち、360本に栓をしている。関電は安全性に問題はないとしている。
出典:福石みんのニュース備忘録・MSN産経ニュースからの転載記事(2012年3月29日)/URL‐http://blog.goo.ne.jp/news2914min/e/b13ec639c6bddd9c81178027d48bb57e
福井県は29日、定期検査で停止中の関西電力高浜原発3号機(同県高浜町)で、蒸気発生器内の伝熱管1本に傷が見つかったと発表した。環境に影響はない。
3台ある蒸気発生器のうち1台で、約320度の1次冷却水が通る伝熱管3264本のうち1本の入り口部分に長さ3・2ミリの傷が付いていた。
工事の際、伝熱管を固定するのに力を加えたり、高温高圧の水が通過したりするため、入り口にひずみができて割れやすいという。関電は詳しく調査した上で、管に栓をして使用をやめる。
高浜3号機では、傷などが原因で蒸気発生器3台の全伝熱管1万146本のうち、360本に栓をしているが、関電は安全性に問題はないとしている。
■資料
「関電、7月に高浜再稼働申請へ 原発新基準で」
【共同通信】(2013/04/27 11:27 )
☆ 記事URL:http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013042701001438.html
関西電力高浜原発3号機(手前)と4号機=2012年3月、福井県高浜町
関西電力が高浜原発(福井県高浜町)3、4号機の再稼働を7月にも国に申請する方向で検討していることが27日、分かった。7月に施行される原子力規制委員会の新規制基準で、高浜原発が重大事故に対処できるかどうかの安全性を確認した後に申請する。
大飯原発3、4号機(同県おおい町)が稼働しているが、電力需給の安定には高浜原発の再稼働が欠かせないと判断した。規制委の審査で安全性が確認されても、高浜原発が立地する地元の理解も欠かせないため、再稼働の時期は不透明だ。
関電は規制委の新基準に対応できるよう、高浜原発の原子炉を冷却する機能を強化している。
関電が7月、
高浜再稼働の申請をする動きを見せています。
それを考えるにあたって、
復習したいことがあります。
かつて、関西電力の八木誠社長は、2012年7月25日、
「大飯原発4号機(福井県おおい町)がフル稼働に達したのに伴い、次に再稼働させる原発について『高浜3、4号機が最有力』」と発言しました。
(1)出力規模が大きいということと
(2)安全性を確認できたことが根拠にされていました。
それに対し、
「違和感がある」というコメントをしたのは、
当時、経済産業大臣だった
枝野幸男氏です。
改めて、
全文引用しておきます。
「大変不快な発言だ。安全性についてしっかりチェックすることなしに再稼働はあり得ない。まずは(原子力)規制委員会が(9月に)発足し、規制委がどういう手順、手続きで評価・判断するのか、そのことが何よりも重要であって、まずは発電事業者としてはそれを見守るのが今の姿勢だ」(2012年7月26日 J-castニュース参照/リンク)
一見、正論です。
しかし、作られた規制委員会は
原発推進派で構成され、
出発点において
「規制」の企図が
頓挫させられておりました。
野瀬豊・高浜町長は、
原発について
「町だけでなく、日本にとって必要だ」
という価値観から、
「100%の安心感がないといったら、袋小路に入って行くので
安全基準を基本に判断しないといけない。
日本全体を俯瞰して経済への影響を考えると、
再稼働をしないなら、
別の大きなリスクや失うものが出てくる」
などと主張されていました。
首長って言えば、
何だか立派そうだけど
要するに、
昔の村の名士程度の
おっさんです。
そのおっさんが
「日本全体を俯瞰して」
亡国のリスクを選び取るのもやむを得ないと
偉そうに判断するわけです。
一体、札束で何回、頬をしばかられると、
こういう思い上がった気持ちが持てるのでしょ?
不思議な人です。
国道は1本しかなく、
舞鶴市とのトンネルも老朽化しています。
事故が起きたとき、
福島第1のような広大な敷地が
あっても汚染水の置き場が
ないと言って大騒ぎしているのです。
まして、
周囲を小高い
丘に取り囲まれて、
万が一のとき、
どうやって事故の収束を進めるつもりなんでしょう。
腕を組んで
放射能汚染の広がり、
その結果である国土喪失を見てなければなりません。
現に目の前にある危険は無視。
それで、
原発事故の万が一の危険性は、
いじめられたと言って
逃げてくのか??
防潮堤も
フィルターベントも無しで強行です。
「何も学んでないし反省もない」という
批判(Pumpkin King@japanwingsさんのツイート参照/リンク)には
頬被りして
知らぬ振りですか。
原子力村という守銭奴の
意のままに
既得権益を守ってやって、
事故が起こって後は、
全部の責任は
ただの庶民である
国民一同に
なすりつけられます。
なぜ、
電力会社のちっぽけな
利益のため
安全性を考慮しなくてよいのでしょうか。
ちなみに、
これまであった
高浜原発関連の事故の数々を
まとめたサイト
「NAVER」
を見つけました。
☆ 記事URL:http://matome.naver.jp/odai/2134320037783726601
故障の多い原発なのだということ
知っておいででしょうが、
念のため、
下に書き出しておきます。
(1)核燃料物質の在庫確認を行った際、小型中性子束検出器の部品が紛失していた。
出典:EICネット(2005.06.24)/URL‐http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=10623
「濃縮ウランが密閉された小型中性子束検出器の部品が紛失」
平成17年6月24日午後4時頃、核燃料物質の在庫確認を行っていた関西電力(株)高浜原発3号機(福井県高浜町)で、原子炉内の中性子の量を測定する小型検出器の先端部が行方不明になっていることが判明し、同社は同日午後6時45分頃に、文部科学省にこの件を通報した。
この小型検出器先端部は、16年7月6日に前回の在庫確認を行った際には保管されていることが確認されていたという。先端部には、濃縮ウラン1.7ミリグラムが密封されているため、紛失事故のINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)による評価は関西電力(株)美浜3号機2次系配管破損事故などと同じ「レベル1(逸脱)」に相当する。
通報を受けた文部科学省は関電に、徹底的に調査を行うよう指導するとともに、6月25日にの職員を派遣し調査状況の確認を行った。【文部科学省】
(2)連絡ミスが原因で、点検作業中に「冷却水を浄化した水が370リットル漏れて作業員4人にかかる」という事故が発生した。
出典:関西電力(2007年1月14日)/URL- http://www1.kepco.co.jp/pressre/2007/0115-2j.html
「高浜発電所1号機の定期検査状況について(原子炉補助建屋(管理区域)での水漏れ)」
高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、第24回定期検査中のところ、1月14日14時頃に、原子炉補助建屋の体積制御タンク※1室前で、充てん/高圧注入ポンプ※2入口連絡弁他修繕工事の耐圧漏えい試験終了後の復旧作業として流量計閉止フランジの取り外し作業を行っていたところ、水漏れが発生し、協力会社作業員4名にかかりました。作業員4名については、測定の結果、身体に放射能の影響はありませんでした。
漏水量は約370で、漏えいした放射能量は約6.9×106Bqと推定しております。漏えいした水は、排水目皿から廃液ホールドアップタンクに回収されており、外部への漏えいはなく、環境への放射能の影響はありませんでした。
関係者への聞き取り調査を行った結果、耐圧漏えい試験を実施した系統の水抜き作業完了後に流量計閉止フランジを取り外す計画でしたが、当該工事を担当する課が系統の水抜き操作など運転を担当する課の確認を得ずに、水抜き作業完了前にフランジの取り外し作業を行っていたことが分かりました。
今後、詳細について調査を実施します。
※1: 体積制御タンク
運転中の1次冷却材系統の保有水量、水素濃度を調整するためのタンク。
※2: 充てん/高圧注入ポンプ
通常運転中は、1次冷却材系統の水質や保有水量等を調整する系統で浄化した1次冷
(3)「タービン動補助給水ポンプ」の停止レバーに作業員が誤って触れたため、8分間停止した。
出典:よっしー^^の音楽王国(脱原発推進を支援するブログ)・朝日新聞からの転載記事(2012年2月17日)/URL‐http://blogs.yahoo.co.jp/atsunori517/archive/2012/2/17
関西電力の原発で唯一稼働している高浜原発3号機(福井県高浜町、87万キロワット)で7日、非常時に炉心を冷やす「タービン動補助給水ポンプ」が約8分間起動不能になっていたことが分かった。関電が17日に発表した。安全上問題がないとして、運転は停止していないという。
関電によると、7日午前9時44分ごろ、起動試験を準備していた運転員が誤って停止レバーに触れ、ポンプが起動できない状態になった。警報が鳴ったためすぐにレバーを戻し、9時52分ごろ復旧したという。レバーにカバーを設けるなど再発防止策をとる。
このポンプは、電源が失われても蒸気の力で蒸気発生器に水を送り、原子炉を冷やすための装置。常時起動可能に保つことが保安規定で定められている。(笹川翔平)
(4)定期検査で蒸気発生器内の伝熱管2本に傷が見つかった。
出典:katasan2001・毎日新聞からの転載記事(2011年8月18日) /URL‐http://katasan2001.blog.fc2.com/blog-entry-5089.html
福井県原子力安全対策課は18日、定期検査で運転停止中の関西電力高浜原発4号機(同県高浜町、加圧水型、87万キロワット)で、蒸気発生器内の1次冷却水が通る伝熱管(外径約22.2ミリ、厚さ約1.3ミリ)2本に傷があったと発表した。
蒸気発生器は、高温高圧の1次冷却水を伝熱管に通して2次冷却水を温め、水蒸気に変える装置。高浜4号機には蒸気発生器が3基あり、伝熱管は3382本ずつある。定検で毎回、探傷検査をしており、今回は2基の蒸気発生器の伝熱管各1本で、それぞれ長さ3.3ミリと4.5ミリの傷が見つかった。今後、傷の発生原因などを調べ、傷のある管には栓をするという。
4号機では、既に全体の3.8%に当たる計390本の伝熱管で傷などが見つかり、栓をしている。【柳楽未来】
(5)定期検査で蒸気発生器内の伝熱管1本に傷が見つかった。3号機では、傷などが原因で蒸気発生器3台の全伝熱管1万146本のうち、360本に栓をしている。関電は安全性に問題はないとしている。
出典:福石みんのニュース備忘録・MSN産経ニュースからの転載記事(2012年3月29日)/URL‐http://blog.goo.ne.jp/news2914min/e/b13ec639c6bddd9c81178027d48bb57e
福井県は29日、定期検査で停止中の関西電力高浜原発3号機(同県高浜町)で、蒸気発生器内の伝熱管1本に傷が見つかったと発表した。環境に影響はない。
3台ある蒸気発生器のうち1台で、約320度の1次冷却水が通る伝熱管3264本のうち1本の入り口部分に長さ3・2ミリの傷が付いていた。
工事の際、伝熱管を固定するのに力を加えたり、高温高圧の水が通過したりするため、入り口にひずみができて割れやすいという。関電は詳しく調査した上で、管に栓をして使用をやめる。
高浜3号機では、傷などが原因で蒸気発生器3台の全伝熱管1万146本のうち、360本に栓をしているが、関電は安全性に問題はないとしている。
■資料
「関電、7月に高浜再稼働申請へ 原発新基準で」
【共同通信】(2013/04/27 11:27 )
☆ 記事URL:http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013042701001438.html
関西電力高浜原発3号機(手前)と4号機=2012年3月、福井県高浜町
関西電力が高浜原発(福井県高浜町)3、4号機の再稼働を7月にも国に申請する方向で検討していることが27日、分かった。7月に施行される原子力規制委員会の新規制基準で、高浜原発が重大事故に対処できるかどうかの安全性を確認した後に申請する。
大飯原発3、4号機(同県おおい町)が稼働しているが、電力需給の安定には高浜原発の再稼働が欠かせないと判断した。規制委の審査で安全性が確認されても、高浜原発が立地する地元の理解も欠かせないため、再稼働の時期は不透明だ。
関電は規制委の新基準に対応できるよう、高浜原発の原子炉を冷却する機能を強化している。
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