のんきに介護

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デルテ・ジーデントプフ医学博士 / 「被曝許容基準では、チェルノブイリ周辺国の方が欧州より厳しい」

2014年09月01日 01時27分51秒 | 放射能の脅威
サイト「CANARD PLUS」

というサイトに、

ドイツTAZ紙の

「デルテ・ジーデントプフ医学博士インタビュー」記事

(mardi 27 décembre 2011)が

翻訳掲載されています。

☆ 記事URL:http://vogelgarten.blogspot.com.es/search?updated-min=2011-01-01T00:00:00-08:00&updated-max=2012-01-01T00:00:00-08:00&max-results=50

「一番ひどいのは、責任者達がチェルノブイリから何一つ学んでいないことです。チェルノブイリ事故よりもさらに規模の大きい福島原発事故に対する対応ぶりに は、私は茫然自失としています。日本政府が避難区域を事故に見合った範囲に拡大しなかったこと、女性や子供達を即座に安全な南部に避難させなかったことに 対しては、ただただやり場のない怒りを感じるだけです。そうした適切な措置を取る代わりに、国民は計画的に騙されてきました。実際の危険に関す る情報は伝えられない、あるいは伝えられても誤った情報である。なんという無責任でしょう。これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶しま す。しかも政治と原子力産業はそのことを黙認しているのです! 

世界中で! チェルノブイリの先例を見れば、事故の規模についてはある程度想像が出来るでしょう。多くの人々がチェルノブイリははるか昔のことだ、ウィキペディアで調 べられるような過去の事故だと考えています。しかし汚染地域の住民達は1986年から現在までチェルノブイリ事故と共に生活してきているのです。事故によ る被害は収束するということを知りません。自然災害と違って、原発事故の被害は時間の経過と共に減少していく代わりに増大していくのです。しかもその期間 は今後少なくとも300年間にも及びます。このことに関しては後ほどもっと詳しくお話しましょう。("Gesellschaft für Strahlenschutz " u. IPPNW: "Gesundheitliche Folgen von Tschernobyl, 20 Jahre nach der Reaktor- Katastrophe", Anm. G.G. も参照のこと)」

という冒頭部分が印象的でした。

さて、放射能対策では、上の記述にある通り、

被害が長期に続くために経済的に続かない面があります。

上のサイトを読んで一番驚いたのは、

――ベラルーシーとウクライナでさえ、被曝許容基準は私達(ヨーロッパ)よりも低いのです。――

というくだりでした(「傷ついた細胞」という項目の6段目参照)。

鉄のカーテンに閉ざされた

人権がないと言われた

旧ソ連という共産圏を構成していた国が

民衆に対して世界で最も手厚い寄り添い方をしていたというのは

歴史上の大きな皮肉です。

しかし、

将来的にも

優しい対応ができるのか疑問なしとしえないです。

ベラルーシーなどは、

――おそらく国家予算の半分はチェルノブイリ事故処理のために消えていった――

とされています(項目「国家予算の半分」の1段目参照)。

昔は、

核戦争のため、

人類滅亡の危機があると言われました。

今は、

原発の事故で

充分、人類が消滅する危機を感じます。

少なくとも、

日本は、

もう一回、原発事故を引き起こせば、

祖国を喪失するでしょう。

しかし、日本人は、

多分、放浪の民として

生き延びるだけの強さを持っていないと思います。

多民族に対して、

簡単に敵愾心を持ちすぎです。

薄っぺらい

「国家威信」を

振りかざしては「玉砕」を語り、

遠からず

自滅するのが運命です。

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