のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

日銀の国債運用などありえるか――。

2013年07月27日 01時04分18秒 | Weblog
アメリカの金融緩和策では

FRBバ―ナンキ議長が

出口を

求めて四苦八苦しているようです。

「金融緩和を縮小したい」(6月19日)

と言ったかと思えば、

「急がない」(7月10日)

と前言撤回。

金融緩和のため、

約3兆円を市中に流した

アメリカでさえ

こんな風に

出口が見えないのです。

日本は、

供給量を2年間で270兆円として

毎月7兆円分、

国債を購入しています。

おいそれと

出口は

見つからないです。

いまや日本の国家財政は、

1000兆円の

長期債務の上に成り立ってます。

金利が

1%上昇したら、

金利負担は4兆円になるそうです

(7月26日発行、日刊ゲンダイ「アベノミクスはすでに破綻している」広瀬嘉夫氏・談参照)。

5%なら

20兆円です。

ため息が出ます。

消費税を15%にするだけでは足りません。

社会保障を

削る上にも削る必要が

出てきます。

ここで

すでに破綻していると言われている

アベノミクスの

仕組みのおさらいをしておきます。

黒田バズーカ砲は

どういう金の流れを作りだしたのか――。

日経報道によると、

日本の3大メガバンクは、

6月末の国債保有を約90兆円にしたらしいです。

内訳は、

次の通りです

(NEVADAブログ:「邦銀国債売りと行き詰る運用」・リンク

三菱UFJ   約8兆円売却
三井住友   約6兆円売却
みずほ     約5兆円売却

この3行で

19兆円余り国債を売却しています。

行き先は、

ほぼ日銀です。

日銀は、

こんな風に邦銀から国債を買取、

その資金をそのまま日銀に預けさせているということです。

そして

日銀はその資金に利息を払います。

インフレになれば

100%値下がりする国債を日銀が引取、

その売却代金に日銀が利息を払う仕組みになっています。

邦銀は

何もしなくてもお金が儲かります。

邦銀としては、

運用を考える必要がない半面、

日銀が破たんすれば、全ての資金を失うことになります。

国債買取代金は、

邦銀に支払うのではなく、

日銀の預かりです
――。

この関係は、

邦銀からすれば、

日銀に融資をしているのと同じなんです。

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