カンニング竹山 @takeyama0330 さんが
――本日、プライベートで東京電力福島第一原子力発電所に視察に入りました。
防御服はもう必要ありませんでした。建屋付近まで行きましたが線量は0.01。3時間で歯のレントゲンぐらい。労働環境が良すぎて驚いた。女性も沢山います!知らな過ぎた!〔23:02 - 2016年5月31日 〕――
とツイート。
東電がバスツアーを組んで
放射能安全キャンペーンに乗り出している
ということは知っていた
(拙稿「【福一】 過酷事故がなかったことにするため、原子力村はこんなサービスもしてます」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/7636a3377dd7ae39d68e04f71a789b4d)。
それに乗る形だ。
東電を批判するのではなく、
迎合だ。
何らかの対価があるんだろうか。
あるんだろうな…
しかし、
線量は0.01などと、
単位を記していない報告に何の意味もない。
また、
「建屋付近」では、
漠然としていて労働環境を視察したことにならない。
この荒っぽい報告に対して、
山川冬樹
@yamakawafuyuki さんが
――@takeyama0330「建屋付近まで行きましたが線量は0.01」というのはあり得ないと思います。私も現場を視察しましたが、3号機から数十メートルの場所で停車したバスの車内で318μSv/hでした。〔20:41 - 2016年6月1日 〕――
と異論を投げかけておられた。
この視察について、
根本的に問題なのは、
「防護服」
という放射線防護の役割を担っていないものを
持ち出してきて、
あたかも
もう、防護しなければならないほどの放射能の危険がないと
錯覚するデマを拡散している点だ。
――隅々見せてもらいましたがとにかく安全で皆さん楽しく働いてます!マスコミさん、是非ちゃんと真実を伝えた方が良いです!〔0:11 - 2016年6月1日 〕
という安易な竹山のツイートに絡めとられないためには、
次に、紹介するような
防護服に関する科学的な理解をしっかり持つことだ。
toriiyoshiki@toriiyoshiki さんという方が
発信しておられる。
――防護服にはそもそも放射線を遮断する力はない。放射性物質が粉塵として空気中を漂っている場合でもない限り、防護服を着る意味はない。ぼくは先日、放射線防護学者の安斎育郎さんらとともに10μSv/h強の地域に入ったが、誰も防護服は着なかった。〔23:27 - 2016年6月2日 〕――
なお、
このニュースは、
産経新聞が垂れ流している。
☆ 記事URL:http://www.sankei.com/life/news/160602/lif1606020025-n1.html
タイトルに産経らしく
「反応は賛否両論」
とある。
この論点は、
意見の対立があるというんでなく、
事実認識の問題だ。
果たして
竹山のツイートは、
正確な報告になっているのか。
ちなみに、
tomoko isobe(脱被曝に一票) @sobtomkさんが
こんな指摘をしている。
―― 同行した共同通信記者の記事内の写真に写ってる測定値は42.7μSv/h なのだが。。。。〔19:28 - 2016年6月5日 〕――
放射線については、
彼の福一見学を報じる記事に
ある通り、
「原子炉建屋に近づくと放射線量がはね上がる」
という特徴に留意すべきだ。
☆ 記事URL:https://twitter.com/sobtomk/status/739403465386905600
安っぽいバスツアー報告から刺激を受け、
真似しない方がいいと思う。
カンニング竹山のような勇気を
「匹夫(ひっぷ)の勇(ゆう)」と言う。
何も知らないから
能天気なことを言えているだけの話だ。
――本日、プライベートで東京電力福島第一原子力発電所に視察に入りました。
防御服はもう必要ありませんでした。建屋付近まで行きましたが線量は0.01。3時間で歯のレントゲンぐらい。労働環境が良すぎて驚いた。女性も沢山います!知らな過ぎた!〔23:02 - 2016年5月31日 〕――
とツイート。
東電がバスツアーを組んで
放射能安全キャンペーンに乗り出している
ということは知っていた
(拙稿「【福一】 過酷事故がなかったことにするため、原子力村はこんなサービスもしてます」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/7636a3377dd7ae39d68e04f71a789b4d)。
それに乗る形だ。
東電を批判するのではなく、
迎合だ。
何らかの対価があるんだろうか。
あるんだろうな…
しかし、
線量は0.01などと、
単位を記していない報告に何の意味もない。
また、
「建屋付近」では、
漠然としていて労働環境を視察したことにならない。
この荒っぽい報告に対して、
山川冬樹
@yamakawafuyuki さんが
――@takeyama0330「建屋付近まで行きましたが線量は0.01」というのはあり得ないと思います。私も現場を視察しましたが、3号機から数十メートルの場所で停車したバスの車内で318μSv/hでした。〔20:41 - 2016年6月1日 〕――
と異論を投げかけておられた。
この視察について、
根本的に問題なのは、
「防護服」
という放射線防護の役割を担っていないものを
持ち出してきて、
あたかも
もう、防護しなければならないほどの放射能の危険がないと
錯覚するデマを拡散している点だ。
――隅々見せてもらいましたがとにかく安全で皆さん楽しく働いてます!マスコミさん、是非ちゃんと真実を伝えた方が良いです!〔0:11 - 2016年6月1日 〕
という安易な竹山のツイートに絡めとられないためには、
次に、紹介するような
防護服に関する科学的な理解をしっかり持つことだ。
toriiyoshiki@toriiyoshiki さんという方が
発信しておられる。
――防護服にはそもそも放射線を遮断する力はない。放射性物質が粉塵として空気中を漂っている場合でもない限り、防護服を着る意味はない。ぼくは先日、放射線防護学者の安斎育郎さんらとともに10μSv/h強の地域に入ったが、誰も防護服は着なかった。〔23:27 - 2016年6月2日 〕――
なお、
このニュースは、
産経新聞が垂れ流している。
☆ 記事URL:http://www.sankei.com/life/news/160602/lif1606020025-n1.html
タイトルに産経らしく
「反応は賛否両論」
とある。
この論点は、
意見の対立があるというんでなく、
事実認識の問題だ。
果たして
竹山のツイートは、
正確な報告になっているのか。
ちなみに、
tomoko isobe(脱被曝に一票) @sobtomkさんが
こんな指摘をしている。
―― 同行した共同通信記者の記事内の写真に写ってる測定値は42.7μSv/h なのだが。。。。〔19:28 - 2016年6月5日 〕――
放射線については、
彼の福一見学を報じる記事に
ある通り、
「原子炉建屋に近づくと放射線量がはね上がる」
という特徴に留意すべきだ。
☆ 記事URL:https://twitter.com/sobtomk/status/739403465386905600
安っぽいバスツアー報告から刺激を受け、
真似しない方がいいと思う。
カンニング竹山のような勇気を
「匹夫(ひっぷ)の勇(ゆう)」と言う。
何も知らないから
能天気なことを言えているだけの話だ。
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