自ら命を絶ちたる者は、死刑に処す

イギリス法。



この法律、廃止になりました。効力のない法律を紹介するのはいかがなものか・・・

迷いがありました。しかし、「死んではいけない」とする法案が、単に墓地が足りな

いから、という理由で議会に提出されたという記事を書いたこととの関連で、やはり

紹介しておこうと思いました。



このイギリス法の立法趣旨は分かりますか？

キリスト教の世界では、神から与えられた命を自分で処分するなど、もってのほかな

のです。それを闡明するために立法化されたものです。

日本なら、自殺した者を責めようもんなら、死者に鞭打つものとしてかえって非難さ

れます。しかし、キリスト教圏の世界では違います。

自殺した者は、神を冒涜したという罪を背負ったことになります。許されるには贖罪

が不可欠です。

キリスト教と言うと、思い出すのが”愛”です。

愛の精神で行くと、自殺者は、「００７は二度死ぬ」のような結果を感受しなければ

ならないわけです。愛あるがゆえに処刑されるのです。

この考えで、同様の法律が日本で立法化されたとしたら、どうなるか。

日本なら、処刑方法は、絞首刑です。死んだ人の首にまたロープをかけねばならない・・・

想像するだに恐ろしい！

発見時期が遅ければ、肉も腐り、首が引きちぎれたりする場合もあるでしょうね。