サイト「逝きし世の面影」に
『計画停電』の実施は、猛烈な放射性プルームの襲来による国民の被ばくを回避させる措置だったとする
考察が記されている
(同サイト記事「甲状腺がんの原因を放射性ヨウ素から、半減期30年の放射性セシウム137だった!?に変更」(2016年06月16日 )参照)。
☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c467d326075073110b749760585769af
同記事には
他に驚くべき報告があった。
この記事の
タイトルにある通り、
子どもにも甲状腺疾患の原因を病理学的に解明したのが
ベラルーシのゴメリ医科大学で学長を務めたバンダジェフスキー医師で、
この人によると、
甲状腺がんの原因は、
半減期が30年の放射性セシウム137と推断される
(下記〔資料〕参照)。
〔資料〕
「平和をたずねて:核の傷痕 続・医師の診た記録/22 放射性物質、微量で疾患悪化=広岩近広 」
サイト「逝きし世の面影」/ 元記事:毎日新聞 (2016年06月15日 00時53分)
☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c467d326075073110b749760585769af
☆ 元記事URL:http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=%2Farticles%2F20160614%2Fddn%2F012%2F040%2F047000c
チェルノブイリ原発事故では、放射性ヨウ素による小児甲状腺がんの多発をみた。
だが、近年の子どもにも甲状腺疾患が後を絶たない。小児科医の黒部信一さんは、その原因を半減期が30年の放射性セシウム137と推断している。
「大量の放射性セシウム137がばらまかれたため、その影響が続いていると思われます。オーストリアの調査では、80%が汚染された飲食物による内部被ばくでした」
そのことを病理学的に解明したのが、ベラルーシのゴメリ医科大学で学長を務めたバンダジェフスキー医師である。
著書「放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響 チェルノブイリ原発事故被曝の病理データ」(久保田護訳、合同出版)に衝撃の事実がみられる。
<バンダジェフスキーの結論は、低線量の放射線被曝は健康にほとんど影響しないというベラルーシ政府の見解に反していたため、1999年、彼は入学試験にからむ賄賂汚職の容疑で逮捕され、禁固8年の刑で投獄されました>(「訳者のまえがき」から)
バンダジェフスキー医師の論文について、黒部さんは解説する。
「チェルノブイリ原発事故による死亡者の病理解剖によって、放射性物質がどの臓器に、どれだけ蓄積していたかを調べたのです。多かった順では、甲状腺、骨格筋、小腸、心筋、脾臓(ひぞう)、脳、腎臓、肝臓でした。人体のほとんどの器官で障害や機能異常が起きていたのです」
黒部さんは自著「放射線と健康」(東京書籍)で論文の病名を、次のように整理した。
<心臓血管系に強くあらわれ、心室内伝導障害、心筋代謝不全、子どもの高血圧>
<腎臓では内部の変化とその機能の変化><肝臓ではその機能の不調、脂肪肝、肝硬変>
<免疫系では感染への抵抗力の低下で、結核、ウイルス性肝炎、急性呼吸器疾患への感染>
<ホルモン系では、女性の内分泌機能の乱れ、甲状腺の異常を生じ、血液中の黄体ホルモンの増加>
<神経系では、出産前後の影響で、子どもの大脳左半球の異常(学習能力の低下)>
<視覚器官では白内障、硝子体の損傷、屈折異常>
現在、バンダジェフスキー氏はウクライナで研究を続けている。
前出の著書で次のように明記した。<放射性セシウムがわずかでも生体の臓器に取り込まれると、疾患が悪化したり、ほかの疾患との合併症を引き起こしたりする危険性が非常に高くなる>
さて、福島である。黒部さんはこう打ち明ける。
「実は今年に入って、福島県在住者で白血病により2人が亡くなったとの報告を受けました。成人ですが、闘病中の方もいます。白血病は年齢にかかわらず被ばくの3年後から増え始めるので、心配しています」
広範な健康調査と情報公開が求められるところだが、黒部さんは首を横に振った。「影響が大きいので、個人情報を盾に統計上からも隠す のではないですか」
あってはならないことである。(次回は21日に掲載)
2016年6月14日 毎日新聞
『計画停電』の実施は、猛烈な放射性プルームの襲来による国民の被ばくを回避させる措置だったとする
考察が記されている
(同サイト記事「甲状腺がんの原因を放射性ヨウ素から、半減期30年の放射性セシウム137だった!?に変更」(2016年06月16日 )参照)。
☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c467d326075073110b749760585769af
同記事には
他に驚くべき報告があった。
この記事の
タイトルにある通り、
子どもにも甲状腺疾患の原因を病理学的に解明したのが
ベラルーシのゴメリ医科大学で学長を務めたバンダジェフスキー医師で、
この人によると、
甲状腺がんの原因は、
半減期が30年の放射性セシウム137と推断される
(下記〔資料〕参照)。
〔資料〕
「平和をたずねて:核の傷痕 続・医師の診た記録/22 放射性物質、微量で疾患悪化=広岩近広 」
サイト「逝きし世の面影」/ 元記事:毎日新聞 (2016年06月15日 00時53分)
☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c467d326075073110b749760585769af
☆ 元記事URL:http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=%2Farticles%2F20160614%2Fddn%2F012%2F040%2F047000c
チェルノブイリ原発事故では、放射性ヨウ素による小児甲状腺がんの多発をみた。
だが、近年の子どもにも甲状腺疾患が後を絶たない。小児科医の黒部信一さんは、その原因を半減期が30年の放射性セシウム137と推断している。
「大量の放射性セシウム137がばらまかれたため、その影響が続いていると思われます。オーストリアの調査では、80%が汚染された飲食物による内部被ばくでした」
そのことを病理学的に解明したのが、ベラルーシのゴメリ医科大学で学長を務めたバンダジェフスキー医師である。
著書「放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響 チェルノブイリ原発事故被曝の病理データ」(久保田護訳、合同出版)に衝撃の事実がみられる。
<バンダジェフスキーの結論は、低線量の放射線被曝は健康にほとんど影響しないというベラルーシ政府の見解に反していたため、1999年、彼は入学試験にからむ賄賂汚職の容疑で逮捕され、禁固8年の刑で投獄されました>(「訳者のまえがき」から)
バンダジェフスキー医師の論文について、黒部さんは解説する。
「チェルノブイリ原発事故による死亡者の病理解剖によって、放射性物質がどの臓器に、どれだけ蓄積していたかを調べたのです。多かった順では、甲状腺、骨格筋、小腸、心筋、脾臓(ひぞう)、脳、腎臓、肝臓でした。人体のほとんどの器官で障害や機能異常が起きていたのです」
黒部さんは自著「放射線と健康」(東京書籍)で論文の病名を、次のように整理した。
<心臓血管系に強くあらわれ、心室内伝導障害、心筋代謝不全、子どもの高血圧>
<腎臓では内部の変化とその機能の変化><肝臓ではその機能の不調、脂肪肝、肝硬変>
<免疫系では感染への抵抗力の低下で、結核、ウイルス性肝炎、急性呼吸器疾患への感染>
<ホルモン系では、女性の内分泌機能の乱れ、甲状腺の異常を生じ、血液中の黄体ホルモンの増加>
<神経系では、出産前後の影響で、子どもの大脳左半球の異常(学習能力の低下)>
<視覚器官では白内障、硝子体の損傷、屈折異常>
現在、バンダジェフスキー氏はウクライナで研究を続けている。
前出の著書で次のように明記した。<放射性セシウムがわずかでも生体の臓器に取り込まれると、疾患が悪化したり、ほかの疾患との合併症を引き起こしたりする危険性が非常に高くなる>
さて、福島である。黒部さんはこう打ち明ける。
「実は今年に入って、福島県在住者で白血病により2人が亡くなったとの報告を受けました。成人ですが、闘病中の方もいます。白血病は年齢にかかわらず被ばくの3年後から増え始めるので、心配しています」
広範な健康調査と情報公開が求められるところだが、黒部さんは首を横に振った。「影響が大きいので、個人情報を盾に統計上からも隠す のではないですか」
あってはならないことである。(次回は21日に掲載)
2016年6月14日 毎日新聞
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