1944年、「地震の次は何をお見舞いしましょうか」とB２９がビラ

ＮＨＫ　シリーズ　証言記録　「市民たち戦争」


この動画に関して、

次のような記事を書いている人がいました。

――これは明らかに当時、戦闘飛行機を倍増生産目標でフル稼働していた日本の軍事工場をピンポイント破壊した巨大地震であり、当時開発されたばかりの新兵器、原爆による人工地震によるものであり、ビラは破壊したのはアメリカ軍であるという証拠です。（「暴露！３１１人工地震の特殊爆弾を製造した自衛隊技術者１２人が暗殺」参照） ――

おぞましい内容の主張ですね。

アメリカが、という意味ではないです。

日本の地理的位置、政治状況等、

原因を内部に求めず、安易に「誰かのせい」にしてしまう

論者の、その思考回路の無神経ぶりが、です。

太平洋大戦時、アメリカは敵対国でしょ？

「巨大地震があった」という情報を手にしたら、

これを戦争を優位に遂行するために利用してやろう

という風に考えるのは、自然です。

実際、戦争は神経戦である部分を含んでいます。

「心を打ち砕く」

ということは、戦略上、思いの外に有効なわけです。

合理的に考えて、

アメリカ軍のビラまきは許されるでしょう。

僕は、必ずしも親米派ではないです。

しかし、人工地震が現実に起こせるという、

こんなデマを広めて

反米感情を煽る人間を軽蔑します。

今年、8月10日午後0時半ごろ、

東京都大田区上池台3、NHK嘱託職員、五十嵐忠夫さん(75)方2階建て住宅で、

男女が死亡しているのを警視庁田園調布署員が見つけた――

という事件が

人工地震を暴露した報復のため

殺害したんだと

上掲サイトの管理人は指摘してます。

しかし、五十嵐忠夫さんの年齢を

冷静に考えて下さい。

番組製作当時から、どの程度、時間が経過したのでしょうか。

「亡くなられた五十嵐さんは先日放送されたＮＨＫ人工地震番組の放送担当者です！」

と言うけれど、

「人工地震番組」

という決めつけ自体がまた、根拠ないです。

と言うか、空想的に過ぎます。

もう一度、頭を冷やして動画を見直して頂きたいです。