ヨーロッパでは、
次々と、
電力会社大手が
原子力発電所の建設事業から
撤退しているようです。
「星の金貨プロジェクト 」
の小林順一氏が
「 欧州大手、原発建設事業から次々と撤退」
という記事の中で
報告して下さってます。
☆ 記事URL:http://kobajun.chips.jp/?p=6012
以下、番組の放送日ごとに要点をまとめます。
〔ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送) 10月30日〕
E.onとRWEという
ドイツを代表する電力会社が
イギリスでの
ホライゾン原子力発電所建設事業を、
8億6,000万ユーロ(860億円)で日本の日立グループに売却しました。
2012年11月末までに
契約手続きが完了するそうです。
☆ 元記事URL:http://www.dw.de/german-power-giants-sell-off-uk-nuclear-joint-venture/a-16342994
〔ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送) 10月24日〕
2011年3月に福島第一原発で原子力発電所事故が発生すると、ドイツ政府は直ちに国内の老朽化した原子炉の停止を命じたために、E.onの収益は低下していました。
さらに、ドイツ国内の原子力発電所を段階的に廃止し、2022年までに原子力発電をゼロにするドイツ政府の方針決定により、E.onは発電手段を再生可能エネルギーへと切り替えるため、事業計画を大幅に見直すことになりました。
☆ 元記事URL:
http://www.dw.de/eon-dumps-nuclear-project-in-finland/a-16328836
〔ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送) 8月13日〕
原子力発電の段階的廃止という国家の政策と、原油価格の高騰により、2011年は赤字に転落しました。
しかし今年に入り、上半期、莫大な利益を計上しました
全同期比で23%の増益、収入総額は654億ユーロに達しました。
「この実績を可能にしたものは、電力事業の新たな分野に挑んだ結果、得られたものです。」
代表取締役のヨハネス・ティッセン氏が声明の中でこう述べました。
今年度の著しい収益回復に大きく貢献したのは、ロシアのガスプロムとの長期に渡る低価格での天然ガス供給の契約でした。
「粘り強い交渉により、12億ユーロの利益がもたらされることになりました。」
E.ON社はドイツ政府の決定により、利益を上げ続けていたにもかかわらず、イーザル1号とウンターヴェッサー、2か所の原子力発電所を廃炉にせざるを得ませんでした。
☆ 元記事URL:http://www.dw.de/german-power-supplier-overcomes-nuclear-phase-out-dent/a-16162446
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