<拡散>TPP反対!岩上安身 米韓FTAは完全に不平等条約
[ポイント]
TPPは、実質上、日米FTAだと言われている。
では、アメリカとFTAを取り結んだ韓国経済はどうなっているのか?
それを分析すると、
この条約を交わす意味が見えてくるに違いない。
韓国主要銀行の
70%がアメリカ資本という。
このデーターは、
事実上、
韓国という国が
アメリカの貯金箱にされた過程を表している
と言えなくはないか。
そのような評価も
あながち外れていないだろう。
その延長線で
この条約に盛り込まれている
約束事を
上に
アップした動画を通して
検討する。
(1)ISD条項・・・企業が条約締結をした政府を訴え、非関税障壁を崩させることができる。カナダ、メキシコとアメリカとの訴訟を見る限り、アメリカが常に勝つような形になっている。
(2)ラチェット条項・・・アメリカ以外の国は、一度、自国に不利な条件を飲むと、ひっくり返せなくなる。
(3)加盟国は、未来最恵国待遇をアメリカに保証する。
(4)知的財産権が直接規制される。これによって、具体的にどう規制されるのか。漏出資料(弁護士 福井健策(骨董通り法律事務所 for the Arts)翻訳ブログ記事参照/リンク)によると、診断、治療方法までが特許対象化されるとのことだ。運用いかんによっては、薬を処方する権能も治療法として特許対象になるのではないか。国民皆保険を切り崩す武器になりえそうだ。
(5)NVC条項・・・非違背提訴条項とも呼ばれ、条約違反がなくともアメリカ企業の期待した通りの利益が出ない場合、加盟国政府は、損失補てんしなければならない。
(6)サービス業の事業所非設立権を認めなければならない。これによって、介護施設を作り、人為ミスで入所者が死亡する事故が起きても当該施設は、無条件で免責される。また、事業税等の負担を負わないで済む。
以上のようにして、韓国は、100%アメリカに収奪される。アメリカとしては、日本も早く韓国みたくなるように努力しなさいということだ。
[おまけ]
ところで、アメリカの
日本を見る目という意味では、
岩上氏の口から
孫崎氏と次のような会話をしているとき、
ひょいと紹介された
「保護国」という言葉の
使用例に
日本に対する
アメリカ人の本音が見えるように感じる
(「TPPについて、自民党が掲げた公約は守られない」〔2013/02/23 〕参照)。
参考までに
以下、その言葉が出てきた脈絡を書き留めておく。
☆ 記事URL:http://iwj.co.jp/wj/open/archives/61170
――孫崎享「(この間、安倍氏が訪米し、成立した日米)会談では、TPPが前面に出て来ましたが、これは、別の視点から見ると、それ以外のことがあまり話題に上らなかったということです。
ごく最近、ブレジンスキーが論文を書きました。この中で、彼は『東アジア情勢は、日米同盟だけに依存するべきではない』と述べている。また、彼はオバマ政権に強い影響力を持っている人物であり、その人が『米中両国が、直接衝突するということは避けると思う。日本やインド、朝鮮半島などによる戦争に、我々が巻き込まれないようにしないといけない』と言っている」
岩上「ブレジンスキーは、日本のことを『保護国』と言っていますね。日清・日露の明治の時代、日本側は、朝鮮のことを何度も『保護国』と言っています。つまりは『属国』です」――
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