のんきに介護

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民主党・小西ひろゆき議員 / 「自民党・憲法改正草案の問題点」

2014年08月01日 12時31分16秒 | 国会論戦
予算委員会(2013年3月29日)で明らかにした内容について

というタイトルで、

民主党・小西ひろゆき議員が

「自民党・憲法改正草案の問題点」というテーマで

国会でした質疑を

書き出しておられます(〔資料-1〕参照)。

面白いのは、

コメント欄に出現している

いわゆる、

ネトウヨの数の多さです。

「殿が危ない!!」

という認識で

皮肉にもみんなの意見が一致したということですね。

さて、口で何と言おうと、

戦後出現した最大の愚かしい宰相、

安倍某の劣勢は、

彼の援軍であるネトウヨたちの

数量の多いさで

かえって、推測しえます。

ただ、「自民党・憲法改正草案の問題点」というテーマでの

国会質疑に関する動画は見当たりませんでした。

政権に不都合だから削除したんでしょうか

(してそうなだけにシャレになりません――)。

ちなみに、

NHKの経営委員に関する

安倍某の小西議員に対する答弁は、

次の2点でした。

()意見の多様性を認めるべきである。

この主張は、

「考え違う人を許さないのは狭量、危険」として、

MSN産経ニュースとして伝えています

(下記〔資料ー2〕参照)。


()小西議員は、幼児的である。

安倍某は、その趣旨を

「うるさいから黙ってもらえますか。小西さん。子供みたいですよ」

という言葉で伝えました。

悠木 彩斗‏@starlod_twtrさんが

安倍某の喚き散らすようなこの二つの戯言に対して、

適切な反論をされています

(同氏〔8:59 - 2014年3月13日 〕のツイート )。

曰く、これは完全なるブーメランwww云々。

なぜ、ブーメランになっちゃうか。

それは、

超にゃんころりんZインパルスⅡ改ハイジア @goldencat222さんが仰るように、

安倍某の国会論戦の仕方が

「 安倍こべ」

だからということに尽きます

(同氏ツイート〔1:54 - 2014年3月13日 〕)。

AP通信 / ワシントン・ポスト、2013年6月20日付で

「先進国の中で唯一、極右の暴圧的言動を否定しない日本の首相  人種差別を容認するかのような政治家を支持する日本に、嫌悪感を持ち始めた世界」

というタイトルの社説を掲載したようです

(サイト「星の金貨プロジェクト」同名記事参照*http://kobajun.chips.jp/?p=12254)。

そこには、

次のようなことが書かれています。

―――注意すべき使われ方をしている言葉のひとつが「左翼」です。

少数派の権利を守ること、平和を志向し、時に保守的価値観と対立するリベラリズム全般に対し、この言葉が乱用されるようになりました。

一部メディアと政治的に対立する立場の存在について、安倍首相は度々不適切な発言を繰り返しています。
安倍首相は民主党政権時代の菅前首相について、市民運動の出身であることを理由に『左翼』と呼び、北朝鮮に対する姿勢が甘すぎると批判しました。

安倍首相は(国際的には)国家主義者として知られ、タカ派的言動が目立ちますが、最近のフェイスブックへの書き込みで、公開の集会で野次を飛ばす人々に対し不満を露わにしました。
「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してました…」――。

などという逸話。

また、

あるいは、

朝日新聞の論説委員の松下秀雄氏が、

6月16日の朝刊にて

「安倍首相、あなたは『左翼』という言葉を、どんな意味でお使いですか?」

と尋ねました。

「考え違う人を許さないのは狭量さ」について

目に余るものがあるから、

このような追及をされるのです。

ところで、なぜ、他者の意見を受容できないかに関して、

ヤン・ウェンリー@_Yang_Wen_li さんが

安倍某の本質を見極めた上で、

注文をされています。

――国家というサングラスをかけて事象をながめると、視野が狭くなるし遠くも見えなくなる。できるだけ、敵味方にこだわらない考え方をしてほしいんだ〔23:39 - 2014年3月10日 〕――と。

宜なるかな、ですな。

日本の現状として嘆かわしいのは、

言論の、

このような機能不全に対して、

マスコミが

行政のトップにいる安倍某を突き上げるどころでなく、

逆に媚びへつらう

安倍某のファンクラブと化していることでしょう。

ただ、少し救いなのは、

これって、

安倍内閣の自作自演の面もあるということです。

たとえば、

識者は、

こう指摘します。

画像の記事を読んで見てください。


典拠:watanabe‏@penewax さんのツイート〔8:40 - 2013年11月3日

すなわち、フェースブックを使った

安倍某とネトウヨとの共同作業によるマジックということです。

対応策としては

あべこべ言うのを見越して、

あっさり

「反対のこと、言っちゃいかん」

と諌める

準備をしておくしかないんでしょうな。

なお、上掲記事につき、

最後に一言しておきます。

安田浩一氏の

ネトウヨの定義についてです。

この人は、

ネトウヨと

工作員になる者との

混同をしていらっしゃるんじゃないですかね。

ネトウヨの本体は官僚であり、

自民党の議員です。

安倍某は、実は、彼らの都合のいいように

動いているだけの

パペットだという認識を

持たないと、

敵を見失い、闘いに敗れてしまいます。

学歴もなく

幸せそうなマスコミを引きずり降ろしたがっている

非正規労働者というのは、

工作員をやっている人たちでしょう。

この辺りの違いは、

きちっと認識しておく必要があるな

と思いました。


〔資料-1〕

「自民党『日本国憲法改正草案』の問題点について」

   民主党・小西ひろゆき議員のブログ (2013/3/29(金) 午後 11:18)  


☆ 記事URL:http://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524/17551063.html


■自民党「日本国憲法改正草案」の問題点について


○ 自民党の「日本国憲法改正草案」においては、現行日本国憲法の第13条について以下のように変えるとしています。


【現行憲法】

第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。



【自民党 日本国憲法改正草案】

第13条 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益および公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に最大の尊重されなければならない。



○ 自民党の憲法改正草案の第13条が成立すると、以下のように明治憲法と同じく人権が保障されない全体主義の社会になる事態が生じることを、様々な資料をもとに質疑の中で明らかにしました。



・自民党の草案は、①人権を超越した全体主義的な価値によって人権制限を行うことを一般化し、②さらに、人権の調整原理としての憲法13条の機能を喪失させ、③全ての人権の解釈指針や最後のよりどころとしての憲法13条の人権の包括規定性を失わせることになること。



・それは、すなわち、明治憲法による憲法直接のあるいは法律の留保による人権侵害を可能とする、決して許すことのできない憲法秩序の創設を可能とすることになる。



・その結果、言論、報道、結社、信教の自由等々、全ての自由権が抑圧され、さらには、現行憲法が禁止している徴兵制についてもそれを合憲とする可能性を開いている。



・なお、自民党の憲法改正草案第13条は、国家や団体の利益で国民の権利と自由を制限している中華人民共和国憲法第51条と内容的に同じであること解されること。





○また、質疑での確認により、安倍総理大臣について、以下のことが明らかになりました。



・安倍総理は、憲法で最重要の条文であり、「個人の尊厳の尊重、幸福追求権(包括的人権)」を定めた憲法13条の存在も、また、それがどういう価値を持つかも何も知らず、従って、求められてもそれを自分の言葉で説明することができないこと。



・さらに、安倍総理は、自民党の中で憲法改正議論をリードし、自民党の総裁として改正草案を持って憲法改正を主導しながら、戦後の憲法学説を代表する通説を何も知らず、憲法についての基本的な勉強を何もしていないこと。



※ 国会議員が法律を作成する時にはあらゆる法律資料を読み込みます。憲法改正草案を作成するのであれば、戦後の主な憲法学説や最高裁判例を膨大な作業をもとに分析していくのは立法者として当然の作業です。



・安倍総理は、日本国憲法の下では違憲となっている徴兵制が、自民党の日本国憲法改正草案のもとでは違憲になるのか合憲になるのかについて、答えることができないこと。



以上



※ 憲法13条は、憲法全体を支配する個人の尊厳と幸福追求権を定め、さらに、 国会や内閣が何のために存在するのかを定めた日本国憲法で最も重要な条文です。

   「包括的権利(=幸福追求権)を定めた条文は何か。 」、「また、個人の尊厳を包括的に定めた条文は何か。」と聞かれて、即座に「憲法13条だ」と答えられない政治家は総理の資格はないのです。

   それはようするに、自分の手で憲法の下の日本社会をどうすればより良くできるか考えたことがない、あるいは、これまで自分の手で何の立法もやったことがない証そのものなのです。私の質問を「クイズだ」と言い逃れの発言を繰り返した安倍総理は、ただ単に憲法の内容が何も分かっていないことを隠そうとしただけと考えています。少なくとも、もし、幸福追求権などの内容を知っていれば、「何条かは忘れましたが、いずれにしても、幸福追求権とは・・・というものだ」と答弁したはずです。



※  私は、これまでの安倍総理の国会等での発言から、安倍総理がひょっとして憲法13条を何も知らない、分かっていないのではないかという疑念を持ち、まずは、「何条ですか?」と問いました。そして、安倍総理の回答ぶりは私の予想を遙かに超える無知かつ無責任ぶりでした。

  (例えば、同じ保守派の総理でもかつての中曽根首相なら、即座に「憲法13条」と答えたでしょう。)


〔資料ー2〕

「批判一辺倒の民主・小西氏を安倍首相諭す 『考え違う人を許さないのは狭量、危険」」

   産経ニュース(2014.3.12 21:44 )

☆ 記事URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140312/plc14031221490019-n1.htm

 「自分と考え方の違う人の存在を許さないという狭量な考え方は、極めて危険と言わざるを得ない」

 安倍晋三首相は12日の参院予算委員会で、NHK経営委員の適格性を執(しつ)拗(よう)に批判し続ける民主党の小西洋之氏をたしなめた。

 小西氏は、経営委員の長谷川三千子氏が日本国憲法を批判していることなどを踏まえ、「こういう方がこの世にいるのかと驚いた」と指摘。興奮気味の小西氏を首相は「居丈高にならず落ち着いて聞いてほしい」と諭していた

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