金は、吐き出したくない。
「しかし、正社員共は、いらん!
労働力を自由化したい」
という、
企業の本音が
産業競争力会議の分科会である
有識者会議の席上、
相次いだらしいです。
このように
「労働力の流動化」
とは、
有体に言えば、
「解雇を自由にさせろ」
という要求です。
つまり、
企業の最大のお荷物は、
「正社員」
ということ。
労働法上、
正規の勤労者は
「不当労働行為」の禁止規制
に守られています。
あえて、意地悪い見方をすれば、
よほど下手をしない限り、
能力がなくとも
いつまでも会社に居座れます。
雇う側は、
そこを捉えて
「人材は“財”でなく、
“負債”だ」と、
言い募りたいわけでしょう。
会社は、
立地条件が
後進国で
あると仮定して
コストのかかる人たちを
一日も早く、
厄介払いしたいのです。
「労働移動の支援を重視すべきだ」
「流動性を高めるための前向きな制度が必要」
どんなに言葉を飾っても、
(お前たちの面倒は見切れんから、
さっさと流動化しろ。
会社を去れ、寄生虫共!!)
という願いが
否定しようのないほど
明々白々です。
スイッチポンで解雇
――棄民に該当しても――を実現したい企業への支援、
前向きな制度が
必要だ、と。
なんだか、小泉政権時代を彷彿とさせますな…
これでまた、
正社員不要論を
マスコミという自民党ヨイショ軍団が
持ち上げ、囃したて
大幅な安倍内閣の支持率アップが
見込める、
ということでしょうか。
実際、メディアには
「正社員を解雇しやすく」
という考え方を支持する人が
いるようです。
田中龍作@tanakaryusakuさんが
次のようなツイートをしてました。
―― 【再掲】フジテレビ報道2001。 けさも平井解説委員の迷解説が光る―「正社員をクビにすること。そうすれば非正規が(別の会社に再雇用されて)正規になれる」。この男は企業の論理が分かっていない。――(リンク)
かつて、勝間和代さんが
中高年のあんたたちのお父さん世代が
解雇されて
会社の人材が
リセットされたら
あなたたちにも就職のチャンスができる――
という世迷い事を述べていました。
目を輝かせて
講演を拝聴しておった若者たちの姿が
重なります。
気づき(間違ってますが)を得た人間特有の
活気があり、
下剋上と言うには
とても明るく、
たじろいでしまいます。
ただ、父親を食む文化を受け入れる娘、
息子たちに
笛に踊らされて土地を捨る
天衣無縫な子どもの
危うさを
感じました。
確か、そういう童話、
ヨーロッパにありましたよね。
―― 小泉政権は「自由な働き方」と称して労働法制を緩和し、派遣を全面解禁した。安倍政権は「成長産業への人材の移動」と幻想をふりまき、首切りを容易にしようと企む(つづく)・・・――(リンク)
―― (つづく・より)…「派遣の全面解禁」も「首切り自由」も、背後にいるのは竹中センセイだ。 小泉政権時の労働法制緩和では「派遣村の悲劇」が生まれた。今度はもっとスケールの大きい悲劇が待つ。 正規社員までが簡単にクビを切られるのだから。――(リンク)
というような冷徹な見方ができず、
企業に都合のいい、
ベテランの切り捨て・解雇促進策は、
自分に返ってくる
もろ刃の刃だ
という事実に気付けないのでしょう。
■資料
「正社員を解雇しやすく」 安倍政権の有識者会議で議論
☆ 記事URL:http://www.asahi.com/business/update/0307/TKY201303060639.html
安倍政権が発足させた有識者会議で、「労働市場の流動化」が大きなテーマになっている。衰退産業から成長産業への労働力の移転を促す狙いだ。流動化を実現するために、今よりも正社員を解雇しやすくするべきだという意見も出始めた。
6日開かれた産業競争力会議の分科会では初めて雇用問題が話し合われた。委員から「労働移動の支援を重視すべきだ」「流動性を高めるための前向きな制度が必要」など、「労働力の流動化」を求める声が相次いだ。解雇規制についても「解雇が認められる場合の合理性を法律で明確にできないか」といった意見があったという。
労働市場の流動化は、産業競争力会議と連携する規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)でも話し合われている。
「しかし、正社員共は、いらん!
労働力を自由化したい」
という、
企業の本音が
産業競争力会議の分科会である
有識者会議の席上、
相次いだらしいです。
このように
「労働力の流動化」
とは、
有体に言えば、
「解雇を自由にさせろ」
という要求です。
つまり、
企業の最大のお荷物は、
「正社員」
ということ。
労働法上、
正規の勤労者は
「不当労働行為」の禁止規制
に守られています。
あえて、意地悪い見方をすれば、
よほど下手をしない限り、
能力がなくとも
いつまでも会社に居座れます。
雇う側は、
そこを捉えて
「人材は“財”でなく、
“負債”だ」と、
言い募りたいわけでしょう。
会社は、
立地条件が
後進国で
あると仮定して
コストのかかる人たちを
一日も早く、
厄介払いしたいのです。
「労働移動の支援を重視すべきだ」
「流動性を高めるための前向きな制度が必要」
どんなに言葉を飾っても、
(お前たちの面倒は見切れんから、
さっさと流動化しろ。
会社を去れ、寄生虫共!!)
という願いが
否定しようのないほど
明々白々です。
スイッチポンで解雇
――棄民に該当しても――を実現したい企業への支援、
前向きな制度が
必要だ、と。
なんだか、小泉政権時代を彷彿とさせますな…
これでまた、
正社員不要論を
マスコミという自民党ヨイショ軍団が
持ち上げ、囃したて
大幅な安倍内閣の支持率アップが
見込める、
ということでしょうか。
実際、メディアには
「正社員を解雇しやすく」
という考え方を支持する人が
いるようです。
田中龍作@tanakaryusakuさんが
次のようなツイートをしてました。
―― 【再掲】フジテレビ報道2001。 けさも平井解説委員の迷解説が光る―「正社員をクビにすること。そうすれば非正規が(別の会社に再雇用されて)正規になれる」。この男は企業の論理が分かっていない。――(リンク)
かつて、勝間和代さんが
中高年のあんたたちのお父さん世代が
解雇されて
会社の人材が
リセットされたら
あなたたちにも就職のチャンスができる――
という世迷い事を述べていました。
目を輝かせて
講演を拝聴しておった若者たちの姿が
重なります。
気づき(間違ってますが)を得た人間特有の
活気があり、
下剋上と言うには
とても明るく、
たじろいでしまいます。
ただ、父親を食む文化を受け入れる娘、
息子たちに
笛に踊らされて土地を捨る
天衣無縫な子どもの
危うさを
感じました。
確か、そういう童話、
ヨーロッパにありましたよね。
―― 小泉政権は「自由な働き方」と称して労働法制を緩和し、派遣を全面解禁した。安倍政権は「成長産業への人材の移動」と幻想をふりまき、首切りを容易にしようと企む(つづく)・・・――(リンク)
―― (つづく・より)…「派遣の全面解禁」も「首切り自由」も、背後にいるのは竹中センセイだ。 小泉政権時の労働法制緩和では「派遣村の悲劇」が生まれた。今度はもっとスケールの大きい悲劇が待つ。 正規社員までが簡単にクビを切られるのだから。――(リンク)
というような冷徹な見方ができず、
企業に都合のいい、
ベテランの切り捨て・解雇促進策は、
自分に返ってくる
もろ刃の刃だ
という事実に気付けないのでしょう。
■資料
「正社員を解雇しやすく」 安倍政権の有識者会議で議論
☆ 記事URL:http://www.asahi.com/business/update/0307/TKY201303060639.html
安倍政権が発足させた有識者会議で、「労働市場の流動化」が大きなテーマになっている。衰退産業から成長産業への労働力の移転を促す狙いだ。流動化を実現するために、今よりも正社員を解雇しやすくするべきだという意見も出始めた。
6日開かれた産業競争力会議の分科会では初めて雇用問題が話し合われた。委員から「労働移動の支援を重視すべきだ」「流動性を高めるための前向きな制度が必要」など、「労働力の流動化」を求める声が相次いだ。解雇規制についても「解雇が認められる場合の合理性を法律で明確にできないか」といった意見があったという。
労働市場の流動化は、産業競争力会議と連携する規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)でも話し合われている。
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