のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

相撲が神事と言い張るのは、文化的には、後退。劣化。黒星だよ~ん

2018年04月07日 18時49分44秒 | 日本文化論
芸能事というのは、

大体において、「奉納」されるものだと思う。

ということは、

どれもこれも神事だよ。

ジャズだって、

元をたどれば葬送の際、

演奏するものだ。

死者と縁があることからすれば、

アフリカ系の神事だと言って言えなくない。

しかし、

だからと言って復古主義的に

昔の形にすれば、

その後の発展を無視することになる。

それは、

後の世代の劣化だし、敗北だと思うな

(松井計@matsuikeiさんのツイート〔23:51 - 2018年4月6日 〕参照)。

相撲だって

昔の通りではない。

昔は、

女相撲が主流だっていう話だ。

それは、

古代の日本人が相撲を

格闘技ではなく、

舞の一種と受け止めた証拠ではないか。

それはそれで楽しい企画だけど、

しかし、現代においては、相撲は純然たるスポーツだよ。

そういうものとして

受け入れたらどうだろう。

スポーツだからこそ、

ボクシングと同じように万が一の場合に備えて、

ドクターを待機させるべきだと思う。

これに関して、

すまふーみん@smafuuminさんがツイート。

――危険技で倒れてる力士に何もせず、ただもたもたするしてる!これを思い出した。最後は大量の塩まき。〔22:15 - 2018年4月5日 〕――



こんな事故が起きると

思考停止してしまうスポーツを見て恥ずかしいと思わないか。

倒れた力士を放置するような

野蛮さは、

捨て去るべきだ。

それが相撲を神事と理解するところから

生じるのなら、

神事ではないと、

考え方を改めるべきだ。

仮に、どうしても神事にこだわるなら、

古代の形に復すべきだろう。

すなわち、女相撲だけを相撲と認め、

土俵は、

男子禁制にすべきと思う。

女性が不浄とされ、汚れの象徴とされる文化は、

西洋にかぶれた

明治時代のでっち上げだろう。

然るに、「神事」という想念から離れないならば、

補助金は辞退すべきだ。

なぜなら、相撲が神事であるなら、

相撲は宗教行為となり、

相撲興行を維持するため補助金を交付することは、

明白に政教分離原則に反するからである。

この論点については、

異邦人@Beriozka1917さんが分かりやすく解説しておられる。

――相撲協会って毎年2000万円前後の国庫補助金を受けているらしいんですけど、神事だからという宗教的な理由で女性差別を助長するような団体に公金を支出するのって問題にならないんですかね。解釈によっては特定の宗教的行為を目的とする組織に憲法89条が禁ずる公金支出を行っているとも取れませんかね。〔8:10 - 2018年4月6日 〕――

ただ、八角理事長にすべてを委ねるには、

問題が大きすぎると思う。

相撲を「神事」の観念に名を借りた

女性差別的な発想から切り離すか、公益社団法人という扱いを止めるか、

政府として選択し相撲協会を領導すべきだろう。

核心は、

松井計@matsuikeiさんが指摘される

次の点だ。

――今回のどすこい事件、非常時には女性を土俵に上げていいかどうかなんぞという問題ではありません。女性を〈穢れ〉と見なして土俵に上げてはいけないとする考え方のおかしさが非常時で可視化されたに過ぎません。その点は間違えないようにしないといけないと思いますね。〔0:10 - 2018年4月6日 〕――

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦前天皇制と相撲 (読者の一人)
2018-04-07 20:14:23
相撲興行師を法人としたのは、国家が興業に近づいた

からである。優勝者に天皇賜杯を贈るため大正14年に

法人とした。

日本には伝統的な国技はたくさんある。

国技という言い方で特別扱いすべきでなく、公益法人

としないで、解体を望む。
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