のんきに介護

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原発の再稼働と輸出を求める『民間提言』の謎の起草者

2013年06月07日 03時11分31秒 | Weblog
サイト「カレイドスコープ 」に

「経産省と原子力ムラによる自作自演-“偽装の民間提言”」

と題する記事が載ってました。

☆ 記事URL:http://kaleido11.blog111.fc2.com/

原発の「再稼働」と「輸出」は、

2月25日、手渡された

「原発の再稼働と輸出を求める」

民間の提言書を受けて、

安倍某が

動いている形になっています。

しかし、実際は、

そうでなく、

原子力村を構成する人たちの

自作自演の可能性の

大変に強い提言なようです。

上記サイトには、

「責任ある原子力政策の再構築」

という民間提言書を作成したグループが

実は、

原発メーカー等、

原子力マフィアの構成員であることを窺わせる

資料を検証する

番組を紹介してました。

5月28日に放送された

「報道ステーション」です。

動画も

アップされていて、

どういう人間が関わっていたのか

よく分かります。

国民の

総意が問われていると言っていい

「原発の再稼働」や「輸出」

といった事柄が

拝金教に跪く

一群の

恥ずかしい人達によって

容易く決められるようであれば、

3・11以前と

ちっとも変わりません。

提言の趣旨として述べられたのは、

次の二つでした。

(1)「新安全基準の検討や活断層の評価等の議論の場から、

過去の安全審査に関わった

専門家を排除している」のは問題である。

(2)原発の輸出について

「政府の姿勢を明確化することをためらうべきではない」。


〔検討〕

(1)の要請に従い、

過去の安全審査に関わった人間を

呼び戻すとなると、

原発事故にかかわらず、

安全審査のやり方を検証しない

ことになります。

(2)については、

国際的無責任の勧めのような内容です。

日本は、

とんでもない原子力の過酷事故を起こしました。

事故原因でさえ、

明らかになってません。

しかも収束が

可能なのかどうかさえ危ぶまれています。

作業員が

確保できなくなる恐れさえ

抱えているのに、

「再稼働」に「原発プラントの輸出」

にのめり込むのは、

許されざる国家犯罪です。

ちなみに、

「緊急提言」

に名を連ねたのは、

エネルギー・原子力政策懇談会のメンバーです。

☆ HP:http://nuclearpower-renaissance.netj.or.jp/outline/member.html

有馬朗人(エネルギー・原子力政策懇談会の会長)、

望月晴文(座長代理)、

そして望月が社外取締役を務めている日立製作所や

原発関連の大手商社の経営責任者などが

「有志」として名前を連ねています。

なかでも、

有馬朗人は、

原子力業界と一心同体のごとく

日本の原発行政をゆがめてきた男なようですな。

彼は、原子力ムラの力によって

東大総長、

さらに文科大臣まで上り詰めた男だと

上掲サイト

「カレイドスコープ 」に紹介されていました。

座長代理の

望月晴文は、元経済産業省事務次官でした。

なお、最後に

豆知識。

安倍某の嫁さん、

安倍昭恵が有馬朗人と

「歴史通」という雑誌の5月号誌上で対談をしています。

タイトルがまた、すごいんです。

「怖いものにフタでいいのですか?

50ミリシーベルトで十分、

国の基準『1ミリシーベルト』のアホらしさ」です。

確か

「原発再稼動に反対して、安倍晋三と離婚までする」

とか言ってましたな、昭恵さん。

偽りの抵抗…だったのですね。

もちろん、夫婦が

仲いいことは喜ばしいのですけど、

自分が

ファースト・レディであることを

忘れた不実を

働いておられます。

卑しい人柄だということが

この逸話、

一つで分かります。

こういう事実って、

知ってしまうと人間不信に陥りそうになります。

人を欺くことで得る

虚しい満足感に

酔い痴れておられるんですかね。

さて、「カレイドスコープ」によりますと、

安倍昭恵に

有馬朗人との対談の場を提供した

「歴史通」の

編集長、

花田紀凱という人物は、

2011年3月11日、

北京にいたそうです

(上掲サイト参照)。

東電の勝俣恒久会長を団長とする

「大手マスコミ接待ツアー・愛華訪中団」

約20人の団員に含まれていたようです。

しかもこの人の場合、

1回ぽっきりじゃないんです。

週刊文春の

東電接待ツアー参加者リストによれば、

連続4回参加。

3・11のときは、

5回目だったと言います。

中国で

買春している

グループがあることにつき、

橋下徹が

「中国へのODA(発展途上国支援)みたいなもの」

と述べたこと、

前に触れました

(「橋下徹市長には、こんな差別発言もある」参照/リンク)。

このとき、

橋下の頭にあったのは、

中国訪問の団長、

東電の勝俣恒久元会長だったかも、ですね。



■資料

「『民間提言』に経産省が関与 原発の再稼働や輸出求める」

   朝日新聞(2013年5月19日6時19分)

☆ 記事URL:http://www.asahi.com/business/update/0519/TKY201305180430.html


【松浦新】電力会社や原発メーカーのトップらでつくる「エネルギー・原子力政策懇談会」(会長・有馬朗人元文部相)が2月に安倍晋三首相に渡した「緊急提言」づくりに経済産業省資源エネルギー庁がかかわり、手助けしていたことがわかった。提言は原発再稼働や輸出推進を求め、原子力規制委員会の規制基準や活断層評価を批判している。民間の提言を使い、経産省が原発を動かしやすい環境づくりに動いている。

 提言は「責任ある原子力政策の再構築」と題し、有馬会長を発起人とする有志名で出した。有志に電力会社トップはいないが、日立製作所など原発メーカーや大手商社のトップ、元経産次官の望月晴文氏(日立製作所社外取締役)ら29人が名を連ねる。

 A4用紙5枚の提言は原発規制のあり方に約4割を割き、規制委に対して「最高水準の英知と最大限の情報を活用した検討が実現していない」と批判した。そのうえで「原発再稼働を図るべきだ」などと求めた。


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