のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

今上天皇、新年のご挨拶に政治的要素はあるだろうか。

2015年01月02日 18時55分12秒 | 日本の現状
この人は、

「リベラル派」なのでしょうか。

きっと、

紅白のサザンの行動もdisるに違いないですね。

埒不埒‏@hurati さんのツイートです。

――なんであれ、天皇に「政治的発言」を許してしまうことが怖いわ。しかもそれをこぞって称賛するなど。〔13:09 - 2015年1月2日 〕――

どの部分を指して

「政治的」

という評価を下したのでしょう。

放射能汚染云々の言葉なんでしょうか。

エアー右翼が

強権的支配を敷いています。

その枠付けされた

世界から

はみ出せば政治的と言って言えなくはないのかもしれません。

しかし、もし、エアー右翼が

こんなにも幅を利かせていないなら、

ただの福島事故の

客観的な事実的側面に過ぎません。

後半の

「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び」

という件は、

平和主義を訴えるの当たっての

土台だからでしょう。

これを政治的意見だと言って

しゃべるなと

言うのであれば、

天皇は、

「憲法」の精神に

触れるような話ができなくなります。

「天皇陛下の新年のお言葉も安倍首相と真反対のことを仰ってた。さりげなくね。なんのリスクもなくね。天皇陛下も反日左翼か?」

(青空 @marmalade83さんのツイート〔2:49 - 2015年1月2日 〕 )

と嘆くのと、

どんな違いがあるでしょう。

ちなみに、

上の青空さんのツイートに対して岩上安身‏@iwakamiyasumi さんが

――そら、でてきた。今上天皇を反日左翼などと抜かすネトウヨが。〔5:56 - 2015年1月2日 〕――

とコメントされていました。

ネトウヨ指名された当の本人は、

「これは反語」と

弁明していました。

しかし、この書き方では、

「天皇陛下も反日左翼か」に続き、

「違うだろう」と

読めないですよ。

「そうに違いない」

と言う文が続いているように読めてしまう。

なぜか――。

前置きが何もされていないからです。

前置きがなければ、

特別な条件がないものとして、

普通に理解します。

すなわち、

ネトウヨと呼ばれる人たちにとって、

反日左翼とは、

日本の国益を害することに反対する人の謂いでしょう。

要するに、

売国奴、安倍晋三に与して

日本を米国に明け渡す主義主張を持つ人が

自分たちを

批判する勢力を一纏めにして

罵倒するため

用意したレッテルと言っていいものです。

だとすると、

ネトウヨが今上天皇を内心では

「反日左翼」と

決めつけて罵っているだろうことは、

想像に難くないです。

定義からして、

「反日左翼」に該当する発言を

されていますので、

そう解されても仕方ないでしょう。

そういう背景から考えて、

反語になり得ない表現ということです。

青空 さんは、

その点、言葉に鈍感すぎますな。

あるいは、

これがネトウヨ特有の反論の仕方なのか。

(――青空さんは、

この「仕方なのか」という文末を読んで“反語”と理解するかな

…というこの文章の末尾「かな」を見て、

やはり反語と理解するのか。

うわ~、この話、終わりがなさそうだな。

この辺で終わっておこうか…)。

なお、天皇のお言葉に対しては、

正確にその内容を伝えないというやり方で

ミスリードしようとしている

団体があります。

NHKです。

〔資料-2〕として紹介しておきます。

〔資料-1〕の

 THE HUFFINGTON POST(宮内庁版)と

読み比べて見て下さい。




〔資料-1〕

「天皇陛下、新年のご感想全文『歴史を学ぶことが大切』」

   THE HUFFINGTON POST(2015年01月02日)

☆ 記事URL:http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/31/japans-emperor-2014_n_6402542.html?utm_hp_ref=tw

☆ 宮内庁元記事URL:http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/gokanso/shinnen-h27.html

昨年は大雪や大雨、さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ、家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。

また、東日本大震災からは4度目の冬になり,放射能汚染により、かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時、それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ、地域を守っていくことが、いかに重要かということを感じています。

本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。

この1年が、我が国の人々、そして世界の人々にとり、幸せな年となることを心より祈ります。



〔資料-2〕

「天皇陛下の新年の感想 全文」

   NHKニュース(1月1日 5時38分)

☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150101/k10014381931000.html

昨年は大雪や大雨、さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ、家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。
また、東日本大震災からは四度目の冬になり、放射能汚染により、かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。
昨今の状況を思う時、それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ、地域を守っていくことが、いかに重要かということを感じています。本年は終戦から七十年という節目の年に当たります。
多くの人々が亡くなった戦争でした。
各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。
この一年が、我が国の人々、そして世界の人々にとり、幸せな年となることを心より祈ります。

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