IKEZOE_Noriaki @ookaminamiさんのツイート。
――相変わらずのNHKニュース。「(行政のあり方が歪められたと)前川前次官は主張」「(文書は確実に存在していたと)主張」と伝えている。なぜ「証言」でなく「主張」という動詞を使い続けるのか。それこそ印象操作では。聞き流してしまう細かい表現だけど、そういうところに報道姿勢が現れる。〔21:53 - 2017年6月9日 〕――
この観点から見れば、
「どちらの説明を信じる?」
という
下図の対比は、
可笑しい。
一方が証言なのに対し、他方は、
単なる主張だから。

転載元:ⓢⓐⓘⓣⓞ @kentaro_s1980さんのツイート〔17:57 - 2017年6月5日 〕
ところで、
東海村の悪夢を彷彿とさせる原子力機構の事故が起きた。
それに関連して
イシカワ(いきている)@ishikawakzさんが
こんなツイート。
――見殺しだったのか、、
被曝の5人、汚染室内に3時間待機 原子力機構の事故(朝日新聞デジタル) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000008-asahi-soci …
「放射性物質を室外に出さないための処置をする間、5人は室内で3時間にわたって待機していたことが分かった。その間に体内に放射性物質が入り」〔6:45 - 2017年6月9日〕――
改めて、
事故と報道を振り返ってみる。
事故が起きた6日当日、
目に見えない放射性物質なのに、
「外傷なし」などという
報道がなされた。
トップニュース扱いであって当然なのに、
NHKあたりでも
サラリと数十秒の報道だったらしい。
しかも事故が起きたのは午前11時なのに、第一報は夕方6時以降、
どうでも良いニュースに紛れての報道だったとのことだ
(サイト「simatyan2のブログ」の記事「報道規制! 東海村の悪夢ふたたび 」参照。*https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12281595003.html)。
この時点では、
「最大24ベクレルの放射性物質が確認」
という報道(下記〔資料〕〔資料-2〕参照)だったのに、
7日になって
「1人の肺からおよそ2万2000ベクレルの放射性物質が計測された」
となった(下記〔資料-3〕参照)。
東海村JCO臨界事故のとき、
作業員は、放医研(千葉市)に搬送された。
今回の5人の作業員も同じ所に運び込まれているらしい
(上掲、サイト参照)。
覚えていらっしゃるだろうか。
福島原発で作業中に足首を放射性物質入りの水に浸かって人たちがいた。
このときも、
千葉の研究所に搬送された。
しかし、
その後の続報がない――。
一体、どういうことなのか。
今回の事故は、
9日になって5人の作業員の方は、
「5人は室内で3時間にわたって待機していた」
と報道された
(下記〔資料-4〕参照)。
事故を甘く見ているとしか思えない。
「放射能、飲んで大丈夫」の
大橋弘忠が
プルトニウムが肺に流入するのは、
手術をして
プルとニウムの粒粒を一個一個入れて言った場合と
言明していた。
そのような安全論がこんな形で
花開いたと思える。
〔資料〕
「原子力機構 放射性物質の粉末漏れ 作業員の帽子など汚染」
NHKニュース(6月6日 21時01分)
☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170606/k10011008551000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
6日午前、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、設備の点検中、破裂した袋の中からプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が漏れ出し、作業員5人の手袋や服などから放射性物質の汚染が確認されたということです。外部への影響はないということで、原子力機構が5人の被ばく量を調べています。
原子力機構によりますと、6日午前11時すぎ、茨城県にある「大洗研究開発センター」の燃料研究棟で、5人の作業員が燃料の貯蔵容器の点検をしていたところ、実験で使ったプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し、放射性物質が漏れ出しました。
現場は、放射性物質による汚染のおそれがある放射線管理区域で、当時、5人の作業員は、防護服や手袋、それに、顔を半分覆う半面マスクをつけていて、手袋や服から放射性物質による汚染が確認されたということです。
また、5人のうち3人の鼻の中から最大24ベクレルの放射性物質が確認され、内部被ばくをした可能性があるということで、原子力機構が詳しい被ばく量を評価しています。
現場の燃料研究棟は、プルトニウムを燃料に使う高速増殖炉用の新型燃料の研究開発などを行っていた施設ですが、すでに廃止する方針で、実験などで使った放射性物質を管理していて漏れた放射性物質は室内にとどまり、外部への影響はないということです。
原子力機構は、現場の部屋の立ち入りを制限し、袋が破裂した原因などを調べています。
3人の鼻の中から放射性物質が確認
茨城県庁で6日夜記者会見した日本原子力研究開発機構は、作業員5人全員の手袋や服などから放射性物質による汚染を確認したことを明らかにしました。
また、このうち3人の鼻の中から放射性物質が確認されたということで、現在、内部被ばくの状況を測定する準備を進めているということです。
放射性物質が漏れた当時、5人は燃料を新たに保管するためのスペースがあるかどうか調べるために放射線管理区域にある貯蔵容器を一つ一つ点検していたということです。
放射性物質が漏れた袋は、プルトニウムとウランの混合物が入った金属製の容器を包んで密封したもので、どのような理由で放射性物質が漏れ出したのかわからないということです。
茨城県「立ち入り検査なども検討」
茨城県原子力安全対策課は「まず原因究明をしっかりと行ってもらったうえで県として立ち入り検査なども検討したい」と話していました。
燃料研究棟とは
現場の「燃料研究棟」は、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し、繰り返し燃料として使う「核燃料サイクル」の研究などを行っている「大洗研究開発センター」の中にあります。ここでは、主にプルトニウムを使って高速増殖炉用の新型燃料の研究開発を行っているということです。
〔資料-2〕
「5人に放射性物質付着、外傷なし」
共同通信(2017/6/6 22:25)
☆ 記事URL:https://this.kiji.is/244796788198260740?c=39546741839462401
6日午前11時15分ごろ、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」の燃料研究棟で、男性作業員5人が機器の点検中、手袋や靴に放射性物質が付着した。5人に外傷はなかったが、うち3人の鼻の中からアルファ線を出す放射性物質が最大で24ベクレル検出された。機構は「微量とは言えないが、ただちに健康に影響はない」とし、内部被ばくの有無を確認している。外部への影響はなかった。
作業員は20~50代で、放射性物質の飛散を防止する室内で貯蔵容器を開けると、中のビニールバッグが破裂。入っていた放射性物質300グラム弱の一部が漏れたとみられる。
〔資料-3〕
「肺から最大2万2000ベクレル 5人搬送 内部被ばく検査へ」
NHKニュース(6月7日 13時28分)
☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170607/k10011009131000.html
6日、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで、このうち1人の肺から最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測され、原子力機構は5人を専門の施設に移し詳しい検査を行うことにしています。
茨城県にある日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」の施設で6日午前、5人の作業員が燃料の貯蔵容器の点検をしていたところ、実験で使ったプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し5人の手袋や服が汚染され、このうち3人の鼻の中から最大24ベクレルの放射性物質が確認されました。
文部科学省によりますと、体外に出てくる放射線を測定する機器で調べたところ、このうち1人の肺から6日の時点で確認された値より大幅に高い、最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたということです。
原子力規制庁によりますと、この放射性物質はプルトニウム239だということです。
どのくらい被ばくしているかは、まだわかっておらず、この1人を含む5人全員について体内に入り込んだ放射性物質の影響で被ばくする内部被ばくについての詳しい検査が必要だとして、千葉市にある放射線医学総合研究所に搬送したということです。
5人は当時、燃料研究棟と呼ばれる燃料の研究開発などに使われていた施設で作業をしていて、原子力機構は漏れ出した放射性物質による外部への影響はないとしています。
「被ばく限度を超えるのはほぼ確実」
日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し、作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで作業員の1人の肺から2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたことが7日の原子力規制委員会で報告されました。
これについて、規制委員会の放射線の安全規制が専門の伴信彦委員は「肺に吸い込んだ放射性物質の測定で、こうした値が出てくるのは半端な状況ではなく、作業員の被ばく限度を超えるのはほぼ確実だ。だからといって、命に関わる急性影響が出るということではないと思うが、事態としては決して軽微なものではない」と述べました。
そのうえで、「今回の作業の手順が、どこまで妥当だったのか厳しく見る必要がある。顔を半分覆う半面マスクをしていたのに体内の汚染が生じたということなので、マスクの装着が十分だったのかなどについても情報を確認したうえで監督、指導してほしい」と述べました。
「2万2000ベクレル 聞いたことがなく大きな値」
内部被ばくの問題に詳しい量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は「2万2000ベクレルという数字は、事実なら国内では私は聞いたことがなく大きな値だ。ただ、健康への影響については体内に取り込んだ放射性物質がどのような核種なのかによって数倍違ってくるので評価のためにはこうした点を明らかにする必要がある」と話しています。
〔資料-4〕
「被曝の5人、汚染室内に3時間待機 原子力機構の事故」
朝日新聞(6/9(金) 5:02配信)
☆ 記事URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000008-asahi-soci
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、室内に飛散したプルトニウムなどの放射性物質を室外に出さないための処置をする間、5人は室内で3時間にわたって待機していたことが分かった。その間に体内に放射性物質が入り、最も多い人で肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されるという、国内最悪の内部被曝につながった可能性がある。
放射性物質が飛散した事故は6日午前11時15分ごろに、燃料研究棟の分析室で発生した。放射性物質が入ったポリ容器は二重のビニール袋に包まれ、ステンレス製の保管容器に入っていた。
原子力規制委員会や原子力機構によると、事故当時、保管容器の内部の状況を確認するため、50代の男性職員がフタを留める6本のボルトを緩めていた。4本目を外したところでビニール袋が膨らんで、フタが浮き上がってきたという。職員はフタを押さえつけながら残りの2本を外してフタを取ったところ、ビニール袋が破裂した。ビニール袋内に何らかの原因でガスがたまり、内圧が高まっていた可能性がある。
破裂の瞬間、職員は「脇腹からおなかにかけて風圧を感じた」と話したという。規制委の幹部は「結果論だが、フタに違和感があったところで作業を止めておけば破裂しなかった可能性がある」と話した。
朝日新聞社
――相変わらずのNHKニュース。「(行政のあり方が歪められたと)前川前次官は主張」「(文書は確実に存在していたと)主張」と伝えている。なぜ「証言」でなく「主張」という動詞を使い続けるのか。それこそ印象操作では。聞き流してしまう細かい表現だけど、そういうところに報道姿勢が現れる。〔21:53 - 2017年6月9日 〕――
この観点から見れば、
「どちらの説明を信じる?」
という
下図の対比は、
可笑しい。
一方が証言なのに対し、他方は、
単なる主張だから。

転載元:ⓢⓐⓘⓣⓞ @kentaro_s1980さんのツイート〔17:57 - 2017年6月5日 〕
ところで、
東海村の悪夢を彷彿とさせる原子力機構の事故が起きた。
それに関連して
イシカワ(いきている)@ishikawakzさんが
こんなツイート。
――見殺しだったのか、、
被曝の5人、汚染室内に3時間待機 原子力機構の事故(朝日新聞デジタル) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000008-asahi-soci …
「放射性物質を室外に出さないための処置をする間、5人は室内で3時間にわたって待機していたことが分かった。その間に体内に放射性物質が入り」〔6:45 - 2017年6月9日〕――
改めて、
事故と報道を振り返ってみる。
事故が起きた6日当日、
目に見えない放射性物質なのに、
「外傷なし」などという
報道がなされた。
トップニュース扱いであって当然なのに、
NHKあたりでも
サラリと数十秒の報道だったらしい。
しかも事故が起きたのは午前11時なのに、第一報は夕方6時以降、
どうでも良いニュースに紛れての報道だったとのことだ
(サイト「simatyan2のブログ」の記事「報道規制! 東海村の悪夢ふたたび 」参照。*https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12281595003.html)。
この時点では、
「最大24ベクレルの放射性物質が確認」
という報道(下記〔資料〕〔資料-2〕参照)だったのに、
7日になって
「1人の肺からおよそ2万2000ベクレルの放射性物質が計測された」
となった(下記〔資料-3〕参照)。
東海村JCO臨界事故のとき、
作業員は、放医研(千葉市)に搬送された。
今回の5人の作業員も同じ所に運び込まれているらしい
(上掲、サイト参照)。
覚えていらっしゃるだろうか。
福島原発で作業中に足首を放射性物質入りの水に浸かって人たちがいた。
このときも、
千葉の研究所に搬送された。
しかし、
その後の続報がない――。
一体、どういうことなのか。
今回の事故は、
9日になって5人の作業員の方は、
「5人は室内で3時間にわたって待機していた」
と報道された
(下記〔資料-4〕参照)。
事故を甘く見ているとしか思えない。
「放射能、飲んで大丈夫」の
大橋弘忠が
プルトニウムが肺に流入するのは、
手術をして
プルとニウムの粒粒を一個一個入れて言った場合と
言明していた。
そのような安全論がこんな形で
花開いたと思える。
〔資料〕
「原子力機構 放射性物質の粉末漏れ 作業員の帽子など汚染」
NHKニュース(6月6日 21時01分)
☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170606/k10011008551000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
6日午前、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、設備の点検中、破裂した袋の中からプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が漏れ出し、作業員5人の手袋や服などから放射性物質の汚染が確認されたということです。外部への影響はないということで、原子力機構が5人の被ばく量を調べています。
原子力機構によりますと、6日午前11時すぎ、茨城県にある「大洗研究開発センター」の燃料研究棟で、5人の作業員が燃料の貯蔵容器の点検をしていたところ、実験で使ったプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し、放射性物質が漏れ出しました。
現場は、放射性物質による汚染のおそれがある放射線管理区域で、当時、5人の作業員は、防護服や手袋、それに、顔を半分覆う半面マスクをつけていて、手袋や服から放射性物質による汚染が確認されたということです。
また、5人のうち3人の鼻の中から最大24ベクレルの放射性物質が確認され、内部被ばくをした可能性があるということで、原子力機構が詳しい被ばく量を評価しています。
現場の燃料研究棟は、プルトニウムを燃料に使う高速増殖炉用の新型燃料の研究開発などを行っていた施設ですが、すでに廃止する方針で、実験などで使った放射性物質を管理していて漏れた放射性物質は室内にとどまり、外部への影響はないということです。
原子力機構は、現場の部屋の立ち入りを制限し、袋が破裂した原因などを調べています。
3人の鼻の中から放射性物質が確認
茨城県庁で6日夜記者会見した日本原子力研究開発機構は、作業員5人全員の手袋や服などから放射性物質による汚染を確認したことを明らかにしました。
また、このうち3人の鼻の中から放射性物質が確認されたということで、現在、内部被ばくの状況を測定する準備を進めているということです。
放射性物質が漏れた当時、5人は燃料を新たに保管するためのスペースがあるかどうか調べるために放射線管理区域にある貯蔵容器を一つ一つ点検していたということです。
放射性物質が漏れた袋は、プルトニウムとウランの混合物が入った金属製の容器を包んで密封したもので、どのような理由で放射性物質が漏れ出したのかわからないということです。
茨城県「立ち入り検査なども検討」
茨城県原子力安全対策課は「まず原因究明をしっかりと行ってもらったうえで県として立ち入り検査なども検討したい」と話していました。
燃料研究棟とは
現場の「燃料研究棟」は、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し、繰り返し燃料として使う「核燃料サイクル」の研究などを行っている「大洗研究開発センター」の中にあります。ここでは、主にプルトニウムを使って高速増殖炉用の新型燃料の研究開発を行っているということです。
〔資料-2〕
「5人に放射性物質付着、外傷なし」
共同通信(2017/6/6 22:25)
☆ 記事URL:https://this.kiji.is/244796788198260740?c=39546741839462401
6日午前11時15分ごろ、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」の燃料研究棟で、男性作業員5人が機器の点検中、手袋や靴に放射性物質が付着した。5人に外傷はなかったが、うち3人の鼻の中からアルファ線を出す放射性物質が最大で24ベクレル検出された。機構は「微量とは言えないが、ただちに健康に影響はない」とし、内部被ばくの有無を確認している。外部への影響はなかった。
作業員は20~50代で、放射性物質の飛散を防止する室内で貯蔵容器を開けると、中のビニールバッグが破裂。入っていた放射性物質300グラム弱の一部が漏れたとみられる。
〔資料-3〕
「肺から最大2万2000ベクレル 5人搬送 内部被ばく検査へ」
NHKニュース(6月7日 13時28分)
☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170607/k10011009131000.html
6日、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで、このうち1人の肺から最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測され、原子力機構は5人を専門の施設に移し詳しい検査を行うことにしています。
茨城県にある日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」の施設で6日午前、5人の作業員が燃料の貯蔵容器の点検をしていたところ、実験で使ったプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し5人の手袋や服が汚染され、このうち3人の鼻の中から最大24ベクレルの放射性物質が確認されました。
文部科学省によりますと、体外に出てくる放射線を測定する機器で調べたところ、このうち1人の肺から6日の時点で確認された値より大幅に高い、最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたということです。
原子力規制庁によりますと、この放射性物質はプルトニウム239だということです。
どのくらい被ばくしているかは、まだわかっておらず、この1人を含む5人全員について体内に入り込んだ放射性物質の影響で被ばくする内部被ばくについての詳しい検査が必要だとして、千葉市にある放射線医学総合研究所に搬送したということです。
5人は当時、燃料研究棟と呼ばれる燃料の研究開発などに使われていた施設で作業をしていて、原子力機構は漏れ出した放射性物質による外部への影響はないとしています。
「被ばく限度を超えるのはほぼ確実」
日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し、作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで作業員の1人の肺から2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたことが7日の原子力規制委員会で報告されました。
これについて、規制委員会の放射線の安全規制が専門の伴信彦委員は「肺に吸い込んだ放射性物質の測定で、こうした値が出てくるのは半端な状況ではなく、作業員の被ばく限度を超えるのはほぼ確実だ。だからといって、命に関わる急性影響が出るということではないと思うが、事態としては決して軽微なものではない」と述べました。
そのうえで、「今回の作業の手順が、どこまで妥当だったのか厳しく見る必要がある。顔を半分覆う半面マスクをしていたのに体内の汚染が生じたということなので、マスクの装着が十分だったのかなどについても情報を確認したうえで監督、指導してほしい」と述べました。
「2万2000ベクレル 聞いたことがなく大きな値」
内部被ばくの問題に詳しい量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は「2万2000ベクレルという数字は、事実なら国内では私は聞いたことがなく大きな値だ。ただ、健康への影響については体内に取り込んだ放射性物質がどのような核種なのかによって数倍違ってくるので評価のためにはこうした点を明らかにする必要がある」と話しています。
〔資料-4〕
「被曝の5人、汚染室内に3時間待機 原子力機構の事故」
朝日新聞(6/9(金) 5:02配信)
☆ 記事URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000008-asahi-soci
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、室内に飛散したプルトニウムなどの放射性物質を室外に出さないための処置をする間、5人は室内で3時間にわたって待機していたことが分かった。その間に体内に放射性物質が入り、最も多い人で肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されるという、国内最悪の内部被曝につながった可能性がある。
放射性物質が飛散した事故は6日午前11時15分ごろに、燃料研究棟の分析室で発生した。放射性物質が入ったポリ容器は二重のビニール袋に包まれ、ステンレス製の保管容器に入っていた。
原子力規制委員会や原子力機構によると、事故当時、保管容器の内部の状況を確認するため、50代の男性職員がフタを留める6本のボルトを緩めていた。4本目を外したところでビニール袋が膨らんで、フタが浮き上がってきたという。職員はフタを押さえつけながら残りの2本を外してフタを取ったところ、ビニール袋が破裂した。ビニール袋内に何らかの原因でガスがたまり、内圧が高まっていた可能性がある。
破裂の瞬間、職員は「脇腹からおなかにかけて風圧を感じた」と話したという。規制委の幹部は「結果論だが、フタに違和感があったところで作業を止めておけば破裂しなかった可能性がある」と話した。
朝日新聞社
前川さん談では、そのように言い張ったと受け取られたらいいな~という願望に満ちています。
少なくとも、この件の経緯を注意深くみてきた視聴者、読者には、NHKの悪意が際立つだけで、更に信頼性・中立性も失うだけ。
それを人は墓穴と言います。