のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

安倍某が口にする、日本では非現実的なパート代

2016年01月09日 02時38分09秒 | 経済生活


27:00から聴いて下さい。

安倍某の奇々怪々な

「景気がよくなったからわたしも働きに行こうかしらと妻が言い、わたしが月50万円、妻が25万円の安倍家の収入」

という喩え話が聞けます。

バイトやパートでは

どう考えても25万円は稼げない。

老練な保育士さんでも

月に手取り10万円ほどです。

僕も介護の仕事をやっていたから

どの程度貰えるか

よく分かっています。

僕のブログを読めば納得されると思いますが、

僕は、

たとえ相手が上司であっても

遠慮なしに批判します。

実際、ある施設で介護職やっていたとき、

生意気なんで

解雇してしまおうと気の毒なほどの大騒動になっていたようです。

半年以上、全職員総出の交替任務で

何とかできるようになった

みたいです。

上司と衝突した日から起算して解雇されるまでの期間を考えると、

大変さが推察できるわけです。

大袈裟ではないんですよ。

逆に言うと、

僕は一人でも、

介護の現場では、

少なくとも、ベテラン5、6人分は働いていたことになります。

それでも、

建前上はパートだからね、

10万円そこそこしかもらってなかったです。

山猫 // REDs
‏@yamaneko_strike さんが

フルタイム(月間労働日数20日間、1日8時間労働)で働くとして

時給1500円を越えているじゃないか

と呆れておられる

(同氏のツイート〔0:07 - 2016年1月9日 〕参照)。

肌感覚で

その気持ち、了解できます。

日本での時給につき、

盛田隆二*Morita Ryuji @product1954 さんが

こんな風に情報提供されています。

――国連が衝撃発表!【日本の最低賃金は先進国最低。生存基準を下回っている】▶とりわけパートタイムの低賃金が目立つ。日本はフルタイム労働者の賃金の半分以下だが、スイスでは両者はほぼ同額。→http://amba.to/1droWYv 〔9:03 - 2014年11月17日 〕――







ツイッターを散見するに、

時給額が1500円と、

安倍某の比喩だと異様に高いという

感想が多いです。

しかし、本当の問題は、

これ以外のところにあります。

すなわち、

盛田氏のツイートにも報告されている通り、

バイト、パートは、

正規職員の半額で丁度という感覚が当然視され、

平然と語られている現実です。

これって、実は、

大変に問題なんです。

平等原則に反するからです。

現に、世界的には

「同一労働・同一賃金」が標準です。

たとえば、米国では、

この原則を破ると訴訟沙汰になります。

「格差脱出研究所」というサイトの記事、「日本の最低賃金は先進国最低レベル」に、

――あまり知られていないのですが正規社員・非正規社員の賃金格差というのはアメリカではあり得ない問題なのです。アメリカとは、黒人・白人・男性・女性と特に差別に関する認識が強い社会です。そのためアメリカでは正規社員・非正規社員の賃金格差は明らかに組織的な差別であり、企業は訴訟を起こされて何十億円もの莫大な賠償金を強いられることになるのです。そのため欧米では正規社員・非正規社員の賃金格差というのは小さいのです――

と報告されていました。

☆ 記事URL:http://finalrich.com/sos/sos-economy-world-bad-work.html

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