のんきに介護

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稲田朋美・自民党政調会長が山尾さんに「勉強しろ」だって。そのセリフ、10年早いわ

2016年07月08日 01時56分25秒 | 農家のこと
下のNHK「参院選特集」の動画を見ていただきたい。

自民党憲法草案(97条削除)は、

最高法規に章に改めて、

基本的人権の規定を重ねておいた意義を

否定するものだと

山尾さんが、

批判する場面が収録されている

(1:08:31~)。

これに対して、

基本的人権の規定について削除してない

と言い張る

稲田氏は、

ホイットニーを引き合いに出し、

「11条と97条の条文が全くかぶっているため、削除した」

とする。



思うに、議論する上で、

便利な、あるいは、卑怯なといっていい言葉がいくつかある。

なかでも

無知な人にお勧めなのが

稲田氏の使った

この

「勉強しろ」

という言い草だ。

自分の無知が問題なのに、

相手が

無知だ、勉強しろ

ということで

説明責任から逃げられる。

現に、

「被っている」ということを根拠にした、

稲田氏の

自民党の憲法改正草案の正当化がなされた後、

「はい、時間です」

ということで、

NHKというテレビ局は、

山尾氏に反論させなかった。

こんな形での刷り込みによって

真実が

隠され、歪められてしまう。

稲田氏が言うように、

人権規定として

11条と97条、

確かに文言として似ている。

しかし、

文脈によって、

同じ文章が違う意味を持つことがある。

この場合がそれだ。

すなわち、

97条で

憲法尊重義務を担う

公務員に

「重ねて」言うことに、

注意を惹起する意味があるのだ。

11条は、

総則規定として

国民一般が名宛人になっている。

したがって、

被っていてもいいのだ。

稲田氏の言っていることは、

どこまでも近視眼的で

奥行きがない。

たとえば、

結婚式の主役、新郎新婦が互いに愛情があるのは

当たり前なので、

愛情をこと改めて誓わなくてもいいと言っているのと同じだ

(神道式の結婚式なら、

「愛の誓い」は、「神様への報告」に置き換えて考えたらよい。

こと改めて、報告しなくてよいか)。

ただ、このやり取りを見て、

どれだけの人がそれに気づくだろう。

たとえば、

福島和幸‏@kazu95391111 さんが

その印象を

――【動画】民進山尾、無知を晒す...「自民党憲法草案は、97条:基本的人権の尊重 を削除」⇒ 稲田・日こ和田「11条と重複してるからだよ。勉強してこい」 : 正義の見方〔7:56 - 2016年6月28日 〕——

と伝えている。

絶望的な気分だ。

悪貨は良貨を駆逐する

という経済原則は、

ここでも当てはまるのだろうか。

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