のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

英語になった日本語「BAKA」について

2018年06月16日 03時58分30秒 | 天皇制と戦争
西脇完人@kentestuさんのツイート。

――爆弾に方向舵を付けて命中率を上げた自爆兵器。アメリカ軍は軽蔑の意を込めて“Baka Bomb”(馬鹿爆弾)と呼んだ。誰一人として「永遠の馬鹿」と称えるものなし。これさえもキャラ化して飯のタネに。〔8:47 - 2018年6月15日 〕—―




画像の「コスチューム・キューピー」と呼ばれる商品は、

特攻機を玩具化したもの。

当時は、「桜花」と呼ばれた。

他に「回天」もある。



特攻機の定番、「零戦」もある。



「桜花」は、

小型の航空特攻兵器で、

母機に吊るされて目標付近で分離し発射される。



その後、搭乗員が誘導して目標に体当たりさせることになっている。

米軍からは、

自殺(攻撃)を行う「愚か者」の機体との意味合いで、

日本語の「馬鹿」にちなんだBaka Bomb(単にBakaとも)というコードネームで呼ばれていた

(WIKI「桜花 (航空機)」参照)。

☆ 記事URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/桜花_(航空機)

この兵器が作られたのは、

誘導装置を人間におきかえるという発想である点で、

「回天」などと同じだ。

志願した若者たちは、

一度出撃したら二度と戻ってこれない。

しかも、

大抵は、犬死だった。

目標に到達するのは至難の業だったようだ。

また、「桜花」の欠陥は、

この航空機自体は速くとも「桜花」を搭載する母機がのろいことにある。

そのため、

母機とされた一式陸攻の多くが撃墜され未帰還率が高かったという

(WIKI「桜花 (航空機)」参照)。

さて、犬死がほぼ運命なのは、

「回天」もだ。

「回天」につき報告するサイト「人間魚雷・悲劇の作戦  ~回天特別攻撃隊~」には

搭乗員には詳細な地図も、

敵艦隊に関する情報も殆んどない中、出撃させたとある。

下図は、

アメリカ側が撮った当時の写真である。回天の突入で炎上するタンカー。



上掲サイトにこんな解説があった。

――9人の命と引き換えに挙げた戦果は、この一隻だけだった。その後も同様の奇襲作戦が行われたが、戦果はほとんど挙がらなかった。作戦の失敗にもかかわらず、大津島では残された隊員たちが沸き立っていた。大本営は、回天隊は多大な戦果を挙げたと華々しく発表したのである。空母2隻、戦艦3隻轟沈などと。—―

☆ 記事URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/Sensou/ningen_gyorai/ningen_gyorai.htm

日本海軍は、

こんな風に嘘をつきまくって

情け容赦なく、国民を死地に追いやった。

今の自民党政治そのまんまだ。

今更、何の反省もなく、

特攻機を子どもっぽいキャラに仕立てて、一体、何をやっているのかと思う。

可愛らしい玩具に

「大・和・魂・敵・皆・無」などと

印字するのは、

悪ふざけでなけりゃ何だろうか。

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