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民主党は、憲法への「緊急事態条項」新設の怖さを分かっていない ~ 岡田代表のビジョンに思う

2016年01月16日 14時21分16秒 | ファシズム
田中龍作
‏@tanakaryusaku さんのツイートだ。

――やたらとマスコミを賑わす「改憲」は目くらましだ。「戦争する国絶対反対」も気持ちは分かるが、安倍政権のカムフラージュに利用されるだけだ。

アベシンゾーが目指し、なおかつ真っ先に手を付けると宣言しているのが「緊急事態条項」という名の「戒厳令」である。〔10:33 - 2016年1月13日 〕――

この見方、

正しいと思う。

ナチスが緊急事態宣言をした後、独裁がたった数日で完成した!

という史実から、

教訓を学ぶべきと思う。

全権委任法が成立するまでの

三日間で、

5000人の言論人が逮捕され、すべての言論が封殺され

独裁政権が誕生した

(サイト「9条改憲より恐ろしい「緊急事態宣言」条項!」参照。*http://www.data-max.co.jp/271113_ymh1/)。

日本でも同じことがなされる。

憲法9条の改正など

肩透かしに終わるだろう。

安倍が

成し遂げたいのは、

己の絶対的な権力の樹立なんであって、

祖父が志向したと同じ

夢ではない。

同趣旨の意見として

山本太郎氏の

「自民党は『お試し改憲』としてまず緊急事態条項を入り口にしようというようなことを言っていますが、はっきり言います。これが本丸ですよ。これがあれば何でもできてしまう。本当はこれが、独裁者としては一番手に入れたいものです」

を挙げられる

(919を忘れないbot@緊急事態条項阻止 @remember919 さんのツイート〔23:17 - 2016年1月15日 〕参照 )。

緊急事態条項が新設されると

どうなるか――。

上掲ツイートに分かりやすい絵図が添付されていたので

紹介する。



憲法改正のためにする

国民投票は、1回こっきりだ。

安倍某が

己の野望を実現するには、

9条ではなく、緊急事態条項を認める

改正をすれば十分だ。

そう何度もインチキはやれない。

遊んでいる暇はないわけだ。

その点、

民主党代表の岡田克也氏は、

安倍某を

幼児と勘違いする

という

致命的な思い違いをしているのではないか。

選挙への楽観も手伝って、

安倍某を

助ける動きさえしかねない

危うさがある。

小林節氏との対談で

彼は、

こう述べる。

「参院選で結果を出して、次の衆院選で政権を争う」と

(下記〔資料〕参照)。

言わしてもらえば、

夢物語に終わるのはほぼ間違いなかろう。

次の参院選が天王山なのだ。

岡田氏は、

それが分っていないので、

覚悟がない。

共産党が提起している

「連合政府」案を払い除け、

政権交代とセットで考えようとしているのは、

その油断ゆえだ。

確かに、

安倍政権の風向きは

変わっている。

しかし、維新と組んで、

時の運を当てにしている風だ。

小沢一郎氏抜きでも

充分に、

また、“政権交代”という果実が

転がり込んでくる

という

「果報は寝て待て」

構想にどっぷりと浸かっているようだ。

絶望的に

今の状況が民主党に不利だという

現実がわかっていない。

残念ながら、

先見の明がなさ過ぎだ。

次の衆院選など、

ない。

またか

と言われそうだけど、

安倍自民には不正選挙という

奥の手がある。

ただ、劇薬なので、

度々は使えない。

参院選が終わったら、

「緊急事態条項」を追加する

憲法改正が待っている。

民意を問うのは

それが最後になるだろう。

劇薬は、

そのときに使う。

独裁政権への流れを横目で見ながら

闘わないと、

また完敗してしまうだろうな。

しかしながら、

民主党執行部に共産党の

連合政府構想を受け入れる気配がない。

支持母体の

「連合」が乗り気じゃないので

その影響を受けているということなのか。

毛ば部とる子 @kaori_sakai さんが

こんなツイート。

――共産との選挙協力に反対=連合会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160115-00000062-jij-pol(下記〔資料-3〕参照」) …
⇨労働組合なんて言っても、結局は大企業目線なわけで、与党も野党も大企業の利益しか考えてないところが、国民の悲劇だよなぁ。〔19:17 - 2016年1月15日 〕――


〔資料〕

「小林節党首対談 岡田克也民主党代表」

   日刊ゲンダイ(2016年1月15日付<14日発行>)

(拡大しても文字はボケませんので、PCの倍率を拡大して読んでください)







〔資料-2〕

「小林節党首対談 岡田克也民主党代表」

   日刊ゲンダイ(2016年1月16日付<15日発行>)




〔資料-3〕

「共産との選挙協力に反対=連合会長」

   時事通信 (1月15日(金)10時2分配信 )

☆ 記事URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160115-00000062-jij-pol

 民主党の岡田克也代表ら幹部は15日午前、支持組織である連合の神津里季生会長らと東京都内のホテルで意見交換した。
 岡田氏は維新の党との衆院統一会派結成などを報告し、夏の参院選での支援を要請。神津氏は野党統一候補に関し、「各地方で民主党が中心になって擁立した無所属候補を、後から共産党が応援することはあっても、最初からその輪の中に共産党があるのは違う」との認識を伝えた。 

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