――海外なら住民に被害の恐れがある場合には、著名な専門家が発信することはよくあることです。ところが、日本ではほとんどの場合において、専門家は住民と国の利益が相反すれば国にマイナスになるようなことに対しては沈黙する。発信するのは自分の研究領域が影響を受ける時ぐらいしかないであろう。ーー
という痛い指摘をしているブログ記事があります。
「エビデンスに基づく考察」というサイトの
「核融合実験炉からの高速中性子の制御はできない」
という記事です。
☆ 記事URL:http://sakuradorf.dtiblog.com/blog-entry-389.html
このブログで
紹介されたのは、
ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊元教授の
岐阜県土岐市の核融合研究所が取り進めようとしている
重水素実験において、
放出される高速中性子の危険性についての
ご教授です。
多治見市長あての手紙において
明らかにされたものです。
「核融合実験炉からの高速中性子の制御はできない」
という事柄を正確に記せば、
「核融合実験炉で発生する中性子のエネルギーは、
原発・原子炉で発生する中性子エネルギーの10倍なので、
それを防ぐ方法がない」ということらしいです。
同じ中性子でも
原発・原子炉で発生するものについては、
制御できる
研究ができている、
しかし、そのエネルギーが
10倍の中性子を
どう制御すべきかにつき、
専門家にあっても未踏の冒険なんでしょう。
だから手に負えない、
もしくは、
危ないという話です。
さほど難しい理屈ではないです。
しかし、黙ってられたら、
よく分からないお話の好例ですね。
ここまで
専門家に白状させて、
なお
実験するのは、
東日本大震災の復興予算を使ってやる
ドロナワ式の便乗です。
東海村での作業員が
多量のウランをバケツに入れたために
臨界反応が起こり、
放出された中性子により作業員が死亡した事故に鑑みて
到底許せない
安全性を無視した暴挙です。
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