ストレス・テストは、原発安全PR事業だった――。

民主党政権下、

（これはカッコ悪いぞ）

と思ったのは、

『原発ゼロを目指す』と声を上げたとき、

青森県から

「核燃サイクル事業を廃止して

補助金を寄越さないなら、

放射性核廃棄物を全国の原発に

『叩き返すぞ』

と開き直られ、あっさり廃止を撤回したことです。

『最終処分場』の建設と言ったって、

そもそも国内で、

ここなら安全という最終処分をする場所がないのに、

受け入れを表明をするのは、

自殺行為です。

どこに行っても地元の強力な反対に会うのは

当然でしょう。

そのような手も足も出ない状況下で、

「叩き返すぞ」

と脅す方には悪意ありです。

本当に

叩き返せると思うのなら、

叩き返させてよかったのです。

面白いと思ます。

ただ、成功するかどうか不明な

核燃サイクル事業を引き受けた責任があります。

「安全に戻せる、と言うなら、戻せ」

という条件付けぐらいは

許さるべきでしょう。

そこをはっきりさせるべきでした。

原発の

コストを不当に安く見せるため、

交付される公的補助金が

どれだけのものか

国民が簡単に理解できないよう

巧妙に粉飾してます。

日本は、

再処理技術の開発にまだ成功していません。

青森県六ヶ所村には

全国の原発から集めてきた放射性核廃棄物が

「100年分」も

溜まってしまっているそうです

（小出裕章氏著『原発のウソ』参照）。

この無駄にしか思えない

「100年分」の高レベルの

核廃棄物の

保管費用がどれくらいなのか

明らかにすべきです。

福島事故後、

なされたストレステストでさえ、

「原子力業界がこれまで通り事業を継続することを一般国民に受け入れさせるための、PR事業の一環のようにも思えます」と、

「ザ・ガーディアン」（2012年2月17日付）という

新聞の記事において指摘されてます

（小林順一・文「星の金貨プロジェクト」参照　/　リンク）。

こんな不信ばっかりな

事業が

国策としてうまく回ろうはずがありません。