年金について、
政府は、
いつの間にか説明の仕方を
変えている
という8月2日発行の日刊ゲンダイの記事、
「酷暑の次に待ち受ける困窮」
にあった指摘に
我が意を得たりと、
思わず膝を打ちました。
すなわち、年金制度は、
かつて“積み立て”だったはずです。
それが今は、
“現役世代からの仕送り”ということになっています。
昔は、
人口比率で現役世代より少ない老人を
養えば済んだ。
しかし、今は大量の老人を
養わねばならない、と。
この点、注意して頂きたいのは、
昔、養っていた
「現役世代より少ない老人たち」は、
若いころ、
年金資金を積み立てていませんでした。
それもそのはず、
年金制度が
なかったからです。
今、大量に産み出されるであろう
これからの老人世代は、
自分たちが
積み立てたお金を引き出して
生活することになります。
そんなわけで、
置かれている条件が異なります。
現役世代の
高齢者に対する反発は、
色々あるだろうけど、
支配層である
グローバル・エリートに
操られている風に
見えます。
この年金制度の話もそうだし、
マスコミは、
国の富が
中高年層に偏って存在するとか、
盛んに不満を煽っています。
それだけでなく、
“失業率”という政府の
財政政策の中身を
問うべき事柄についてまで、
「若いあなたたちが就職できないのは、
あなたたちのお父さん世代が
いつまでも
会社に居座っている結果だ」
とまで言う人がいます。
信じられないです。
まるで若者の生活が
脅かされるのは、
中高年齢層が
「地位に留まる」(=既得権益を守る)
せいだと
憎しみさえ植え付けかねません。
「地位に留まる」って言ったって、
その中身は
「正当な理由なく解雇させられない」
という単なる労働者の権利を
主張しているだけです。
こんなものが
やり玉に挙げられて、
解雇部屋やらが
正当づけられるわけです。
今は、
もっと効率よく、
安い労働力を大量に確保するため
「限定社員制度」なる
新手の解雇システムが開発されました。
しかし、国の富が
中高年に偏在していると言う場合の
「国の富」って、
年金としてプールされた資金ではなく、
貯蓄を指すわけでしょ?
そりゃ、年を食えば、
いつ病気になるか
分からないし、
老後の蓄えに敏感になります。
だから、ために貯蓄された金額の
6割が
中高年のものって、
驚くには足りないです。
そんな風な
老人の心理は一顧だにせず、
若者たちの嫉妬心を
掻き立てます。
本来なら、
年金は
仕送りでなく、
プールされたお金から支払われるという
年金制度の
大枠を説明すべきところ、
だんまりを決め込むんですな。
そうやって
中・高齢者に対する
不満をあおるだけ煽って
年金の減額等で
中・高齢者の生活を成り立たなくさせる一方で、
現役世代に消費税増税という
新たに負担を課して行きやすくします。
とことん為政者に都合よく
国民の財を
盗み取れるように
制度が運用されています。
今後、
収入は増えないけど、
物価が上がる――。
この開きは、
日を追うごとに活発化するでしょう。
物価が上がるのは、
「好景気」を演出するためです。
目論見が
成功するに応じ、
消費税は
なおも上げ続けられます。
政治が
行き詰れば
スケープゴートが
用意されます。
それが
社会福祉の該当者です。
真っ先に
狙われるのが
年寄です。
その具体案が
「社会保障国民会議」(会長:清家篤慶応義塾長)
から出ました。
内容が
とてもおぞましいです。
紹介します。
(1)70歳~74歳の医療費の自己負担額の引き上げです。
1割負担→2割負担
(2)介護保険の負担額についても1割から2割にアップです。
(3)要支援者(140万人)を支援の対象から外す。
ボランティアに任せる
(4)年金受給者への課税強化
(5)年金額の引き下げと支給開始年齢の引き上げ
(6)所得が高い人の給付の見直し
こんなものが
選挙後、
たった10日で出てきました。
選挙では
触れられなかったことです。
消費税を
上げる理由は、
福祉の財源が足りないから
だったはずです。
3党で合意したはずです。
しかし、消費税の見通しが立ったと見るや、
3党合意は破棄されました。
今は、国土強靭策で
今後10年間で
200兆円にも及ぶ公共事業費を
購う資金に
いつの間にかなってます。
庶民の生活は、
金融緩和のため円安となり
電気代値上げや輸入インフレ傾向を強めます。
いつ、どこで誰が
個人消費を
増やし、
景気が回復されるのか。
世の中
益々、
嘘だらけという状況です。
政府は、
いつの間にか説明の仕方を
変えている
という8月2日発行の日刊ゲンダイの記事、
「酷暑の次に待ち受ける困窮」
にあった指摘に
我が意を得たりと、
思わず膝を打ちました。
すなわち、年金制度は、
かつて“積み立て”だったはずです。
それが今は、
“現役世代からの仕送り”ということになっています。
昔は、
人口比率で現役世代より少ない老人を
養えば済んだ。
しかし、今は大量の老人を
養わねばならない、と。
この点、注意して頂きたいのは、
昔、養っていた
「現役世代より少ない老人たち」は、
若いころ、
年金資金を積み立てていませんでした。
それもそのはず、
年金制度が
なかったからです。
今、大量に産み出されるであろう
これからの老人世代は、
自分たちが
積み立てたお金を引き出して
生活することになります。
そんなわけで、
置かれている条件が異なります。
現役世代の
高齢者に対する反発は、
色々あるだろうけど、
支配層である
グローバル・エリートに
操られている風に
見えます。
この年金制度の話もそうだし、
マスコミは、
国の富が
中高年層に偏って存在するとか、
盛んに不満を煽っています。
それだけでなく、
“失業率”という政府の
財政政策の中身を
問うべき事柄についてまで、
「若いあなたたちが就職できないのは、
あなたたちのお父さん世代が
いつまでも
会社に居座っている結果だ」
とまで言う人がいます。
信じられないです。
まるで若者の生活が
脅かされるのは、
中高年齢層が
「地位に留まる」(=既得権益を守る)
せいだと
憎しみさえ植え付けかねません。
「地位に留まる」って言ったって、
その中身は
「正当な理由なく解雇させられない」
という単なる労働者の権利を
主張しているだけです。
こんなものが
やり玉に挙げられて、
解雇部屋やらが
正当づけられるわけです。
今は、
もっと効率よく、
安い労働力を大量に確保するため
「限定社員制度」なる
新手の解雇システムが開発されました。
しかし、国の富が
中高年に偏在していると言う場合の
「国の富」って、
年金としてプールされた資金ではなく、
貯蓄を指すわけでしょ?
そりゃ、年を食えば、
いつ病気になるか
分からないし、
老後の蓄えに敏感になります。
だから、ために貯蓄された金額の
6割が
中高年のものって、
驚くには足りないです。
そんな風な
老人の心理は一顧だにせず、
若者たちの嫉妬心を
掻き立てます。
本来なら、
年金は
仕送りでなく、
プールされたお金から支払われるという
年金制度の
大枠を説明すべきところ、
だんまりを決め込むんですな。
そうやって
中・高齢者に対する
不満をあおるだけ煽って
年金の減額等で
中・高齢者の生活を成り立たなくさせる一方で、
現役世代に消費税増税という
新たに負担を課して行きやすくします。
とことん為政者に都合よく
国民の財を
盗み取れるように
制度が運用されています。
今後、
収入は増えないけど、
物価が上がる――。
この開きは、
日を追うごとに活発化するでしょう。
物価が上がるのは、
「好景気」を演出するためです。
目論見が
成功するに応じ、
消費税は
なおも上げ続けられます。
政治が
行き詰れば
スケープゴートが
用意されます。
それが
社会福祉の該当者です。
真っ先に
狙われるのが
年寄です。
その具体案が
「社会保障国民会議」(会長:清家篤慶応義塾長)
から出ました。
内容が
とてもおぞましいです。
紹介します。
(1)70歳~74歳の医療費の自己負担額の引き上げです。
1割負担→2割負担
(2)介護保険の負担額についても1割から2割にアップです。
(3)要支援者(140万人)を支援の対象から外す。
ボランティアに任せる
(4)年金受給者への課税強化
(5)年金額の引き下げと支給開始年齢の引き上げ
(6)所得が高い人の給付の見直し
こんなものが
選挙後、
たった10日で出てきました。
選挙では
触れられなかったことです。
消費税を
上げる理由は、
福祉の財源が足りないから
だったはずです。
3党で合意したはずです。
しかし、消費税の見通しが立ったと見るや、
3党合意は破棄されました。
今は、国土強靭策で
今後10年間で
200兆円にも及ぶ公共事業費を
購う資金に
いつの間にかなってます。
庶民の生活は、
金融緩和のため円安となり
電気代値上げや輸入インフレ傾向を強めます。
いつ、どこで誰が
個人消費を
増やし、
景気が回復されるのか。
世の中
益々、
嘘だらけという状況です。
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