のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

底の抜けた遮水壁は、有効か――。

2013年12月22日 02時31分40秒 | Weblog
タイトルの

遮水壁は、有効かという問いかけは、

とても間が抜けています。

しかし、それを承知で

問わねばならないことが

判明しました。

これまで、遮水壁は、

二つの方面から

疑問を持たれてました。

一つは、

完全に地下水の通り道を

塞ぐことで

地表が

干からびるのじゃなかということ。

もう一つは、

遮水壁の安定性です。

後者は、

主に凍土式のそれに向けられた

疑問でした。

しかし、いずれの遮水壁であっても

決定的な

疑問が浮上しました。

これまで、

地下は、何層かに

分かれていて、

水を通さない粘土層が

あるとのことでした。

したがって、

汚染水は粘土層の、

その上付近で滞留している

わけでした。

それが大前提でした。

しかし、その大前提が

崩れました。

粘土層と見えたものは、

実は、

粘土層“もどき”で

幾らかは

水のはけが

悪くなる程度なのが

判明しました。

東電の発表によると、

福島第1原子力発電所4号機の海側地下、

25メートルの深い層の地下水から、

ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が

1リットル当たり

89ベクレルの汚染が検出されたとのことです。

これで、400億円かけて

遮水壁を建設する意味が否定される

結果になりました。

――東電に任せていてはダメ――

という推測も

相当な妥当性のある根拠をもって、

断言できる模様です。

すなわち、

前々からフクイチは

川の上に突っ立っていて、

地下水流が

あるのを知りえる立場にあるからです。

むしろ、東電は、

密かにその地下水を利用していたのかも知れません。

その可能性も浮上してます。

「NEVADAブログ」が

それに言及してました。

☆ 記事URL:http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4593948.html

ただ、特定秘密保護法との関係で

闇から闇に

東電にとって不都合な事実は

葬られそうです。

同法がまだ、

施行される前の段階で、

私たちは、

遮水壁を作ると言っても

底が抜けたものしか

建設できないという厳然たる

事実を知り得ました…


〔資料〕

「福島第一原発の地下25mでも放射性物質検出」

   テレ朝ニュース(12/20 22:54)

☆ 記事URL:http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000018337.html

福島第一原発で、また新たな汚染水問題が浮上した。
 東京電力:「水質にばらつきがかなりある状況で、今の段階で原因が特定できない」
 東電は、福島第一原発3号機と4号機の間の岸壁近くで、地下25メートルの地下水層から放射性セシウムやストロンチウムが検出されたと発表した。これまでは、地表付近の地下水層から放射性物質が検出されてきた。しかし、今回の検出で、地下水層との間の水を通さない「不透水層」を隔てた、さらに深い地下水にも汚染水が混じりこんでいる可能性が出てきた。東電では、今後1カ月かけて水質調査するとしている。





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