のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

日刊ゲンダイ:孫崎 享さん / 「正論を言う者が排除され、弾圧側が居座り続ける異常な日本」

2015年08月29日 10時12分09秒 | 世界の中の日本
日刊ゲンダイの

この記事は、

一種の内部告発だ。

大変に重要な歴史的証言だと思う。

以下、整理しておく。

◆ 村田光平・駐スイス大使

スイスが脱原発の政策を打ち出したとき、日本の政治家等に情報提供。

   →外務省から叱責。退職を余儀なくされた。99年4月10日付で朝日新聞が「注意」のあった事実を報じている。

<検証>

村田氏にクレームをつけ、原発の再稼動を声高に主張していたのは当時の労相は、今の甘利経済再生担当相だ。TPPでは、推進役の旗を振っていた。


◆ 天木直人・駐レバノン大使

自衛隊のイラク派遣に反対した。外務省には昔から意見具申の制度があり、天木氏は、それを利用した。

   →外務省から「あんな電報を打ってくるとはどういうつもりかと、外務省の北島官房長から難詰され、その後、竹内事務次官から「勇退」をお願いされた。

<検証>

竹内事務次官は、今や最高裁判事。北島官房長は、今や国家公安委員である。



◆ 丹羽宇一郎・駐中国大使

石原慎太郎都知事が「尖閣諸島を東京が購入する」と言い出した際、日中関係にひびが入ると警鐘。

   →当時の玄葉外相から陳謝を求められた上、退職させられた。

<検証>

玄葉氏は、民主党が野党に下ったおかげで、引き抜かれていない。民主党内、獅子身中の虫として自民党への迎合に現在も邁進中というところか。


〔資料〕

「正論を言う者が排除され、弾圧側が居座り続ける異常な日本」

   日刊ゲンダイ( 2015年8月29日付〈28日発行〉)孫崎 享さん・文「日本外交と政治の正体」



最新の画像もっと見る

コメントを投稿