のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

改めて、安倍某の「言ってません」話法の確認 ~ 「TPP反対とはただの一度も言ったことはない」

2016年06月02日 10時56分18秒 | 安倍某とそのお友達
ひろみ
‏@hiromi19610226 さんのツイート。

――なんと詭弁を 使おうと、言ってますからね!〔19:50 - 2016年4月13日 〕――






<追記>

「リーマンショック前」に関して、

どういう意味で

言ってないと言えるのか考えました。

多分、

――もし対応を誤れば、…「危機」に陥る――

と言っている文章構造に関連するのでしょう。

該当箇所を含んだ、

首相がリーマンショックに触れた箇所、

数段を以下、

首相官邸のHPから引用します。

――

 最大のテーマは、世界経済でありました。
 株式市場の下落により、世界では、この1年足らずの間に1500兆円を超える資産が失われました。足元では幾分か回復し、小康状態を保っていますが、不透明さは依然残っており、世界的に市場が動揺しています。
 それは何故か。最大のリスクは、新興国経済に「陰り」が見え始めていることです。
 今世紀に入り、世界経済を牽引してきたのは、成長の活力あふれる新興国経済です。リーマンショックによる経済危機が世界を覆っていた時も、景気回復をリードしたのは、堅調な新興国の成長。いわば、世界経済の「機関車」でありました。しかし、その新興国経済が、この1年ほどで、急速に減速している現実があります。
 原油を始め、鉄などの素材、農産品も含めた商品価格が、1年余りで、5割以上、下落しました。これは、リーマンショック時の下落幅に匹敵し、資源国を始め、農業や素材産業に依存している新興国の経済に、大きな打撃を与えています。
 成長の糧である投資も、減少しています。昨年、新興国における投資の伸び率は、リーマンショックの時よりも低い水準にまで落ち込みました。新興国への資金流入がマイナスとなったのも、リーマンショック後、初めての出来事であります。
 さらに、中国における過剰設備や不良債権の拡大など、新興国では構造的な課題への「対応の遅れ」が指摘されており、状況の更なる悪化も懸念されています。
 こうした事情を背景に、世界経済の成長率は昨年、リーマンショック以来、最低を記録しました。今年の見通しも、どんどん下方修正されています。
 先進国経済は、ここ数年、慢性的な需要不足によって、デフレ圧力に苦しんできましたが、これに、新興国の経済の減速が重なったことで、世界的に需要が、大きく低迷しています。

 最も懸念されることは、世界経済の「収縮」であります。
 世界の貿易額は、2014年後半から下落に転じ、20%近く減少。リーマンショック以来の落ち込みです。中国の輸入額は、昨年14%減りましたが、今年に入っても、更に12%減少しており、世界的な需要の低迷が長期化するリスクをはらんでいます。
 現状をただ「悲観」していても、問題は解決しません。私が議長として、今回のサミットで、最も時間を割いて経済問題を議論したのは、「悲観」するためではありません。
 しかし、私たちは、今そこにある「リスク」を客観的に正しく認識しなければならない。リスクの認識を共有しなければ、共に力を合わせて問題を解決することはできません。
 ここで、もし対応を誤れば、世界経済が、通常の景気循環を超えて「危機」に陥る、大きなリスクに直面している。私たちG7は、その認識を共有し、強い危機感を共有しました。

――

☆ 記事URL:http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0527summit.html

安倍首相は、言いました。

「もし対応を誤れば」その結果として、

「危機(リーマンショック)」に陥る可能性があります、と。

形式論理で、

この文章の危機の因果関係を考えますと、

①(対応を誤る)→②(危機に陥る)なので、

①なければ、

②に到達しません。

到達しない以上、②の「前」とは言えません。

しかし、①なければ、

すなわち、「対応を誤らなければ」

「危機」に陥らないので

②「前」とは言えないというのは、

“常に”

正しい論理なのでしょうか。

危機に陥る切迫性があった場合、

危機を回避したところで危機に切迫性があったのは事実なので、

実際的に考え、

②「前」という言葉を使っていいのではないでしょうか。

たとえば、

「車の衝突事故が起きそうなとき、

衝突する『前』に

ハンドルを切った――」

という表現、

必ずしも不適切ではないでしょ?

では、

今回のケースについて述べます。

まず、安倍某に即せば、

①(対応を誤る)→②(危機に陥る)という

本来の危機の「前」と言っていい場合に

該当するのではないでしょうか。

理屈は、

こうです。

すなわち、小沢一郎(事務所)‏@ozawa_jimushoさん によると、

G7の首脳から

――「危機とは言えない」(キャメロン英首相)、「危機とまで言うのはいかがなのものか」(メルケル独首相)、「今はむしろ、私たちは危機の後にいる」(仏オランド大統領)、「世界経済は2008年のような危機にはない」(IMFラガルド専務理事)。安倍総理は、よほどの「経済通」なのだろう。〔16:59 - 2016年5月30日 〕――

などと、

さんざんな言われようです。

これって、

見方を変えれば

「対応を誤れば」という

条件が成就したとみなせますよ。

つまり、目の前にトラックが来ているのに、

「大丈夫、大丈夫」

と、みんなが口々に言って、

安倍晋三という自意識過剰な者からすれば

「私」という

宿命の賢者から目を背けてしまったことを意味します。

すなわち、

「トラックが来ているよ。危ないよ」と、

警告を発した

安倍某の立場に即せば、

ハンドルを切る

行為さえなかったのですから

明らかに、

対応を誤ってます。

危険度が可能性の段階から蓋然性へと飛躍したと言えます。

もう十分に②「前」です

(ただ、安倍某は、

それを主張する度胸に欠ける上、

事実の裏付けのない主張だということを幾分かは分かっているので、

何も言わない、否、言えないだけです)。

次に、逆に、

「大丈夫、大丈夫」と言って、

背を向けたG7の首脳たちの立場に即して考えても

「危機の前」と言えます。

ただ、こちらの場合は、

理屈が変わって、

G7の首脳たちが対応を誤らず、正しく行動したからです。

どういうことかと言いますと、

我が国の首相が子どもに見える材料は、

山のようにある、

その点、注意すべきということです。

実際、もし、

安倍某の問題提起を受け、G7が具体的な対応を取っていれば

リーマンショックのような危機に

かえって直面する可能性があったでしょう。

何しろ日本は、

G7にあって

独り負けしている国です。

その大きな責任は、

安倍晋三のような天下の愚か者に

政治を任せているからです。

G7の首脳が

取り合わなかったのは、

まさに危機一髪、

「衝突前、ハンドルを切った」

という上掲、

実際的な見地から、

「リーマンショック前」

という言葉を使っていい場合に該当するでしょう。

つまり、危機を回避したところで、

危機に陥る切迫性があった事実そのものは

なくならないわけですな。

kaz hagiwara(萩原 一彦) ‏@reservologicさんが

――「リーマンショックとは同じものではありませんが、中国経済は減速しており…」は結局同じ意味のことだと思うけど、フレーズは違いますね。でも同じフレーズを避ければ同じことを言ったことにならないと思っているとすれば、幼稚園児の言い訳レベル。〔4:40 - 2016年6月2日 〕――

と仰るように、

たとえ首相であっても

過度に語彙にこだわって文脈を忘れれば、

子どもに見えてしまいます。

我々も、

いい加減、彼から卒業しないといけません。

以上、

分析した通り、

安倍某は、

非常に極端なほどの形式論に依拠して

しゃべります。

ただ、都合が悪くなった場合の便宜論とも言える

使分けをします。

だから人から

黒を白だと詭弁で押し通すダブルスピークだと

断罪されてしまうのです

(山崎 雅弘‏@mas__yamazaki さんのツイート〔13:31 - 2016年6月2日 〕参照)。

下は、

平川克美‏@hirakawamaru さん発信の

ツイートです。

――ジョージ・オーウェルの『1984』的な世界は、現実には存在できないディストピアファンタジーだが、オーウェルの考えた語法、思考法ニュースピーク、ダブルシンクは、今や我が国の総理大臣によって、実現されているように思える。2+2=5になり、言ったことは言わないになる。〔18:22 - 2016年6月1日 〕――

NHK、その他、マスコミは、

こんな首相のダブルスピークに思考を同調させて

最適化、もしくは、アホMAX化して

解説するわけですから、

首相は、

どんどん裸になります。

ただ、反面では、

そこにある都合のよさを羨む輩も出てくるでしょう。

そのために弊害も出ます。

――人殺しをしても罪を問われない東電を見てブラック企業が増えたように、安倍晋三を見習って嘘と言い逃れをする人間が増え、ますます日本は異常な国になっていくだろう。〔0:07 - 2016年6月3日 〕――

ジョージ‏@GeorgeBowWow さんが

指摘される通りです。

2016年6月3日昼 記

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