のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

いじめ自殺の中学校は「道徳教育先進校」だった

2012年07月17日 23時24分36秒 | Weblog
中二の男子生徒が亡くなった

学校のスローガンは、

「いじめをしない、させない、見逃さない、許さない学校」

だったと言います。

何だか悪い冗談のようです。

しかし、正味、この学校、

道徳教育先進校らしいですよ!

J-castニュースによると、

なぜ学校現場に隠ぺい体質が蔓延(はびこ)ったのか

という問いにつき、

道徳教育の研究事業の「推進校」に指定されていた

09年から10年に

文部科学大臣を務めていたのが

滋賀1区選出の川端達夫衆院議員(現総務相)だったことを

上げる人がいるようです。

自民党の義家弘介参院議員です。

文部科学大臣を輩出した選挙区にある

中学校において、

「その(推進校指定の)成果が

上がったもんだから、

そういう学校からは死んでもイジメが出たりしてはいけなかった」

という、うがった見方をされます。

説明を読んでいて、

時代が遡って、

太平洋戦争中のように感じました。

こんな見方、

する方も

する方ですけど、

される方もされる方です。

また、自殺といじめの関連を否定し続けていた

沢村憲次教育長は、

この中学校の校長を務めたことがあります。

「いじめを認めたのでは

自分の経歴を汚す」

ことになるのを恐れた

同教育長が、

のらりくらりとして

問題解決を遅らせる一因となったのではないか、という疑いがあります

「いじめ自殺の中学校は「道徳教育先進校」だった」参照)。

教育の指導的立場にある者が

“自己保身”のため、

いじめの事実を闇に葬ろうとした結果、

深刻度を増したとの理解が

正しいのかな、

という思いを新たにしました。



 ※ ところで、自民党の義家弘介参院議員と

川端達夫衆院議員(現総務相)が

対決しているビデオを見つけましたので、

紹介します。

義家議員の質疑 日教組の異様な実態 日教組「さん」は真面目で熱心編


義家議員の質疑 日教組の異様な実態 変質イデオロギー黙認編


義家議員の質疑 日教組の異様な実態 子供を見殺しにして選挙活動編


三つ目のビデオでは、

イジメによる自殺の問題が

取り上げられています。

義家氏の

批判には、

次の因果の流れが

暗黙の了解事項になっているようです。

すなわち、

「①日教組の活動をする→②生徒と向き合えない→③いじめで自殺者が出る」

という流れです。

そういう場合もあるでしょうね。

ただ、これが唯一絶対、

争えない流れの如くな決めつけは

飛躍があります。

子どもっぽい先生だと、

①→②→③が

必然の流れになるでしょうけど、

そうでもない先生が一杯いるのではないかと

僕などは思いたい方ですね。

そういう観点から、

「(流れを)断ち切る」

という義家氏の言い方には

抵抗を覚えました。

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2 コメント

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驚きの「道徳教育先進校」! (obichan)
2012-07-18 20:23:24
今日仕事から帰ってきて知ったんですが、
まさか・・と思いました。

今回の事件をうけて、TVで実際に過去にいじめにあった人
(加害者・被害者・目撃者・関係者・教諭本人)たちの意見を聴いたところ、

「生徒のいじめは生徒間の問題、嫌なら転校すればいい。」
と親がいじめで担任に相談したときにそういわれた人もいたそうです。

また、「学校の先生は教育免許を持った正社員、ただの動労働者なんですョ。」
とそんなふうにおっしゃった先生もいたそうです。
つまり「教諭」という職業でしかみてない人もいるようです。
そういう勉強しか教える事のできない先生があまりにも多くなってきているように思います。

もちろん親身になってくれる先生も沢山おられるのでしょうが、
必ずしもその場の対応を上手にできるというものでもなさそうです。

問題は日教組問題ばかりではなさそう・・


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☆ obichanさんへ (忠太)
2012-07-18 22:07:24
お久しぶりです。元気にしておられたですか?

学校の先生がティーチング・マシンのようになったら、寂しいですね。正職員はいいんですけど、普通のサラリーマンのような自己規定は間違いと思います。子どもに対する影響が甚大です。その辺りの自覚は欲しいです。

思うに、悪い教師にあたると、“学校がすべて”になってしまいます。いい先生に当たると、“世界は広い”という余裕を頂けます。

いじめを受けているときって、先生も大抵悪いです。上の分類で言うと、生徒は、前者のパターンの世界観に大なり小なりはめ込まれます。ということは、子どもたちは、“学校がすべて”の世界観の中に生きていて、逃げ出せないってことです。何とも皮肉な結果でしょ?

スクールカウンセラーとか、学校に配備されて先生の負担を軽減する工夫もなされているようです。しかし、大抵、非常勤なため、最後は担任の先生の判断を仰ぐしかないようです。

しかし、子どもからすれば、せっかく信用できない先生から逃げるため相談したのに、裏切られてしまったことになります。

学校教育の問題は、御指摘に通り、難しいですね、日教組も自制すべきことは山ほどあるでしょう。しかし、この組織を悪者にして、廃止しても解決する問題って、案外に何もないでしょう。かえって、弊害の方が大きい気がします。
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