武田邦彦vs池田信夫 原発問題
論点は、二つですね。
(1)原発の安全性を見直す上で、
電力会社の地域独占を許されている現状が妨げとなるか。
(2)国民に許容される被ばく量の上限は、
法律上、年間1ミリシーベルトと決まっている。
行政判断で、
法律を踏みにじることが許されることなのか。
【検討】
(1)について。
池田信夫氏は、
電力会社の地域独占が許されれば、
経営が安定する。
“安全性”は、
国の監督に委ねればいい、
と主張されます。
今まで、その方式でやってきて、
問題点は
何もなかった
という認識なのでしょうか。
これに対し、
武田邦彦氏によると、
電力会社は地域独占の上に胡坐をかき
安全への配慮を怠ってきた――
と主張されているようです。
国の監督と言ってもそれは建前に堕し、
実際は、電力会社が
国を監督していたのではないでしょうか。
だとすると、
厳しい言い方になりますが、
国は、安全性を無視した電力会社の
放漫経営に
お墨付きを与える機関に過ぎなかった
と言われても仕方ないでしょう。
そういう関係性を打ち破るためには、
電力会社が
地域独占の世界に君臨し
『安全だ』
と言って済ませ、
ふんぞり返っておられる状態を拒絶すべき
と思われます。
(2)について。
池田信夫氏は、
科学的説明になってない法律は、
無視して一向にさしさえないと主張されます。
これに対し、
武田邦彦氏は、次の例で応じられます。
「制限速度が60キロなら、それを超えては走れない」
というのは決まり事です。
決まり事だから従うのだ、と。
科学的に考えて
首肯し得る内容か否かは別次元の問題、
つまり、考えなくていい、
それが法治主義だということですね。
思うに、両方の論点につき、
司会者が
不公正な話の振り方をしていて、
後味がとても悪いですな。
また、池田信夫氏のような、
知性に欠けると思しき御仁が
識者として
認められているという、
日本の文化レベルの低き現実が恥ずかしいです。
論点は、二つですね。
(1)原発の安全性を見直す上で、
電力会社の地域独占を許されている現状が妨げとなるか。
(2)国民に許容される被ばく量の上限は、
法律上、年間1ミリシーベルトと決まっている。
行政判断で、
法律を踏みにじることが許されることなのか。
【検討】
(1)について。
池田信夫氏は、
電力会社の地域独占が許されれば、
経営が安定する。
“安全性”は、
国の監督に委ねればいい、
と主張されます。
今まで、その方式でやってきて、
問題点は
何もなかった
という認識なのでしょうか。
これに対し、
武田邦彦氏によると、
電力会社は地域独占の上に胡坐をかき
安全への配慮を怠ってきた――
と主張されているようです。
国の監督と言ってもそれは建前に堕し、
実際は、電力会社が
国を監督していたのではないでしょうか。
だとすると、
厳しい言い方になりますが、
国は、安全性を無視した電力会社の
放漫経営に
お墨付きを与える機関に過ぎなかった
と言われても仕方ないでしょう。
そういう関係性を打ち破るためには、
電力会社が
地域独占の世界に君臨し
『安全だ』
と言って済ませ、
ふんぞり返っておられる状態を拒絶すべき
と思われます。
(2)について。
池田信夫氏は、
科学的説明になってない法律は、
無視して一向にさしさえないと主張されます。
これに対し、
武田邦彦氏は、次の例で応じられます。
「制限速度が60キロなら、それを超えては走れない」
というのは決まり事です。
決まり事だから従うのだ、と。
科学的に考えて
首肯し得る内容か否かは別次元の問題、
つまり、考えなくていい、
それが法治主義だということですね。
思うに、両方の論点につき、
司会者が
不公正な話の振り方をしていて、
後味がとても悪いですな。
また、池田信夫氏のような、
知性に欠けると思しき御仁が
識者として
認められているという、
日本の文化レベルの低き現実が恥ずかしいです。
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