のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

子なしの者の子孫に託す思いって、理解できますか。

2012年09月30日 12時09分05秒 | Weblog
(あ~、あれは、1974年のことだったのか)

と思い返していることがあります。

1974年のある日、

友人宅で、その友達の父親と

テレビを見てました。

その友人は、

持病の喘息のため死去しました。

僕は、

その君のお通夜に出席していたのでした。

テレビには、

涙で顔をぐしゃぐしゃにした

津川雅彦が出てました。

友達のお父さんが

苦虫を噛み潰したような顔をして、

「こいつ、親の心を持ってないな」

と吐き捨てるように言い、

ぷいと、テレビに背を向けました。

僕は、

まだ子どもだったし、

なぜ、そんな敵愾心を

見せるのか

よく分かりませんでした。

わが子を亡くした

悲しみで、

客観的なことが見えていないのではないか…

わが子のことで、

涙を流せる親と流せない親の違いかな、

とも思いました。

僕の友達の親父さんは、

わが子の死に顔を睨み付けていました、

一粒の涙も流しませんでした。

対する津川雅彦は、

顔中、涙、涙、涙でした。

僕は、もう61歳にもなってね、

子どもはいないです。

もしいたら、

どんなだろうと想像することがあります。

改めて、

津川雅彦のインタビューの映像を思い出し

「こいつ、人の子の親じゃない」

と断言した友人のお父さんの気持ちに

思いを馳せました。

要するに、

津川氏は、誘拐事件があった時に

「わが子がさらわれた」

と声に出して騒いだんですかね。

報道では

はっきり伝えてませんでしたが、

そうならば、

警察に通告しているでしょう。

つまり、

自分の娘の命より

「金が大事」

の考え方が丸出しだった

ということではないかと推察します。

当時、

東京新聞が

津川雅彦について

「この津川雅彦という役者は、

売名ため

娘を平気で利用する。

誘拐は、

そんなたわけた人物の、

自業自得と言うべき結果だった」

という分析をして

物議を醸しました。

どう娘を利用して売名行為に

走ったのかは

不明です。

自分の娘の命の危険を

顧みず

世間を騒せていたとすると、

ろくな利用の仕方ではないでしょうね。

なぜ、こんなことを

書く気になったかというと、

ツイッタ―を通して、

欺瞞に満ちた

彼の呼びかけを

目にし、

情のない人間の

情のなさというものを

肌で感じたからです。

とても嫌な気分になりました。

僕の友人の

父親が怒ったのは、

津川雅彦という

実生活においてさえ、

芝居をし

ウソ泣きをして

恥じない彼の性分、

生き方に

吐き気を催したからだったろうと

納得しました。

さて、ツイッターで見つけた呟きは、

次のような内容でした。

――小出先生は「福島を無人の県に」と言っているのに。まだこんな連中が。無知と欲。@kucyan 津川雅彦『本日上野駅構内で、福島産新米安全アピールキャンペーンに、役者達で参加します。』 http://ameblo.jp/santa-no-kakurega/entry-11079819002.html―― (リンク

「サンタの隠れ家」という

津川氏のサイトに

飛ぶと、

こんな分析がありました。


――福島県産新米が
津波や放射線の災害にめげず、
検査に於いても
規制値を大きく下回り、
安全性が確認されたと、
新聞にも掲載されました。

国民全員が
「あ~良かった!福島がんばれ」と
胸を撫で下ろす出来事でしたが、

イデオロギー運動の為に、
放射線恐怖をバラマク、
悪質な市民プロによる、
風評ばらまきが絶えず、
今後、さらに激しくなるだろう
と、

福島の生産者の皆様が心配していらっしゃるようなのです。

そこで、我々役者達で、
悪質な風評払拭の為に、
効果的なエールを送りたいと思いました――。

津川氏の指摘によると

「安全性が確認された」そうです。

しかし、そんな事実はないです。

どれだけ無神経なんでしょう!

「風評ばらまき」が

イデオロギー運動の産物と言うのなら

一家で

福島県に移住すればよいです。

(勝手にやりなはれ)

ということですな。

ただ、子孫(他人)を

巻き込むべきではないでしょう。

子どもがかわいいとか、

子孫を自己愛の延長レベルでの話と考えるから

福島の人を対置させ、

この人たちはどうでもいいのか――

という話のすり替えを

してしまっても気づけないのです。

特定の

どなたさんかの子供さん、お孫さんの

幸せが問題じゃありません。

日本の将来の問題として故郷をどう残すのか、

というお話です。



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