のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

安倍某が好きな「根拠」と「検証」 ~ 「闇の福島」のキーワード

2014年05月18日 20時33分53秒 | 放射能の脅威
兵頭正俊@hyodo_masatoshiさんのツイートです。

――『美味しんぼ』問題。ある戦慄。もしかして、批判のコメントをした大臣たちは、漫画ばかり読んでいて、『美味しんぼ』の愛読者だったのではないかしらん。〔14:58 - 2014年5月17日〕――

もちろん、

漫画だからって、

論評が

許されないわけではないでしょう。

しかし、首相までが

「根拠ない風評に国として全力で対応」

とまで言うのは

異様です。

そもそも風評とは根拠のないもの。

だから一々口に出して

「根拠がない」「根拠がない」と言う必要がありません。

あえて言葉化することで、

安部某の

根拠のない仮説、

いわゆる妄言の数々が

蘇るようです。

最後に、

兵頭正俊さんの

鋭い感覚を、

もう一つ紹介します。

――『美味しんぼ』問題。編集部が事実を前面に出したものだから、おバカな大臣・大学教師が批判した。果ては検証(!)ができていないとの珍説まで登場。日本の知のレベルはこんなものだ。安倍のIOC総会での大嘘が世界の顰蹙を買い、世界の風刺画になったとき、政府や大使館まで抗議したものだ。〔14:49 - 2014年5月17日 〕――

この検証を云々する

立場が

なぜ、珍説か。

これは多分、

人体実験を意味するからでしょうな。

ところで、

この後の成り行きに関しては、

金子勝@masaru_kanekoさんの見立てが

すべてを言い当てている

と思います。

まず、第一段階は、

住民の一部を“安全な故郷”に帰還させること。

その結果、

生じる事態は、

賠償打ち切りという東電救済。

除染もお仕舞いです。

福島にある心配といえば

風評だけだった、

それは払拭したので、

後は、

皆さんにお任せね、

というわけです。

金子さんは、

そこまでの経緯を短く文章にまとめて

お話してくださってます。

――東電救済のために、避難区域解除後、住民が一部でも戻れば、1年で賠償打ち切り、除染もせず、個人線量計で線量を自己管理せよとする。おまけに、セシウム回収型焼却炉による濃縮・隔離もせず、東京ドーム23個分の汚染土を、中間貯蔵と称して野積みにする。それを問題にすると「風評被害」?〔9:11 - 2014年5月18日 〕――

続いて第二段階は、

中間貯蔵施設建設の合意です。

実質上、大熊町と双葉町に対する

手切れ金です。

金で頬を叩かれて、

同町の方々は

事実上の最終処分場のお守りをさせられることになります。

――中間貯蔵施設の建設候補地とされる福島県大熊町、双葉町の用地買収で、土地の評価額をできる限り高く見積もり、買い上げるという。そもそも「中間」施設なら30年間借り上げでいいはず。事実上の最終処分場だ。札束で住民の分裂を図るやり方です。
http://goo.gl/fiqVuL 〔9:11 - 2014年5月18日 〕――

第三段階は、

何世代目かには

ほとんど子孫が死に絶えるでしょう。

しかし、そんなに待つまでもなく、

安倍某らは、

60年で充分と考えていると思います。

戦後70年近くになんなんとして

戦争体験者が

ほとんどいなくなった今、

憲法を

破壊しようと自信満々でしょ?

原発の過酷事故に対しても

理屈は同じです。

60年ぐらいを尺度にして、

事情を知る者がいなくなったのを見計らって、

原発を推進してきた責任を

同町の住民に

すべてなすりつけ、

自分たちは、

日本をほっぽり出して

逃げ切る魂胆ではないでしょうか。




〔資料-1〕

「安倍首相『根拠ない風評に国として全力で対応』」

   産経ニュース(2014.5.17 15:36)

☆ 記事URL:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140517/dst14051715360008-n1.htm

 安倍晋三首相は17日午後、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味(おい)しんぼ」に主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの描写があった問題に関し「政府としては、根拠のない風評を払拭をしていくためにも、しっかりと正確な情報を分かりやすく提供していく。国として全力を挙げて対応していく必要がある」と述べた。

 同時に「今までの伝え方で良かったかということも検証する」と語った。

 視察先の福島市内で記者団の質問に答えた。




〔資料-2〕

「美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」

   中日新聞朝刊(2014年5月13日)

☆ 記事URL:http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140513073049244

「綿密な取材を受けた」

松井英介医師
 小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味(おい)しんぼ」に「岐阜環境医学研究所長」として実名で登場し、原発事故や震災がれきと鼻血の関連性を指摘している元岐阜大助教授の松井英介医師(76)=岐阜市=は12日、本紙の取材に「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる」と主張した。福島県や大阪市などの抗議には「〝事実無根〟というのは、その人たちに失礼だ」と反論した。
 放射線診療が専門。福島県双葉町に依頼されて2012年度から町の放射線アドバイザーとして年間数十日、町内に滞在し、多くの被災者から「鼻血が突然出る」「せきが止まらない」「体がだるい」などの症状を聞き取ったという。
「美味しんぼ」の原作者の雁屋哲さんと昨年末に出会い、4カ月にわたり「綿密な取材を受けた」と強調。問題の漫画を「子どもたちが読んで、自分の体の仕組みや放射線に関心を持ってほしい」と話した。


〔資料-3〕

「闇の福島で新たな戦いが始まる!」

   サイト「simatyan2のブログ」(2014-05-11 23:46:21 )

☆ 記事URL:http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11847791906.html

小学館の「ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味しんぼ」の描写をめぐって、福島県がホームページに反論を掲載するそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140511-00010003-minyu-l07


また漫画「美味しんぼ」に登場する井戸川克隆元町長がFacebook でここ最近の鼻血の様子を撮った写真を公開しています
http://livedoor.blogimg.jp/hoshusokho/imgs/5/e/5e6dcce2.png
(鼻血が映っているので閲覧注意です)

こうして「美味しんぼ」問題が新たな展開を見せ始めました。

福島県が抗議、と言えば聞こえは良いですが、いわゆる福島県民ではなく、行政側の反論ですから間違いの無い様に受け取らねばなりません。

福島県知事そのもが闇世界の使者みたいなものですからね。

佐藤雄平福島県知事は原発推進派の渡部恒三議員の甥っ子であり、反原発の前佐藤栄佐久知事を罠に嵌めたという噂もある人です。

そして福島県が「美味しんぼ」の反論を県のホームページに載せることを積極的に報道してるのが「福島民友」なんですね。

この「福島民友」という新聞社は少々曰くのある地元新聞社で、震災直後にも記者が不審な死を遂げています。

当時、

「福島民友新聞の記者が遺体で発見 津波に巻き込まれた?」
といったタイトルで報道されています。
http://www.j-cast.com/2011/04/03092064.html

東日本大震災後に行方不明となっていた福島民友新聞社の記者、熊田由貴生さん(24)が2011年4月2日、 遺体で発見された。
同社によると、熊田さんは地震直後の11日16時頃、配属先の相双支社に自身の無事を報告。

支社長から南相馬市役所に向かうよう指示を受けたが、その後行方がわからなくなっていた。
遺体は同市鹿島区内の田んぼから見つかったといい、津波に巻き込まれたと見られている。

熊田さんは09年に入社。10年4月から相双支社に勤務していた。

福島民友新聞社の総務局長は「言葉に言い表せません」と話している。

しかし当時から、この記者が南相馬市役所に向かうよう指示を受けていたのに、鹿島区内の田んぼから見つかったことや、熊田記者が原発を推進する自民党批判の記事書いてたことなどから
事故死に関して疑問の声も高かったようです。

また最近では、黒枠で囲った訃報のお知らせ、いわゆる「お悔やみ」蘭の数が異常に多くなり、「変だな」と囁かれ始めてからお悔やみ情報を載せなくなったという変な新聞社です。

それにしても行政側、報道するマスコミ、あるいはネット右翼たちの、「美味しんぼ」に対する批判の仕方は尋常じゃないですね。

鼻血や体調の変化などは、2011年6月時点で福島民友以外の新聞記事ではちゃんと事実として報道されているのに・・・。

http://www.lifeshot.jp/files/photos/1306059992/1399819985_h.jpg

私事で恐縮ですが、僕の伯父も先日、信州から東北にかけて旅行をして帰って来てから、鼻血じゃありませんが原因不明のアトピー性
皮膚炎の症状が出たのです。
慌てて病院に駆け込みステロイド注射で収まりましたが、68年間生きてきて初めての症状にビックリしていました。

今まで放射能など笑い飛ばしていた人が、自分に原因不明の症状が出てことで、どんな可能性も否定できないと考えるようになった
みたいです。

果たして原因が放射能なのかどうかはわかりませんが、特定の場所へ行って物理的な症状が出た場合、そして複数の人に同じ症状が
出た場合、少なくとも普通の人なら原因が何なのかを振り返って考えますよね。

例えば食中毒の症状が出たなら、どこで何を食べたとか食中毒症状が出た原因を思い出そうとしますよね。

でもそれを追求するなというんですね、放射能被害に関しては。

どんなに体調がおかしくなっても気のせいだというのです。

明らかにおかしいでしょう?

少し前にユッケを食べて、食中毒で5人が死亡して百数十人が食中毒症状を起こした「焼肉酒家えびす事件」と言うのがありましたね。
あれも同じユッケを食べて食中毒症状を出す人も出さない人もいたのです。

でも同じ症状の人が複数出たので調査の結果、あの店が怪しいということで原因が特定できたのです。

しかし、もし「風評被害」だとか「営業妨害」とかが全面に押し出されていたなら原因の追究など出来なかったと思います。

おかげで店が責任を問われて潰れてしまうという結果になりましたが・・。

それが福島では鼻血を出しても体調を崩しても調査すらされないのです。

また調査しようとすると頭から否定され叩かれるのです。

行政と、マスコミと、ネトウヨと、元気だと言う自称福島県人の人たちに。

ただ本当の福島県人の東電への忠誠心も半端じゃないといわれています。

事実、事故後でさえ、東京電力福島第1原発を抱える大熊、双葉両町の町議選では、東電社員の現職候補2人が再選を果たしている
ほどです。

闇の福島では、常識では考えられないようなことが当たり前のように起きているんですね。

そして、今、闇の福島に蓋をして閉じ込めようとする勢力と、光をあてようとする勢力との新たな戦いが始まったのです。

負けるな「美味しんぼ」!
負けるな「小学館」!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿