（いぬやしきさんから画像借りました。）
３月の里親会で、わたしたちが片付け始めたころに、この子達は、ガードマンさん２人に連れられてやってきました。スーパーの袋の中の箱に４匹。口をしっかり縛ってあって、まるでゴミと一緒でした。まだ、生まれて何日もたっていない様子で、へその緒もついたままの子もいました。こんなに小さい子は、親猫以外育てるのは無理です。だからといって、そのままにしておいたら、あっという間に、体温が低くなって死んでしまいます。里親会のスタッフは、こんなに小さい子を保護するのは初めてでした。でも、ここに来たからには、なんとかしなければと、子猫を保護したことのあるスタッフが、手分けをして連れ帰り、動物病院に連れて行ってくれました。しかし、4匹のうち2匹は、昨夜亡くなってしまったそうです。生まれて、5日くらいでは、まだ、体も十分に機能し始めていないので、ミルクが肺のほうに入ってしまったのが原因だったそうです。（スタッフが、動物霊園で手厚く葬ってあげたそうです。）残りの２匹は、まだ入院中です。なんとか持ちこたえてくれることを祈るだけです。
この子達を捨てた人は、そのときにもう、猫たちを殺してしまっているのと同じです。きっと、この子達の親猫も、おっぱいをあげる子猫たちがいないのですから、乳腺炎を起こしてしまっているかもしれません。親猫にも、子猫にもいいことなんかありません。もう少し手元においてもらえたら、子猫たちも元気に、里親さんにもらってもらえる可能性だってありました。もとはといえば、飼い主が避妊去勢をしなかった、つけが猫たちにまわってきたのです。二度と、このようなことがないように、ぜひ、避妊去勢をしてください。
