動物愛護推進員(横浜市は、動物適正飼育推進員という)について動物の愛護及び管理に関する法律に
則って活動を行っています。
今回の改正で第38条2-五災害時において・・・の項が追加されたので、
25年9月より横浜市でも推進員の活動に含まれるよう整備中とのことでした。
動物愛護推進員は平成23年度末には108地方公共団体中60、約2900人が委嘱されているそうですが、
まだ体制の整備は充分といえない状況で今後も人材の育成等を積極的に推進していく必要があると
環境省の動愛法に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針の中にかかれています。
区役所の犬の関係部署は、「生活衛生課」というところです。
ペットのほかに、食品衛生、住まいの衛生、その他の衛生が担当となっています。
ペットとはいえペットを専門にしている人が担当かというとそうではなくて、
薬学部を出た方で臨床に行かない代わりに食品衛生部門に就職される方が多いとのことでした。
ペットに関心がなければ私たちともどうかかわっていいのかもわからない。というわけで
ちょっと感じた温度差のこともわかりました。
「各区及び動愛センターとの連携について」
行政主催の講習会などの企画の提案もありましたが、横浜市の場合はそれぞれの区が独立していることと、
推進員もひとりのところもあれば、8名もいるところもあります。
人数が少ないところではなかなか区に対して提案もできにくいです。なにかやるにしてもまず人手がないですし。
なので、狂犬病予防接種や区のイベントなどのお手伝いをするくらいならできるかなと考えています。
近隣の区と合同で…といってもまだ新米の私は人脈もなく、なかなか難しいところですし
なにより推進員同士の交流の機会もあまりないのが現状です。
区の担当者や愛護センターの職員向けの研修会も開催されているそうですから
そういう研修会を推進員にも開放していただけるともっと共通理解できるのになぁと思いました。
全体的なお話を聞くと、横浜市では犬の問題は迷子犬保護が多く、あとはマナーの問題だそうです。
私の住んでいる区内でも迷子札をつけていない迷子犬がほとんどで飼い主さんと連絡がすぐには取れないそうです。
家の中で飼っているがゆえに散歩時につけている首輪にはつけていても、家に帰ると首輪ごとはずしてしまうという方が多い。
家からの逸走もあるので迷子札は常につけていてほしいし、できればマイクロチップについては
装着の補助金制度もあるので、利用してほしいとのことでした。
猫については、やはり飼い主のいない猫の問題が多く寄せられているとのことでした。
飼い主のいない猫のほとんどは、地域の誰かしらがお世話をしていることが多く、
そこにいろいろな問題があるそうです。
こちらのほうが根深く、対ヒトへの対応も難しいとおっしゃっていました。
ねこのこともいろいろ勉強しておく必要を痛感しました。
推進員の中には、猫関係の団体から推薦されている方もいらっしゃるし、
愛護センターのボランティアに応募する予定なので、そこでも交流が広がるといいなと考えています。
我が家の猫たちは迷子札のついた首輪とマイクロチップ装着済。