
Story
「ダーウィン賞」とは、最も間抜けな方法で死んでしまった人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞。映画で描かれるおバカな事例はといえば、、
高層ビルの強化ガラスの強度を実証するため、窓に体当たり。ガラスが割れて転落。。
自販機の商品取り出し口に手をつっこみ、自販機の下敷きに。。
奥さんに自分の事を見直してもらおうと、スピード記録を出すため車の後部にジェットエンジンを積み込んで点火。そのまま空に飛び上がって山に激突。。
自動車の自動運転スイッチを航空機のオートクルーズ装置と勘違いして、民家に激突。。
魚釣りで、ダイナマイトで池の氷を割ろうとして、自分の車を爆破。。
サンフランシスコ市警察のマイケル・バロウズ(ジョセフ・ファインズ)は、優秀なプロファイラーでありながら血を見ると失神してしまう体質。そのせいで連続殺人犯を取り逃がしてしまい、警察を辞職する羽目に。失意のマイケルだが、「ダーウィン賞」に相当するような性癖をもった人間が死傷することで保険会社に毎年何百万ドルの損害を与えている事に気づく。彼等に共通の要素である素因を突き止めて保険契約を結ばないようにするか、過失責任を指摘して保険金の支払いを拒否すれば、大幅な収益改善ができる!マイケルは自分のプロファイリング能力をもってすれば、それが可能だと保険会社に売り込むのだった。会社は4週間で証明すれば採用するとし、マイケルは女性調査員のシリ(ウィノナ・ライダー)と組んで全米各地を回る事に。そこには様々なバカな事件が、彼らを待ち受けていた。
2006年/アメリカ/フィン・タイラー監督作品

評価 ★★★☆☆
この映画をホントに理解して笑うためには、ビートジェネレーション(1950年代後半から1960年代前半にかけてアメリカ合衆国の文学界で異彩を放ったグループ、あるいはその活動の総称。Wikipediaより。)と呼ばれる作家達について知っていないといけないのでは、と思いました。wancoは彼等の作品を全然読んだことないので、いまひとつ笑いのツボがつかめませんでした。
例えばジョセフ・ファインズ演じる保険調査員の名前がマイケル・”バロウズ”(代表的なビート作家のウィリアム・バロウズにかけています)。そのバロウズが不可解な人々の最期についてプロファイリングするのは、彼等ビート作家の死生観をパロディ化しているとも考えられます。
それから、連続殺人犯のメッセージ”俺を打ち負かして(ビート)みろ!” など、ビート作家への言及や、ヘヴィメタバンドの”メタリカ”やウィノナ・ライダーがお久しぶりに出演しているのもその辺が関係しているのかもしれません。ついでに言えば、最後にバロウズの風船につけた携帯が流れ着いたところがモロッコだとすれば、作家のバロウズが代表作「裸のランチ」を執筆したのがタンジールだったことへのメッセージか、というのは考え過ぎ?
それはさておき、あまりに間抜けな最期の数々(必ずしも死んじゃう人ばかりではないですが)には、笑っちゃいけないけど思わず笑ってしまいます。保険契約者の事故をプロファイリングするというのは面白い趣向だし、連続殺人犯の推理もからめて、まあまあの面白さでした。
映画『ダーウィン・アワード』公式サイト
(「ダーウィン・アワード」2008年2月 松本市 アイシティシネマにて鑑賞)
「ダーウィン賞」とは、最も間抜けな方法で死んでしまった人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞。映画で描かれるおバカな事例はといえば、、





サンフランシスコ市警察のマイケル・バロウズ(ジョセフ・ファインズ)は、優秀なプロファイラーでありながら血を見ると失神してしまう体質。そのせいで連続殺人犯を取り逃がしてしまい、警察を辞職する羽目に。失意のマイケルだが、「ダーウィン賞」に相当するような性癖をもった人間が死傷することで保険会社に毎年何百万ドルの損害を与えている事に気づく。彼等に共通の要素である素因を突き止めて保険契約を結ばないようにするか、過失責任を指摘して保険金の支払いを拒否すれば、大幅な収益改善ができる!マイケルは自分のプロファイリング能力をもってすれば、それが可能だと保険会社に売り込むのだった。会社は4週間で証明すれば採用するとし、マイケルは女性調査員のシリ(ウィノナ・ライダー)と組んで全米各地を回る事に。そこには様々なバカな事件が、彼らを待ち受けていた。
2006年/アメリカ/フィン・タイラー監督作品

評価 ★★★☆☆
この映画をホントに理解して笑うためには、ビートジェネレーション(1950年代後半から1960年代前半にかけてアメリカ合衆国の文学界で異彩を放ったグループ、あるいはその活動の総称。Wikipediaより。)と呼ばれる作家達について知っていないといけないのでは、と思いました。wancoは彼等の作品を全然読んだことないので、いまひとつ笑いのツボがつかめませんでした。
例えばジョセフ・ファインズ演じる保険調査員の名前がマイケル・”バロウズ”(代表的なビート作家のウィリアム・バロウズにかけています)。そのバロウズが不可解な人々の最期についてプロファイリングするのは、彼等ビート作家の死生観をパロディ化しているとも考えられます。
それから、連続殺人犯のメッセージ”俺を打ち負かして(ビート)みろ!” など、ビート作家への言及や、ヘヴィメタバンドの”メタリカ”やウィノナ・ライダーがお久しぶりに出演しているのもその辺が関係しているのかもしれません。ついでに言えば、最後にバロウズの風船につけた携帯が流れ着いたところがモロッコだとすれば、作家のバロウズが代表作「裸のランチ」を執筆したのがタンジールだったことへのメッセージか、というのは考え過ぎ?
それはさておき、あまりに間抜けな最期の数々(必ずしも死んじゃう人ばかりではないですが)には、笑っちゃいけないけど思わず笑ってしまいます。保険契約者の事故をプロファイリングするというのは面白い趣向だし、連続殺人犯の推理もからめて、まあまあの面白さでした。
映画『ダーウィン・アワード』公式サイト
(「ダーウィン・アワード」2008年2月 松本市 アイシティシネマにて鑑賞)
コメント・TBありがとうございます。
こちらでは4月の公開でした。1シアターしか
ない小さなところなもので、一週間で、一日一回
という上映なので、慌てて観にいきました。
本当に最高に面白い作品でした。ウィノナ・ライダー、気の強い女性役でしたが、やっぱり可愛いですね。
コメント、トラバありがとうございました。
結構拾い物の映画でした。観てる人が少ない映画でこんな映画に出会えると得した気分になりますね。
ウィノナ・ライダーも良かったですが、ジュリエット・リュイスも元気そうだったので嬉しかったです。