夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

エリザベス:ゴールデン・エイジ

2008年02月25日 | あ行の映画
Story
25歳でイングランド女王に即位したエリザベス(ケイト・ブランシェット)。父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として即位したが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。その頃、ヨーロッパ列強はイングランドを占領すべく狙っており、スペイン国王フェリペ2世はことあるごとに圧力をかけてきた。さらにカトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)の存在も火種となっていた。そんな中、宮廷に現れたウォルター・ローリー(クライブ・オーウェン)。自由な冒険家の彼に、女王は心をみだされる。(goo映画より)
2007年/イギリス/シェカール・カプール監督作品





評価 ★★★☆☆

スペインを徹底的に悪役に描いているのがバランス感覚を欠いているように思えます。ただ、カトリックとプロテスタントの対立にスコットランド女王が絡む関係など、歴史の勉強にはなりました。

エリザベス1世がウォルター・ローリーに抱くかなわぬ恋心に結構比重を置いて描いていますが、これがちょっと退屈。
一方で、スペインの無敵艦隊との対決が今回の続編の目玉です。スペインの大艦隊の描写は、まるでスター・ウォーズの帝国軍艦隊みたいに迫力があります。この無敵艦隊を如何にして撃破するのかが関心事でしたが、意外にあっさりと描かれているのが逆に良かった。断崖の上から炎の海と化した戦場を見下ろす女王の場面も非常に印象的でした。

ケイト・ブランシェットがはまり役で、甲冑に身を包み騎乗で檄を入れるところなんか、凛々しくて素敵でした。その彼女が、ウォルター・ローリーと侍女ベスの間に生まれた子供を胸に抱く場面で映画は終わります。前作では女王になり、今作では英国民の母(聖母)になったという感じですね。



映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』公式サイト


(「エリザベス:ゴールデン・エイジ」2008年2月 岡谷スカラ座にて鑑賞)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダーウィン・アワード | トップ | 結婚しようよ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (KGR)
2008-03-17 08:37:02
このほかにも何本かTBさせてもらいました。

>カトリックとプロテスタントの対立
>スコットランド女王が絡む

この辺は私も気になって、あとで調べてみました。
子供のいなかったエリザベスの
次がどうなったかも気になりましたし。

イギリス王位の変遷は結構複雑ですね。
特に「メアリー」がたくさんいて混乱します。

エリザベスがメアリー・スチュワートの処刑を決断する際、
かなり苦悩してますが、後継の王に彼女の息子の、
スコットランド王、ジェームズ6世を指名しており、
本当に憎んでいなかったと思われます。

返信する
よろしくおねがいします。 (wanco)
2008-03-17 19:51:38
KGRさん、こんばんは。
はじめまして。コメとTBありがとうございます。

メアリー・スチュワートの息子を王に指名したとは知りませんでした。
テューダー王朝とスチュアート王朝に分かれていたりして、本当に複雑ですね。さぞや権謀術数渦巻いていたことかと思います。

それでは、今後もよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

あ行の映画」カテゴリの最新記事