![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/f8/6bffcecc613b1bf4dbce37a09dc23777.jpg)
Story
欧州で第一次世界大戦が激化する中、フランスに渡ったアメリカの若者ローリングス(ジェームズ・フランコ)は、戦闘機のパイロットに志願する。そこには同じくアメリカからやってきた若者たちがいた。ルノー大佐(ジャン・レノ)の下、パイロットとしては素人の彼らを、一人前の戦闘機乗りにする訓練が始まった。ローリングスは仲間たちと友情を育んでいく一方、フランス人女性と恋に落ちる。やがてドイツ軍飛行隊との戦いの日が来た。それは予想を超える過酷なものだった。(goo映画より)
2006年/アメリカ/トニー・ビル監督作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/df/a94244d66c11378fd4340907de8d394f.png)
評価 ★★★★☆
第一次大戦を舞台にした複葉機の空中戦映画、というところに惹かれました。
あの時代の飛行機は空気との一体感があって、本当に飛んでいるんだという実感がありますね。空中戦も、現代のハイテク戦とは違った肉弾戦感覚で臨場感たっぷりです。オープンエアタイプだから、拳銃も武器に使えるというのが意表をついています。当時の爆撃機や飛行船なんかが出て来るのも視覚的に面白かったです。
未見ですが、昔ハワード・ヒューズが撮った「地獄の天使」もこんな風だったのかなー、と思いながら見てました。
ジェームズ・フランコ演じるローリングズは両親を亡くして、牧場も銀行に差し押さえられて、やけっぱち状態になってフランス空軍へ志願したわけですが、その他にも様々な訳ありの事情を抱えた連中が集まってきます。先輩兵士たちは最初は彼等を見下しているわけですが、やがて受け入れられて行く酒場のシーンなんかは爽やかでした。彼等が戦闘を通して成長し、そしてある者は戦死していく姿が、脇役にいたっても丁寧に描かれていました。一方で、せっかく教官役でジャン・レノを出しているにもかかわらず、たいした見せ場も無く終わったのは残念だったかな。
ジェームズ・フランコは、好青年ぶりを発揮して結構良くて、フランス女性との恋愛もべたべたせずに、さらっと流して描いているのが逆に好感が持てました。戦火を逃れた彼女とは結局再会出来ずに終わるのも、大甘な展開にならずに余韻が残って良かったと思います。
しかし、反戦のメッセージというのはあまり伝わってこなくて、空中戦が眼目の映画でしたね。
映画『フライボーイズ』公式サイト
(「フライ・ボーイズ」2007年12月 名古屋 109シネマにて鑑賞)
欧州で第一次世界大戦が激化する中、フランスに渡ったアメリカの若者ローリングス(ジェームズ・フランコ)は、戦闘機のパイロットに志願する。そこには同じくアメリカからやってきた若者たちがいた。ルノー大佐(ジャン・レノ)の下、パイロットとしては素人の彼らを、一人前の戦闘機乗りにする訓練が始まった。ローリングスは仲間たちと友情を育んでいく一方、フランス人女性と恋に落ちる。やがてドイツ軍飛行隊との戦いの日が来た。それは予想を超える過酷なものだった。(goo映画より)
2006年/アメリカ/トニー・ビル監督作品
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評価 ★★★★☆
第一次大戦を舞台にした複葉機の空中戦映画、というところに惹かれました。
あの時代の飛行機は空気との一体感があって、本当に飛んでいるんだという実感がありますね。空中戦も、現代のハイテク戦とは違った肉弾戦感覚で臨場感たっぷりです。オープンエアタイプだから、拳銃も武器に使えるというのが意表をついています。当時の爆撃機や飛行船なんかが出て来るのも視覚的に面白かったです。
未見ですが、昔ハワード・ヒューズが撮った「地獄の天使」もこんな風だったのかなー、と思いながら見てました。
ジェームズ・フランコ演じるローリングズは両親を亡くして、牧場も銀行に差し押さえられて、やけっぱち状態になってフランス空軍へ志願したわけですが、その他にも様々な訳ありの事情を抱えた連中が集まってきます。先輩兵士たちは最初は彼等を見下しているわけですが、やがて受け入れられて行く酒場のシーンなんかは爽やかでした。彼等が戦闘を通して成長し、そしてある者は戦死していく姿が、脇役にいたっても丁寧に描かれていました。一方で、せっかく教官役でジャン・レノを出しているにもかかわらず、たいした見せ場も無く終わったのは残念だったかな。
ジェームズ・フランコは、好青年ぶりを発揮して結構良くて、フランス女性との恋愛もべたべたせずに、さらっと流して描いているのが逆に好感が持てました。戦火を逃れた彼女とは結局再会出来ずに終わるのも、大甘な展開にならずに余韻が残って良かったと思います。
しかし、反戦のメッセージというのはあまり伝わってこなくて、空中戦が眼目の映画でしたね。
映画『フライボーイズ』公式サイト
(「フライ・ボーイズ」2007年12月 名古屋 109シネマにて鑑賞)