評価 ★★★★★
写真でお見合いして、お互いに好印象を持ったら交際期間もないままに結婚に至ってしまうこの時代・・・、男性が戦争でいなくなってしまったせいだけど、女性にとっては本当に勇気のいる決断だったろうなと思います。
それもイタリアからはるばるオーストラリアまで、写真だけしか知らない男性のもとに嫁ぐなんて、今まで住み慣れた環境から激変してしまうわけだし、男性もどんな人が分からない、、女性にとってはものすごい怖いことです。。
花嫁になるロゼッタがオーストラリアに嫁ぐまでに、見知らぬ花婿相手との結婚に至るまでのエピソードを妄想して、勝手にストーリーをつくって、「恋のダイアリー」をつくってしまうのがちょっと悲しくもあり、同じ女性として共感できる部分でもありました。
そうでもしないと、恋愛もしていない男性のもとに嫁ぐ自分の気持ちに収まりがつかないんだろうなぁと・・・。。
結果的にはロゼッタは好きな人と結ばれることができたので良かった。周りの人たちも本当に自分に合ったパートナーを見つけることができたので、ハッピーエンドのラストで安心して楽しめました。
最初から最後までこの映画はほのぼのとした感じで、ユーモアもありロマンティックで、こういうティストの作品は私は好きです。
ロゼッタ演じるアメリア・ワーナーは女性から見てもとても魅力的で、憧れてしまう美しい女性でした。
評価 ★★★★☆
オーストラリアのイタリア移民という珍しい設定の映画でした。
女性も男性もやっぱり見た目に引かれますからね。それでもみんな納まるべきところに納まって、予定調和ですが楽しく見れました。
ラストは無理にハッピーエンドにせずに、船で恋人と出会うシーンで終わらせた方が良かったのではと私的には思いました。その方が、主人公の彼女の空想の物語か、いや現実か、というトータルリコール的?な余韻を残して良かったかなと。
ところで、イタリア映画へのオマージュシーンと見られる箇所は次の通りです。
カフェにエスプレッソマシーンが到着した時に神父が祝福を行うところは、「ニューシネマパラダイス」で新しい映写機がやってきて神父が祝福するシーンとそっくり。神父の聖水が脇の男の目に入っちゃうところまで同じです。
自転車を手で押して歩くところは、「イル・ポスティーノ」。
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