よむよむ

読んだ本を記録しています。ときおり映画もみます。

「まいにちが嵐のような、でも、どうにかなる日々。」

2025-03-13 | ほん
きなこ。

心疾患のある末娘を中心に、
三人の子どもたちとの日常生活をつづるエッセイ。
noteで見かけて読み始めた。独特な言い回しが好き。

2年くらい前に読みたくて購入したのに、
なかなか読み進められず。
子どもの入院手術を乗り切ったところで、
もう一度トライして読み切った。

辛い、暗い、書き方はしていないのだけど、
うんうんとうなずきつつ、
目が潤んでいく部分が多くて、
電車内で読んではいけなかった。。

体調がよめず、なかなか人と約束できないとか、
感染症対策で人込みをさけると、
ほとんどどこにも出かけていなかったり。
やっぱりそうなるよなあとあらためて思った。


きなこさんへ

最近のnoteはあまり読めていないのですが。
少し前の小学校入学の準備や、入学当初の付き添い、
あたりだけでもうどれだけ過酷な生活なのか。
お疲れ様です!としか言いようもありません。

うちの子も、産まれたときからいろいろあって、
『生まれた時から何度も身体にメスを入れてきた、ファイター』です。
酸素ボンベやら、経管栄養やら使っていたこともあるので、
通りすがりの方に「かわいそう」って言われた経験もあります。

本人は頑張って生きてるんだから、何もかわいそうじゃない!
とはとっさに言葉にならず、
何年も経った今でも悔しかった気持ちは忘れられません。
ほんと「かわいそう」じゃなくて、「恰好いい」なのに!

近所の道端や、頻繁に通い過ぎて常連と化した基幹病院などで、
「がんばってね」や「がんばってるね」もたまに言われますが、
暖かい目で見守ってくださる方がいるのは、ありがたいことだと思っています。

多分声をかけてくださる方々と同じような気持ちで、
末っ子ちゃんときなこさんを応援しています。
コメント

「『何回説明しても伝わらない』はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策」

2025-02-20 | ほん
今井むつみ。

読みやすくて、面白い認知科学の話。
伝えたいことが伝わらない裏には、
何通りもの理由があった。

覚え違い、前提の知識の違い、記憶容量の問題、
どれもこれも例を見るとうなずくばかりだった。

人間の記憶容量は1GB程度。
ちょっとしたことで書き換わる。

うちの子にはまだ難しい
「他人の視点」が分かるのがだいたい4歳。
年少さんレベルまで、あとちょっとなのかな。
コメント

「超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由」

2025-02-01 | ほん
Testosterone、久保孝史。

知っていることも多かったけど、
筋トレ少しづつでも続けたほうがいいのはよく分かった。

知らなかったこと。
「筋トレは柔軟性を向上させ、ケガを予防する」
ストレッチがケガ予防になると思っていたけど、
あまり効果がないらしい。

当たり前のように言われていたことが、
のちのち間違いだったと分かることって結構あるんだなぁ。
コメント

「国道沿いでだいじょうぶ100回」

2025-01-23 | ほん
岸田奈美。

このお方、大量発生する謎のトラブルを
エッセイに書いて暮らしているひとではあるのだけど。

なぜにふるさと納税で生モノ、
よりによって日持ちしない桃を頼んでしまうのか。
もうその時点で突っ込みたい。

教習所の話は笑った。
よりによって本免許試験の当日、
脱走した馬のせいでコース変更とか、
どんな確率で起きることなの。

もうちょっと落ち着いて対処できれば回避できたのでは?
ということも多そうに見えるけど。
まあなんだかんだ乗り切っていくから大丈夫ってことかな。
コメント

「あるがままに自閉症です ~東田直樹の見つめる世界~」

2024-12-30 | ほん
東田直樹。

自閉症で会話のできない高校生が、
ブログの中で書いたものに加筆、修正した文章。

最近の本と勘違いしていたけど、
以前読んだものと大差ない時期のものだったのに気付いて納得。

・話したいのに話せない
・制御不能な身体
あたりの話はやっぱり不思議だった。

「本を読む楽しさは、人それぞれ」
「本も友達の一人だと、僕は感じています。」
同じことを感じている人と仲良くなりたい。
コメント